フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月9日(水) 晴れ

2019-01-10 23:51:57 | Weblog

8時半、起床。

パン(レーズンパンとホカッチャ)、サラダ、紅茶の朝食。

9時半に家を出て、大学へ。

10時40分から学位委員会。今日は件数が少なく、1時間足らずで終了。でも、次回(2月14日)は年度内最後だから駆け込み申請が毎年多いようで、いつもより1時間10分も早い9時30分開始の設定になっている。

今日の昼食は卒業生で職員のユミさん(論系ゼミ1期生)と約束している。彼女が12時に予約をとっておいてくれたフランス料理の「モンテ」という店は私は知らなかった。へぇ、こんな場所(西早稲田のバス亭近く)にこんな店があったとは。ユミさんは同僚の方と何度か来たことがあるそうだ。

前回が年末ランチだったから、3週間ぶりですね。間違いなく彼女は卒業生の中で一番たくさん会っている(でも、昼休みなので時間は1時間足らずですが)。

 ランチは前菜+主菜+パンという構成で、前菜も主菜も数種類の中から選ぶことができる。

前菜はサーモンと玉ねぎのキッシュをチョイス。温かい!野菜も元気がある。 

主菜は骨付き若鶏のポワレ香草バターソースをチョイス。皮がパリッとして美味しい。 

コーヒーはオプションで(時間は足りなそうなのでデザートは断念)。

マダムに「お店はいつからやっておられるのですか?」と聞いたら「5年前からです」とのこと。すっかり人気店として定着しているようである。(後からネットで調べたら、マスターは神楽坂の人気店「ブラッスリー・グー」のシェフだった方らしい)。「初めて来ましたが、とても美味しいです」と言うと「ありがとうございます」とニッコリされた。日曜日が定休で夜は21時ラストオーダーなので、仕事終わりに研究室に来てくれた卒業生を連れて来るのにちょうどいい。早稲田の「五郎八」や神楽坂の「スキッパ」が閉店してしまって、卒業生を連れて行く店が減って困っていたところなのだ。これで、「すぎうら」(和食)、「モンテ」(洋食)、「北京」(中華)と一応和洋中がそろったことになる。そしてカフェは「カフェゴト―」と「トンボロ」の2軒があれば十分だ。

ユミさんの今年の運気は最高であることは前から聞いていたが、今日、彼女は「自分を変えたいんです」と宣言した。自分にはかくかくしかじかのネガティブなところがあるので、これを変えたいと。私からすると、それはネガティブというのとはちょっと違うように思えたが、本人がそのことを気にしていることはわかっていた。しかし、性格を変えるというのはかなり難しいことで、体重を5キロ落とすというのとはわけがちがう。それでもやってみる価値はあるが、個人的には私はユミさんにあまり変わってほしくはない、と正直に言った。体重が増えようが減ろうがユミさんはユミさんだが、性格が変わると、同じユミさんとはいえなくなるからだ。運気の話に関連させていえば、運気が最高ならばあえて何かを変える必要はないのではなかろうか。これまでのようにやっていってもいいのではないだろうか。私の話を聞いて、彼女は「あっ、そうか。そうですよね」と言った。人の言葉に影響されやすいのはあいかわらずである(笑)。このテーマについては、もっと時間のあるときに話しましょう。

 店を出て、職場に戻る彼女と別れ、私は「よしかわ」でお八つにおはぎを買っていくことにした。

 研究室に戻ってさっそくお茶を煎れ、おはぎを食べる。

つぶあんときな粉。たいていこの2種を買ってくる。そしていつも思うのだが、(写真からは伝わりにくいかもしれないが)きな粉の量が半端ない。 

4時半から現代人間論系の教室会議。議題が少なかったこともあり、あれこれフリートークができて有意義な会議だった。

7時半、帰宅。

夕食はステーキ、ベーコンと玉ねぎのスープ、ご飯。

ステーキの付け合せは蓮根、パプリカ。エリンギ、クレソン。 

1時半、就寝。 


1月8日(火) 晴れ

2019-01-09 21:28:43 | Weblog

時半、起床。

パン、クリームシチュー、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

パンは昨日リーガロイヤルホテル内のショップで購入したものの1つで、クリーム入りのメロンパンである。クリームパンとメロンパンを掛け合わせたものだが、美味しいもの同士かけあわせても残念ながらもっと美味しくはならない。むしろ双方の美点を打ち消し合うこともある。それが今朝の食卓の教訓だ。クリームパンは中のクリームが甘いからパン自体は甘くなくていい。一方、メロンパンは表面が甘いから内部は甘くなくていい。しかるにクリーム入りメロンパンは表面も内部も甘い。逃げ場がない(カレーパンがセットであればいいかもしれない)。

今日、研究指導の予定にしていたOさんから体調不良のため来週に延期していただけますかというメールが届く。了解。どうぞお大事に。というわけで、今日は大学に行く用事がなくなった。

卒業生のメグミさんから年末にいただいた結婚式の案内状。出席の通知の葉書をまだ出していなかったので、近所のポストに投函する。さすがにもう「年賀状」の投函口はなくなって、平常運転に戻っている。

昼食は「天味」に食べに行く。馴染みの飲食店には1月中にひとわたり顔を出しておかなくてはならない。 

 上天丼を注文。妻と来るときは、夜が多いので、コースで注文するが、昼間に一人で来るときは天丼を注文することが多い。 

コースのときも〆に小天丼(かきあげ丼)は食べるが、まるごとしっかり天丼を食べたいときはやはりこれである。並の天丼と上天丼の違いはイカが穴子になるかどうかである。

店によっては天丼に専用の丼ダレではなく、天つゆをかけるところもあるが、それだと天ぷら定食の天ぷらが最初から丼ぶりにのって出てきたのと変わらない。やはり天丼には丼ダレである。ここの丼ダレは色が濃いめで、それをかけた天ぷらは黒っぽく見える(なお、ご飯は軽めでお願いした)。

昨日購入した東海林さだお『ひとりメシの極意』の東海林と太田和彦の対談の中で、「丼ぶりものの最高峰は天丼である」という話が出ていた。値段でいうとう鰻丼の方が上だが、近年、鰻は高くなりすぎて、庶民が「ちょっと奮発して」食べられるレベルを超えてしまった。カツ丼は王者という呼称の方がふさわしい。鰻丼もカツ丼は丼のどこを食べても均一的な味だが、天丼はいろいろなネタが入っていて楽しめるという点も最高峰と呼ぶにふさわしいと言っていた。なるほどね。ちなみに「天味」の上天丼は1300円、さらにかきあげを加えると1600円になる。

食後の珈琲は大井町の「pottery」に飲みに行く。 

店内はほぼ満席で、普段は座らないカウンター席に座ることになった。目の前のマダムと新年の挨拶をかわしながら、ブレンドコーヒーを注文。 マダムはゴルフが趣味で、新年も元旦から18ホールを回ったそうだ。お元気なことで何よりです。

私の隣の常連客と思しき男性は、今春から就職する大学生のようだったが、フォーマルスースはどの程度のものを買うべきかマダムに相談していた。マダム曰く、「フォーマルスーツはめったに着ないものだからそんなに高いものでなくていい。高いものを買って、太って着られなくなったらもったいない。それよりもふだん着るスーツにお金をかけた方がいい」というアドバイスをしていた。なるほどね、一理ある考え方である。でも、私の考えはちょっと違う。フォーマルスーツは吊るしではなく、少なくともイージーオーダーで作るべきである。たまにしか着ないとしても、その「たまに」は儀礼的なイベントである場合が多い。そういう場所に「こんな安物を着て出かけるのか」という負い目が生じるのはよろしくない。体型の変化についていえば、オーダーで作ったスーツが着られなくなるような体型にならないように努めればよいのである。いいスーツはそういう努力のモチベーションを高める働きをするだろう。

 「pottery」を出たのは3時を回っていた。すぐに家には戻らず、そのまま恵比寿の東京都写真美術館に行く。 

 久しぶりの恵比寿ガーデンプレイス。

 

 

 写真美術館に行く前に恵比寿タワービルに昇ってみる。エレベーターの38階のボタンを押す。39階でないのは、38階の方が窓が広いからである。

エレベーターを降りると、強い西日が差しこんでいた。

 

カメラで直視することのできない強い光である。 

 南西方向に広がった街並みがキラキラと光っている。

足元に目をやるとガトーショコラに大玉のチェリーを嵌め込んだようなビルが見える。 

遠くに目をやると、おそらく武蔵小杉あたりのビル群だろう、靄の中に浮かんでいる。 まるでこれから観に行こうとしているマイケル・ケンナの作品みたいである。

やがて日没の時刻が近づいてきた。あれほど強かった太陽の光もカメラで太陽の輪郭を認識できるほどに弱まってきた。

山の端に太陽が隠れはじめた。

1月8日の東京の日没である。これを俳句にすれば・・・

 松過ぎの東京の陽の落ちにけり たかじ

季語は「松過ぎ」。松の内の明けることをいう。

 

さて、美術館に行こう。 

「マイケル・ケンナ写真展 A 45 YEAR ODYSSEY 1973-2018」

彼の45年間の仕事の中から100点の作品を展示する回顧展である。

彼は私より1つ年上の1953年生まれ。彼が写真家としての仕事を始めた1973年は、私が早稲田大学第一文学部に入学した年である。

奥の小さな2つの部屋は写真撮影NGだが、大展示室の撮影はOK。

 

 

 

彼が目指したのは「余分なものを削ぎ落したミニマルな作品」である。

これはケンナの作品ではない。展示場の入口の外に置かれたイスとベンチを私が撮ったものである。ベンチ好きの友人の坂井素思先生(放送大)のためのサービスショットである。彼のベンチシリーズは→こちら

地下の展示場を出て、ショップのある2階へ。 

美術館を出る。

さきほど日没を観た同じ場所へ行く。 薄い月が浮かんでいる。 

さあ、家に帰ろう。  

恵比寿ガーデンプレイスと恵比寿駅は動く歩道でつながっている。9割くらいの人が 動く歩道を利用している。そのまた半分くらいの人は動く歩道の上でさらに歩いている。

動く歩道の中継(乗り継ぎ)地点にベンチが置かれている。 

でも、ここに誰かが座っているところ見たことがない。ベンチは前を行き過ぎる人たちを無言で見つめている。

7時、帰宅。

夕食は秋刀魚の開き、茄子とベーコンの煮びたし、サラダ、数の子たっぷりの松前漬、味噌汁、ご飯。 

野良猫のナツは家の中(とくに私の書斎)にいる時間が長くなった。ときどき思い出したように外に出ていく。もちろん一人では玄関のドアを開けることはできないから、「ミャー(出ますよ)」と言って、私を連れて階段を下りていく。 

トントントンとリズミカルに階段を下りていく。 

妻が講習会の生徒さんからいただいた正月限定パッケージ入りの鳩サブレ。私も先日鎌倉へ行ったお土産に購入しようと思ったが、長蛇の列で断念したものである。 

 やっぱり鎌倉のお土産ナンバーワンはこれである。美味しくて、二枚立て続けに食べた。

2時、就寝。


1月7日(月) 晴れ

2019-01-08 12:13:37 | Weblog

9時、起床。

午後に人間ドックを受診するので、朝食は抜く。

午前中に墓参りをすませようと11時に家を出る。近所の花屋で仏花を買っていく。今日から新年の営業を始めたそうで、店頭に仏花がまだ出ていなかった。その場で作ってもらったが、少々時間がかかる。

 電車に乗る前にお寺さんへの手土産の煎餅を買い、通勤定期を継続購入する。

昨日途切れた晴天だが、一日で復活した。鶯谷の駅を降りて、時計を見ると、11時50分。

 どうにか午前中にお寺に着けた(墓参りは午前中にするものといわれている)。 

 

 年末に来たときに供えた花がまだ元気だったので、捨てないで今日持ってきた花と一緒にしたら、ずいぶんと豪勢になった。お正月らしくていいかもしれない。

墓参りを済ませ、縁側で住職の奥様とおしゃべりをしていて、うっかり、出されたお茶を飲んでしまった。胃のバリウム検査の前に飲食はNGである。少量のお茶だけだし、検査までまだ2時間ほどあるから、大丈夫だとは思うが。迂闊であった。

 

早稲田へ向かう地下鉄の中で同僚のR先生と一緒になる。私とR先生はほぼ同年代で、同じ時期に戸山キャンパスで学生時代を送った。181教室という当時の一番大きな教室で宗教学の仁戸田六三郎先生の宗教学の講義(雑談のようなものだった)を聴いたが、先生はいつも赤い顔をされていたという話や、バリケード封鎖で試験はいつもレポートに振り替えになったという話をした。いま思えば、われわれも一種の「ゆとり」世代だったのかもしれない。

早稲田に着いて、穴八幡神社に出向く。古い一陽来復のお守りを納めるためである。一日にお寺と神社を回るのはどうなのだろうかと思わないでもないが、たぶんその辺はゆるく考えていいのだろう。

穴八幡へのお参りもすませ、リーガロイヤルホテルの中にあるクリニックへ。毎年、年始にここで人間ドックを受診している。アンケート用紙にここで受診している理由を訪ねられたが、過去の受診のデータの蓄積があり、職場から近く、スタップの対応もよいことを挙げておいた。 

検査は2時間ほどかかった(お茶の件は問題なかった)。いつもは1時間半くらいで終わるところだが、医師の診察でたぶん私が最後だったこともあり、データを見ながらあれこれ説明を聞いたり、番外のおしゃべりをしていたためである。 

体重は前回より3キロ減り、腹囲も5センチ減った。これは努力の成果である。

視力は左右とも0.9で現状維持だが、聴力は少し落ちている。

血圧は良好だが(高い方が120台で、低い方が70台)、眼圧はやや高めである。

努力で改善・維持できることと、加齢に伴う抗えない機能低下がある。後者は受けいれていくしかない。

クリニックから渡された1500円の食事券は昼食には使わず、ホテル内にあるショップで朝食用のパンを購入した。いつも受診後の昼食は「早稲田軒」で食べることにしている。 

 3時半を過ぎており、私のほかに客はいなかった。

天津麺を注文。今日最初の食事である。 

 食後のお茶はカフェゴト―で。

客の映り込まないアングルで撮っているだけで、お客はそれなりに入っている。今日から授業も始まって学生の姿が目立つ。 

タルトタタンとレモンティーを注文。 

あれこれあるが、私はタルトタタンが一番好きだ。 

私がタルトタタンを食べていると、マスターがやってきて、「うちのタルトタタンが『an・an』で紹介されてるんですよと言った。 

あっ、ホントだ。

本年もよろしくお願いします。 

  教員ロビーに行って、休み中に届いた郵便物を受け取る。一昨年に行った京都の料理屋「あおい」から年賀状が届いていた。今度京都に行ったときには顔を出そう。 

研究室で雑用を片付ける。 

 帰りに「有隣堂」で本を購入。初買である。

瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』(文藝春秋)

 しばらく瀬尾まいこの小説を読んでいない。これは評判がよさそうなので久しぶりに読んでみよう。

布施克彦『65歳からでは遅すぎる!! 超長寿時代の人生設計』(海竜社)

 4月に65歳になる私には遅すぎるのだが、ポストモダンのライフスタイルは私の関心のあるテーマなので、参考文献として購入。第5章「海外の高齢者の居場所」の話が参考になった。

東海林さだお『ひとりメシの極意』(朝日新書)

 『週刊朝日』連載の「あれも食いたいこれも食いたい」の中から「ひとり」をテーマに選んだ48篇に太田和彦(ひとり居酒屋の達人)との対談を加えたもの。

東海林さだお『バナナの丸かじり』(朝日新聞出版) 

 おなじみ「丸かじりシリーズ」最新刊。

 夕食はクリームシチュー(&ライス)、サラダ。 

正月七日は人日(じんじつ)とも言う。古代中国では七日に人を占ったことからそう呼ばれているそうだ。

 人の世に人日という日のありぬ 粟津松彩子

門松を外す。

2時、就寝。


1月6日(日) 曇り

2019-01-07 09:41:35 | Weblog

10時、起床。

年末からすっと夜更かしの生活が続いて、少々寝不足気味だった。今日はそれを取り戻そうと(というわけでもないが)朝寝坊。

トースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

新年6日目にして快晴が途切れて、朝から曇り空。おまけに寒い。

久保田万太郎にこういう句がある。

 三日はや雲おほき日となりにけり

これを真似れば、

 ようやくに雲おほき日の六日かな たかじ

である。正月の浮かれ気分も落ち着いて、日常へと回帰する態勢にぼちぼち入ろうかと思う。 

昼食はドライカレー。

 夕方、今日から営業の「ノザワBAKE」に顔を出す。

今日はお菓子の種類が多いようである。 

 ご主人と新年の挨拶を交わす。

 キャロットケーキが売り切れなのは残念だが、ヴィクトリアスポンジケーキも好きなので、それを注文。 

前回食べたときよりもバターがクリーミーである。私はこちらの方が好みだ。ちょうど入ってきたテイクアウトの女性客が同じものを注文したので、「美味しいですよ」と言葉をかけると、こちらを振り向いて「ありがとうございます」とニッコリした。初対面だが、この店は(前の「phono kafe」のときから)私にとっての「サードプレイス」(インフォーマルな公共空間)なので、客同士の会話が自然に生まれる。

 夕食は冷蔵庫にあった年末のすき焼きの残りを使った卵とじ、

焼き鮭、サラダ、味噌汁、ご飯。 

食後に「ノザワBAKE」で買ってきたサンショ入りブラウニーとレモンのパウンドケーキを食べる。 

夜も更けた頃、書斎の窓の外で野良猫のナツが「入れて下さい」(敬語かどうかはわからないが)と言って鳴いている。はい、はい、いま開けますよ。

来年度の担当科目のシラバスの作成・入力作業を終える、

2時半、就寝。


1月5日(土) 晴れ

2019-01-06 16:52:19 | Weblog

8時半、起床。

サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

軽めなのはお昼までの間隔が短いため。

12時45分に蒲田駅で卒業生のアヤノさん(論系ゼミ6期生)と待ち合わせ、池上の「HITONAMI」へ行く。

元旦は家族と過ごし、二日は友人と過ごし、三日は親戚(妹夫婦)と過ごし、四日は一人で過ごし、そして五日は新年初めての卒業生とのカフェである。バラエティのある正月の日々だ。アヤノさんとは去年も新年最初の週末に会っている。そういうめぐりあわなのだろう。

最初の週末から営業している馴染みのカフェは少ないが、「HITONAMI」は寺町池上にあるので(初詣の客が見込める)今日からの営業である。混むことが予想されたので予約をしておいたが、案の定混んでいて、注文してから出てくるまで結構時間がかかり、軽い朝食だったのでお腹が減った。 ちなみに彼女は朝食を抜いてきたそうだ(朝寝坊→ブランチというのが休日の彼女の習慣である)。

 メインは鰤の味噌焼き。この店では魚料理をチョイスすることが多い。

惣菜は3種をチョイス。かぼちゃのコロッケ。 

巾着。具はいろいろ入っています(説明省略)。 

お豆と野菜。 

彼女はロールキャベツをメインにして、スペイン風オムレツと蒸し野菜の味噌ドレッシングの一汁三菜。 

「HITONAMI」は呑川にかかる堤方橋のそばにある。ここから本門寺は目と鼻の先だ。 

アニメ『君の名は』に出てくるような階段を上る。

 ♪前前前世から僕は・・・

 階段を上り切ると、本門寺の境内である。

 大堂にお参りをする。

大晦日から元日へかけてかなりの人出だったと思うが、今日は普段の週末よりもいくらか多いくらいの人出に戻っている。 

線香を購入して、香炉に立てる。

彼女は煙をもっぱらお顔と頭に浴びていましたね。 

本門寺公園を散歩する。 光がいいので、よいポートレイトが撮れそうだ。

「笑顔」系のポートレイト。 公園は丘の斜面にあるので、奥行きのある写真が撮れる。常緑樹が多く、日差しを浴びた葉っぱが輝いている。

「笑顔+動き」系 。 「笑顔」だけだとどれも似たような写真になってしまうが、「動き」でバリエーションを付ける。

これも「笑顔+動き」系だが、むしろ「アスリート」系というべきかもしれない。去年のお正月には切れのある「恋ダンス」を披露してくれたものである。 

 「笑わない」系のポートレイト。私は「笑わない」系のポートレイトが好きである。「はい、チーズ!」の呪縛から、一度、解放されようではありませんか。人間はいつも笑っているわけではない。というよりも、笑っているときの方が少ない。笑顔の写真というのは、日常の写真ではなく、記念写真なんですね。 

 この写真は望遠で撮っている。「撮られている感じがあまりしません」と彼女。それが望遠のよいところです。

セルフタイマーを使ったツーショット。三脚を持ち歩いているわけではないので、カメラを置く抵当な場所がないと撮れない。 

でも、カメラを置く適当な場所というのはけっこう探せばあるものである。これはかなり離れた場所にカメラを置いてズームで撮った。

 彼女がこの写真を見て、ディズニーランドにあるウォルト・デズニーとミッキーマウスの銅像みたいと言った。てっきり私がウォールト・デズニーかと思ったら・・・

後から彼女が送ってくれた写真を見たら、私がミッキーマウスの方だった。

 

公園を出る。 

和菓子と洋菓子、どちらがいいですかと尋ねたら、「コーヒーが飲みたいので、洋菓子で」と彼女は言った。

「薫風」へ行く。この店では食事をすることが多く、カフェとして利用することは少ないが、スイーツメニューは豊富である。しかし、今日は新年初日の営業ということで、ケーキはパウンドケーキのみだった。彼女はパウンドケーキとコーヒー。私はホットレモネード。 

海運の会社に勤めていて、東南アジア諸国とのコンテナの手配をしている彼女は、秋から春へかけてのシーズンが一番忙しいそうだ。残業が多く、帰宅して食事もそこそこに就寝する生活だそうである。仕事に集中しているときは食欲もあまりわかないのだそうだが、体によいとはとても思えない。でも、春からは営業に異動になりそうなので、生活パターンは必然的に変化する見込み。残業代は減るだろうが、その代わり、時間は増える。その時間をどう使うか、ですね。時間がないことを理由に手をのばさずにいたあれこれのことに手を出してみることです。好奇心は放し飼いが一番です。

この後、恵比寿で友人と会うという彼女とは、池上の駅で別れた。

5時、帰宅。

夕食は青椒肉絲、

サラダ、数の子たっぷりの松前漬、千枚漬、味噌汁、ごはん。

2時、就寝。