さて、U教授の治療をうけに、山を越えてひさびさにI君がやってこられたので、懇願してゴルフ7の1.2リットルの試乗もさせていただきました。
こちらはほぼ貸し切りだったR299~相木村方面へと抜ける「新さる道」と呼ばれる、壮大なワインディングロードです。ほぼ60kmにわたって、アクセルを踏み続けられる稀有なドライブルート。
画像は白樺の原生林。標高も2000m弱で、湿気ドヨーンの下界とは別世界の空気が広がっています。
このゴルフ7はトクイチオート仕立て!フルメニューをこなして、抜群のコンディションを継続中。このボディカラーでは、ボディの鉄板の折り返しが非常にシャープに映える仕組みですが、I君の個体はボディがとことん汚い!きけば4ヶ月も洗ってないらしい(爆)。せめてウインドウくらいは拭きましょうよ、と。
素晴らしい路面のいなしと、操作に対する遅れのなさ=リニアリティでもって、ほぼ無敵。ゆいいつうちのB子さんが食い下がるか、とそれくらいの仕上がりを誇ります(爆)。
ゴルフ、特に5以降のそれの場合、ドアを閉める瞬間に負けた、と思わされるのはビートルおよびポロオーナーの宿命ですが、こちとらスタイルで買ってるのでしゃーない(涙)。
開発コストの違いをハダで感じる瞬間ですが、履いているタイアの違いなのか、運転した印象は随分違います。6と7の違い、といっても良いのかもしれませんが、印象で申しますととことんクール。事務機(爆)。windowsマシーン。あるいはアンドロイド携帯。つまりはゴルフテイスト。
つまらないが、けして文句もつけられない、とそんなところ。
弱アンダーのまま、オソロシイ勢いで山を下ってしまうのですが、小さなエンジンのおかげで荷重移動も非常にスムーズなのがVW1.2エンジン搭載マシンの特徴です。
このI君ですが、この夏になんと現行型BOXSTER 2.7がドイツから届けられる、というからうらやましいでわありませんか!
拝ませていただくのが今から楽しみですが、ことロードスターと今日のゴルフ7、クルマとしてみたらゴルフの圧勝!セッティングの勝利。たとえば、ですがロードスターのコーナリングは2B程度。ボクスターではHBだとすると、このゴルフ7は4H(いずれも個人の感想に過ぎません)、ちなみにぴんぴんに尖らせた場合の鉛筆の硬度にたとえてみますた。そんな印象の違い。
楽しいの楽しくないの、ってなんのこと、と言ってひたすらクールなゴルフですが、クルマってのはこれで良いのです、たぶん。なんというか、綺麗に走るんですよね~=トクイチオート仕立て(きつぱり)!
仮にロードスターをトクイチオート仕立てにしたら、って?ううむ、楽しすぎて、考えたくない~(爆)!