嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽2014 いきなりクライマックス? John Lobb Deauville #7000 Midnight Suede

2014-11-17 16:13:06 | 履き道楽

みなさま、お待たせいたしますた(べつに待ってないから)!いよいよ2箱目(爆)。なんとまあ、ふたつ目もブーツなのですた。それもあのアコガレのdeauvilleさまでございますよっ(血圧が上がる)!

発表のニュースを読んだ瞬間に全身にデンキが走り(本当かよ)、苦節5年(だったかな)。欲しい欲しいと思い続けてはおりましたが、現実には実物を見ることすらまず叶わないほどの超レアモデルがこの一足なのです。つまり現物を見ずに買っている(いいのかよ)。

 

あろうことか、この冬には、このモデルに酷似しているとされる、ブラックのLudlowにも手を出しては、予習も怠りなく(爆)。

ごジマンのサイドバックルの使い勝手や新世代ブーツの造形、さらにどちらかといえば特殊なあつかいの細身のDワイズの履き心地などなどを、大枚叩いて味わったのちに、見事にオークションで売り抜けたのが、昨日のことのように思い出されます(ばかと呼んでください)。

サイドバックルといえば、今回のこれにはエルメスのデザイナーさんの手になるという、あのJOHN LOBB2010に使用されたバックルと同一デザインの物が使われていて、2010との2足もちは、実に履き道楽の頂点といって良いのでわないでしょうか(あほの頂点ともいいます)!

バイヤーさんにバイリクエストで満を持して注文ののち、手元にやってくるまでに実に10ヶ月を要しましたが、いやあ待った甲斐があったというものでございます。

では、その仕上がりをご覧いただきましょう~(ここ加藤みどりの声で~ビフォーアフターのアフターのほうのBGMここから)

 

色は、現状ではブラックに見えておりますが、実はmidnightと呼ばれる、沈んだ濃紺。毛足の長いスエードが乗せられているのは、いまをときめくスマートな#7000ラスト(木型)でございます。

さらにワイズはお約束のD。

同じ便で届いたjodhpurも同じDで仕立てましたが、スエードでできているこちらの方が、はき心地の点ではるかに優しく、しなやかで、Dワイズのキモチよさと格好良さが思う存分味わえます。履いたその日から、馴染んでしまっているかのような、驚くべき心地よさでございます、アウ~ン(爆)!

さらにソールをオクトーバーソールと呼ばれる、ゴム底に指定してあるために、風雪に強いのも特徴。

雨に濡らすことで、おそらく色落ちが進み、非常に良い感じになるのが期待できますなあ~(涙目)。

ううむ、よきかな。すでにお散歩に出動させておりますが、このあたりの散歩では誰ともすれ違わないんだよなあ、見て欲しいのに~(爆)。


県境のトーゲでGT-Rにいぢめられそうになる(爆)

2014-11-17 13:55:52 | INITIAL P 五十路のドラテク道(

日曜日の午後、午前中までのゲキムを終えて、マターリと過ごしていたのですが、せっかくの週末にこのまま夕暮れってんぢゃもったいない、とハタと思い立ちまして、またしても県境を越えて、いつものルートをボクスターに乗って100kmほど楽しんで参りますた。戻りには大抵、アウトバーンに乗り入れるのですが、今日は久々に県境にまたがるトーゲのバイパスルートを取ります。

3速で旋回する中速コーナーがおよそ50。ただし海抜200m前後からイッキに1000m超まで駆け上がる、それなりの高低差があって、結構スリリングなうえに路面が荒れている関係で、踏むのにはナカナカ勇気のいるワインディングでございます。

旧道の方はさらに険しく、3と2で曲がる複合コーナーが180、数えようによっては200を超える難所ですが、ボクスターで乗り入れる、となった場合にはやはり3と4で思い切り踏める(ブレーキの方ですよ~)バイパスの方が楽しい。午後の5時前でしたから、そろそろライトを点灯するかという時間で、交通量は登り側はまったくまばら。下りは首都圏へと向かう車が列をなして、イライラしておられます。

九十九折れの区間ではほぼ全てに登坂車線がついている関係で、ラインもかなり自由。が、そこに至るまでの3kmほどの間は一列になって、今日のメンツ(爆)が確認できる仕組みになっております(ここ肝心)。Kやミニバンにまみれている中に、ペタペタの車高のシビックやらインテグラさまなどがおられるのですが、こんなのはまあ論外。

この区間では火山灰土の上に舗装が敷かれている関係で、路肩が弱く、コーナーのアウト側の路面が非常に悪いのです。足回りをいじくり倒した結果、足が動かなくなっているクルマは、1mがところは簡単に飛ばされてシマウマ。まあコーナ3つ目あたりで戦意喪失、となるのがフツー。

手強そうなのは、まあいないな、とタカをくくっていたのですが、ふと見れば、列の後ろの方にひとつ前のR34が追いついてきています。いかにも走りそうな爆音シルビアもその後ろにくっついてきているけど、まあこれもねえ~。というわけで、なかなか賑やかですぜ(爆)。さすが週末。こんなメンツはハナからやり過ごしておかないといぢめられるぞ~、と覚悟していたのですが、気温10度近辺の冷気のもと、フルオープンのなか、対戦相手を冷静に分析してみますと、なに強化ブレーキと、持て余さないパワー、さらに動くサスペンションをもっているうちの僕ちゃんだって、そんなには遜色ないはず。

まあね、ひと世代前とはいえ、オニのように速いはずのGT−Rに置いて行かれるのは致し方ないとしても、シルビアに負ける、ってのは考えにくいっしょ、というわけでイザ~(一生やってろ)。

となったのですが、みなさまそれなりのペースながら、追いすがってはきません。

なんだよ、つまらない、と思い、少し待ってやるかな~(爆)とも思ったのですが、カマされるのがオチというものですから、先行逃げ切りを図りましたっ!

案の定、GT−Rが追いついてきましたので、すかさず私も外側の走行車線にどくのですが、先行させた、と見せておいてそのまま加速を続けます(爆)。旋回中はほぼ互角。そのあとの直線の立ち上がりでわずかに置いて行かれるだけで、ブレーキング開始。となってしまいます。Rにもよるんだけど、こりゃいける。

進入と旋回はむしろミッドシップのこちらがいい感じなほかに、どうやら旋回中の安定感が違う模様。直線で置いて行かれるがコーナでは挽回できる(気がするだけです)。

2速に入れたいのを我慢して3速のアクセルコントロールでやっつける高低差のある中速ヘアピンが中盤には連続するのですが、勝負はそこだ(ここ高橋涼介の声)。頃合いを見計らったブレーキングがあれば3のままギリギリ進入できるか、というあたりが勝負。

アウトからの進入は、路面が荒れている関係でヒジョーにコワイのですが、なにうちのボクスターではタイアひとつ鳴きやしません。ですから3のまま進入できる。それに、普段からこのトーゲではアウト側のみ走って、スピードを落とさない練習を怠ってはおりませんて。GTーRのことはなるべく見ないようにして、コーナーの出口をめがけてアクセルを開けてゆくと、なんと並んでしまうではありませんかっ!

ここで遠慮する私ではありません。ガードレールから遠い=イン側に寄りたいのをこらえて、ビミョーなブレーキングののち3のまま、思い切りロールを伴いつつもガマンして旋回。アウト側からきっちり前に出たらもうこっちのものだ~っ!

あとはもう遮二無二でございますよ。フェロードのパッドがもたらす、恐ろしい程の制動力に助けられながら、それでも後輪荷重が抜けないように、というのを意識しつつ制動。さらに中回転からのトルクを意識した、U教授譲りのドライビングを行います。

付かず離れずしていたお相手は次のコーナーではインからいこうとするのですが、そうは問屋が卸しませんて(爆)。パワーとトルクを持て余す、あちらはアクセルコントロールが非常に難しいはずなうえに、インでは踏めないのがありあり。かといって路面が荒れ放題のアウト側ではさらにペダルコントロールの難易度が高いはず。だいいちコワイ(爆)。

いっぽうボクスターでは、適度に足りない気味のトルクとパワーなので、アクセルを開ける方向で調整ができるので、はるかにラクです。

また、34Rでは当然MTでしょうが、こちらはTIP。スイッチひとつでアップもダウンも自由自在ときている。一昔前のトルコンとはわけが違うダイレクトシフトでもって、アクセルコントロールが効きますから、これも有利です。今日の旋回では3と4の超高速バトルでしたが、それでもフツーの人ならTIPが断然有利なはずです。

まあね~、こうやって前に出たからってなんにも意味はないんですけど、トーゲの楽しみはこういうひっくーい次元のものです(自虐ネタご容赦)。

頂上に近づくに従って、Rはどんどんきつくなるのがこのルートの特徴。後半ではさらに高低差もついてきて実際以上にコーナーのRをきつく感じる仕組みとなっています。中盤で前に出たらもうこっちのものですからして、あとはスムーズに転がすように心がけます。

するとどうでしょう(ビフォーアフターのアフターの方のBGMここから)。

あれほどしつこくつきまとっていたGTRが離れてゆくではありませんか。ここにも匠からの贈り物がぁ~(爆)。

ううむ、僕ちゃん、よくやった。県外ナンバーのGTRには花をもたせてやりたかったけど、まあしゃーない。スポーツカーが乗用車に負けるわけにはいきませんからね(一生やってろ)。

その昔、964ポルシェでここを登っている最中に、ランエボの2だか3だかにカマされたことがありますが、なんというか911には常に付きまとうコワさがボクスターには一切ないんですよね。道を選ばない安定感は超一流。本当にすごいクルマに仕上がっていると思います。

 

 

 

 


寒さ本番!いよいよ最終兵器投入かっ

2014-11-17 09:16:46 | コスメ・ファッション

今朝の長野は冷えました。佐久でマイナス2度。つい昨日の野辺山がマイナス7度だった、といいますからまだまだ序の口、とはいえこのレベルでは最終兵器、つまりもっとも防寒性能の高い衣類を引っ張り出して着ていないと、一発で風邪をひく羽目になります。

というわけで、秋口からお世話になりっぱなしだった一連のBarbour x TOKITOの活躍はここまで。さすがにどう頑張ってもBarbour レベルで対応できるのは、気温プラスの範囲まででございます。つまり秋物のカテゴリー。

 

そこで、今年のトップガン認定はこれ!くくく~、9月の上旬にオークションで落札しておいたTOKITO360というブランドのオイルドコットン製ジャケットでございます。

まだまだ暑さの残る、9月の上旬だったこともあって、全くの新品未使用の一着が1万円を切るお値段で放置プレーでしたので、思わず手を出してしまったというわけです。私も好きですね~(今更)。

 

ま~たオイルドコットンかよ、と思われた方、そうなのです。実は長野県中部での降雪、となった場合にはバレンタイン豪雪の時のような紙雪となる場合が多く、重く湿った雪となる場合が多いのです。ダウンで出撃してしまうと、30分後には濡れ鼠となって、高価なダウン全損。散々な目に遭う。

そんなケースで最強なのは、オイルドコットンの表皮にしっかりした裏地をかませた一着なのです。

雪かきなどでは、それこそ体温は上がってくるので、ゴアテックスのような通気と保温の相反する条件に強いハイテク素材が好適なのですが、良さげなのは10まんえんを軽く上回るプライスタッグ!

そんな観点からオークション巡りを繰り返すうちに、巡り合ったのがこのTOKITO360の一着でございました。

 

裏地にハイテクファブリックAGGREVEを使用。アグレブのコーティング被膜をもったポリエステル素材ですが、こいつは、衣服内のムレを外に通過させ、 雨や水滴をはじいて通さないという快適な機能を発揮するそうです。

TOKITOさんのデザインアイコンといってよいくらい定例化した感のある、背面に付けられたポケットには樹脂で覆われる止水ジッパーがつかわれていたり、袖口にはスノーガード、さらに夜間に気がついたのですが、ジッパーに着くストラップには反射材が忍ばせてあったり、とBarbour x TOKITOよりも一枚以上、上手のハイテク

+機能性が満載です。

一見非常にクラシカルな面持ちなのですが、それとは裏腹な最先端の機能をもたせてあるあたりが、TOKITOの面目躍如というところでしょうか。

また、こんなの当然なのですが、いちいちBarbour x TOKITOに落とし込まれていたディテールが、再現されていてしかもはるかにモダンな印象を持っているあたりがファンにはたまらない、というわけでんがな。

一見ブラックに見える、ダークオリーブの色合いも渋ければ、全体にスリムに絞ったシェイプもカッコ良い。おまけに新品なので、オイルも効きまくりでタマランチ会長なのですが、個人的にはアクセントのようなものが欲しいかも、と考え始めたらもういけない(爆)。

衿周りには、実はフードが内蔵されていて、さらにソリッドアルミの金具を使ってあったりして凝りまくりなのですが、ここへ細工を施して、Barbour 調を狙ってみようかな、と仕立て屋さんに相談してみました。詳細次号。