8時半、起床。
一階の雨戸を開けるとナツが挨拶に来る。エサと水を出してやる。お腹が減っているときとそれほどでもないときがあるが、減っていないときは、見向きもしないが、今日は一応口をつけておこうと。
しかし、全部食べきることはせず、食後の水を飲む。
そして去っていく。
トースト、豚汁、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。豚汁は一晩ガス台の上の鍋の中に置かれていたものだが、もう少し季節がすすむと、冷蔵庫に入れておかないとならなくなる。
私が食事している2階のリビングのベランダにハルが出ている。
ハルは風が嫌いで、風の強い日はベランダに出ないのだが、今日くらいの風は許容範囲のようである。私が食事を終え、「ハル!」と呼ぶと室内に戻ってくる(サッシを閉める)。
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3限は院生の研究指導。今日は助手のOさんの報告。
彼女から差し入れ。「駄菓子ですが・・・」と。ソース味のおせんべいだ。1960年代に小学生だった子どもたちにとってソース(ウィースターソース)はオールマイティの調味料(というよりも食品)だったという話をする。それはカレーにも、玉子焼きにも、目玉焼きにも、焼きそばにも、各種フライにも、何に度もかけて食べた(例外は刺身くらいだった)。ソースせんべいはその一環として存在していた。
うん、ソース味だ。ただ、駄菓子にしては上品な味わいである。私のイメージするソースせいべいは薄い円型のサクサクしたせんべい(何か名前があったはずだが思い出せない)に屋台のおじさんが刷毛でソースを塗って渡されるものである。「たっぷり塗ったるよ」「わーい」というやりとりとともに。
研究指導を終えてから、おにぎり(2個)とミニカップの味噌ラーメンの昼食。
ミニカップ麺にはさまざまなものがあり、いろいろ試してみたい。
おにぎりを食べているときはお茶を飲み、おにぎりを食べ終わってからカップ麺を食べるのがよいようである(おにぎりを食べながらではご飯と麺がバッティングするように感じる)。
5限は演習「現代人と社交」。
今日15名の自己紹介を終えて、これで全員(40名)の自己紹介が終わった。学生たちの自己紹介のスタイルには2つのパターンがある。1つはカタログ型。「サークルは・・・」「アルバイトは・・・」「好きな音楽は・・・」「住んでいるのは・・・」とトランプのカードをテーブルに並べる様に自分に関する情報を提示する。これが現代の若者の自己紹介の主流だ。もう1つは、ストーリー型。これまでの人生をたどりながら、「そしていま私はここにいます」さらに「将来は・・・をめざしています」と時系列的に語るやり方である。私の大学生時代にはこういうやり方が主流だった。それがいつのころからか絶滅危惧種になったのである。時間的展望の中で自己を語ることを若者はなぜしなくなったのか。それがしにく時代なのか、それが恥ずかし行為なのか、自己についての語り方は時代やパーソナリティーを反映する。
夕食はポトフ。
「寒の戻り」というよりも「春の戻り」というべきだろう。雨の降る涼しい夜には暖かいポトフ。
松本のギャラリーカフェ「ガルガ」から5月の展示会のお知らせの葉書が届いた。「may may展」。「東信濃で作陶している松本冬美さん、角りわ子さん、戸津圭一郎さんの3人による展示会です。普段使いの器から花器や陶板、オブジェやアクセサリーまで様々な作品が並びます。どうぞ、お楽しみに!」とのこと。5月3日(木)~5月28日(月)。私が松本に行くのは27日、28日であるから、これはと思う作品はもう売約済になっていることだろう。でも、ちょっと覗いてみますね。
知り合いの刺繍作家のヤンヤンさんの展示会が4月28日(土)から京王線芦花公園駅の近くの「Galleria Tokino-Shizuku」で開かれる。5月12日までだが、できれば初日か二日目に行きたいが、行けるかしら。
2時半、就寝。