画像は、きんじょから浅間連山を望む、の図。梅雨の晴れ間、というわけですが、日によって空気の入り方が違うらしく、からりと乾いている日もあれば、南方由来の湿気まじりの日もあって、着る服に困る毎日でございます。同じ25度でも、前者ですと長袖。後者の場合には半袖というね。
植木屋のお手入れも無事に終了。一連の電気工事も済んで、あとは支払いを待つのみ(ガクブル)。
お客様も夏休み目前ということもあり、通常モードのお仕事の方々が中心ですから、宿の空気は落ち着いたものです。
そんななか、B子さんで買い出しに行きがてら、遠回りをしてすす払いを行っておくのも忘れてはなりません(そっちかい)。
VW謹製のDSG(Direct Shift Gearbox)の制御は非常に細かく、初期のこれを知っている私としましては、感慨深い仕上がりです。
トクイチオートでは、新車整備時にこの制御も調整しておられるようですが、おそらくそれの効果なのでしょう、距離もうすぐ20000kmに届こうか、という段階になっても、なんの不具合も起きてはおりません。
ちなみに、Dレンジ以外はたまにSレンジにお世話になるくらい。レスポンスの良さを誇るMTモードにお世話になったことはほぼございません。
冷静に観察していますと、じつはSレンジもいらないくらいで、Rの大きなコーナーですとDのまま、5速で飛び込んで、3で脱出。場合によっては2に落ちてキョーレツな加速に備える。などというパターンが通常業務(爆)。
ドライバーが勝手に熱くなってマニュアルシフトなどしてみても、じつは燃料のムダでしかない。それだけDレンジの制御が完璧だ、ということです。まったくよくぞここまで、という次元なわけです、はい。
むしろ、アクセルとブレーキングで乗り手の意図をクルマに伝える、くらいのレベルでないとキレイに転がせないかもね、と感じる昨今。
画像のようなルートばかりを走るのがクルマにとっては理想なのでしょうけれど、普段低速オンリーのB子さんには非常にレアな出来事。こんなときにはチャンスとばかり、思い切りアクセルを開けてアタリをつけておきます。ほとんど毎日、低速でのビミョーな領域のドライバビリティばかりを味わっているのですが、高速もまたよし。80kmhくらいから乗り心地が激変して、安定感が増すのがカイカンでございます。
1.2リットルの、それもターボ、さらに軽くはない車重。などというスペックだけで捉えますと、さぞかしつまらないクルマだろうな、と連想されるでしょうが、どっこい、VWも並ではありません。
味わいのあるエンジンだ、などとは間違っても言えませんが、60kmhと100kmhまでの加速を意図して、そこへ到達するまでの時間は一瞬、スポーティな印象すらあるのでたまげます。
あと、この個体ではイオンブリッジ装着の関係で、車両全体が非常に軽く感じられてしまい、とにかくグイグイ前に進もうとする印象が強い。そこへきっちり調教されているDSGの気持ち良いシフトが付いてくるわけですから、かなりサワヤカな印象です。オーナーに似てきたか(うそ)。
このモデルでは、じつはドライビングポジションが非常に大切で、ステアリングとシートの位置決めを慎重におこなって、ボンネットを視野に置ける位置にポジションをとりますと、クルマとの一体感を強く感じられる造りなのに気がつきます。
ステアリングからダッシュボードとフロントウインドウまでの距離と、立ち気味のAピラーとサイドウインドウの角度あたりから構成されるスペースが独特で、なんか元祖ビートルっぽい。
考えてみれば、ポルシェ356ひいては911にも受け継がれたユーティリティなわけで、マニヤな私にもどうりで居心地が良いわけです。このあたりはゴルフに対して特に味付けが違う部分だと感じます。
パッケージ完全無視の先代(New Beetle)はともかく、初代ビートルには強くあった雰囲気なので、まあ、たまたまかもしれませんが、初代へのオマージュを感じるひと時。サイドミラーに映り込むリアフェンダーの眺めはまんま初代のそれですぜ。
というわけで、
夕食の仕入れだというのに、50km近くも流してしまった、私(爆)。なに、たまにはいいよね~!