さて、新世代となったトクイチオートオリジナルのイオンブリッジ、これは単体のパーツである、と考えそうになりますが、そうではありません。単体で取り付けても意味がないからです。
各パーツの最適化を前提に、これを取り付けた場合に、一定の結果が得られる、と考えるとすっきりするか(あまりしない)。ようはトクイチオートでいうエコノマジックと呼ばれる一連の整備技術を一通りこなした個体にのみ与えられる総仕上げ、という位置づけでよろしいかと思われます。
で、それが装備されたボクスターに関しては、まずトルク!!
もうね、1800rpm位から別物。そのままシューンといって3000rpm超まで回りたがるのをおさえるのに必死、とそんなイメージでございます。
ビミョーなアクセル操作ですらこの始末ですから、路上の環境が許せば結果は凄い。速い、というよりもリニアという印象が強い。
現実のニッポンの路上では速さを味わう以前に、その速さをどうCtrlするか、というのが命題だと思うのですが、そのあたりが非常にラクになっているのが印象的。加速よりも速度のキープや若干の減速などというシーンで非常にラク。したがって疲れない。
どうです。ボクスターの2.7それもTIP-Sでこの始末ですよ。まさにお宝。ここまで私、本当はMTがよかったか、とかツインクラッチ装備の後期型が、とか内心落ち着かない気分だったのですが、オーナーとして、そんなのクルマに対して失礼。こうなりますと、なんか来るところまで来ちゃった感じで、いよいよ仕上がった実感が強いです。。
リニアリティがここまで高められていれば、なにに乗ってもほぼ一緒、とそんな世界を垣間見せてくださるのがこのイオンブリッジなのかも!