嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

987ボクスタードライビングマニュアル 使った包丁は研いでおく!-2

2014-06-02 19:45:43 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル
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さて、新世代となったトクイチオートオリジナルのイオンブリッジ、これは単体のパーツである、と考えそうになりますが、そうではありません。単体で取り付けても意味がないからです。

各パーツの最適化を前提に、これを取り付けた場合に、一定の結果が得られる、と考えるとすっきりするか(あまりしない)。ようはトクイチオートでいうエコノマジックと呼ばれる一連の整備技術を一通りこなした個体にのみ与えられる総仕上げ、という位置づけでよろしいかと思われます。

で、それが装備されたボクスターに関しては、まずトルク!!

もうね、1800rpm位から別物。そのままシューンといって3000rpm超まで回りたがるのをおさえるのに必死、とそんなイメージでございます。
ビミョーなアクセル操作ですらこの始末ですから、路上の環境が許せば結果は凄い。速い、というよりもリニアという印象が強い。

現実のニッポンの路上では速さを味わう以前に、その速さをどうCtrlするか、というのが命題だと思うのですが、そのあたりが非常にラクになっているのが印象的。加速よりも速度のキープや若干の減速などというシーンで非常にラク。したがって疲れない。

どうです。ボクスターの2.7それもTIP-Sでこの始末ですよ。まさにお宝。ここまで私、本当はMTがよかったか、とかツインクラッチ装備の後期型が、とか内心落ち着かない気分だったのですが、オーナーとして、そんなのクルマに対して失礼。こうなりますと、なんか来るところまで来ちゃった感じで、いよいよ仕上がった実感が強いです。。

リニアリティがここまで高められていれば、なにに乗ってもほぼ一緒、とそんな世界を垣間見せてくださるのがこのイオンブリッジなのかも!



987ボクスタードライビングマニュアル 使った包丁は研いでおく!

2014-06-02 18:35:12 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル
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ガーン!6月に入ったかと思ったら、いきなり30度越えが連続。南方由来の湿気をまとった、不快指数満点の空気に支配されて、この先3ヶ月が思いやられる、というものです。

さて、そうなる直前の先週末、ボクスターを「研ぎに」、岐阜県各務ケ原市のトクイチオートへと行って参りました。
お参りともいいます(爆)。

クルマを下回りから観察するのは、オーナーにとっては実に貴重な体験。スポーツカーの下回り、とくにポルシェのそれを眺めるだなんて、オーナーとしては喜び以外の何者でもない。
なんといっても、軽金属を多用した足回りをナデナデするのが悦楽のひととき(ばか)。
クルマが新しい場合には、ラバーパーツもナデナデして差し上げ、弾力を確かめながら、いましばらくお願いいたします(ぺこり)、といって呪文をかけながら4輪を見て回るのはある意味礼儀ともいえます。

これが5万キロ超だ、などというクルマではラバーパーツなんて、コワくて触れませんし、エンジンからオイルのにじみが、だなんてえのははっきりいってなかったことにしたい、てなもんですはい(爆)。

さいわい、なにも見つからず、オイル交換のつもりだったのですが、距離的なインターバルに届かないこともあって、補充のみ。

と、ここでメカニックのK子さんが、あちらでお茶でも、とおっしゃるではありませんか(驚愕)!

キタキタ!!これだよ、というわけで、ここは素直に引き下がり、社外秘中の社外秘とされるイオンブリッジの新世代バージョンの施行をお任せいたしました。

結果、ものすごい。可動パーツがすべて軽い(きつぱり)。ということはサスペンションはもちろん、ブレーキ、タイア、その他すべてが異様なまでのストレスレスな空気に支配されてしまい、まったく別のクルマのようだ!

ううむ、どうなってんだ?というわけで、包丁は使ったら研ぎましょう、と。そんなお話でございました。