ももちゃんは、推定年齢(爆)14歳前後。大阪の豊中で、ペット禁止のアパートで、おばあちゃんと二人暮らしをしていたところが、大家さんに見つかってしまい、里親募集をしていたところにご縁があって、私がひきとってからこちら、12年間一緒に暮らしてまいりました。
エサ用の器ひとつで(爆)単身こちらにいらして以降、おいまつえんの看板ネコとして(爆)、お客様にも可愛がられ、800坪の敷地をとり仕切りながら、ここまでやってまいりました。
よく、ネコは家につく、といわれる通り、たとえ外出しても、おそらくは敷地の周辺のみにしか行っていない。
きっちりテリトリーを守って、周辺の他の猫との間合いもうまく取りながら、単なるペットとしてではなく、「猫」としての生活をやってきた(はず)。
それをですよ。この私が、木っ端微塵に打ち砕いてしまったのです。もうね、ハンセーなんてもんぢゃない。居ても立っても居られないわけで、早速次の朝から、捜索開始をしたのでございます。もちろん、その夜は一睡もできません。眠りに落ちても、非常に浅く、嫌な予感ばかりがして、前向きにものを考えることができませんでした。
現場は、JR小海線の踏切を渡った向こう側。
いままで気がついておりませんでしたが、直線距離では、ほんの150mほどの場所でした。登校途中の、小学生たちに訊いてみるのですが、彼らも当然、急いでいるし、最近では、集団登校といって両親が付き添って集合場所まで連れてゆき、そこから一団となって学校まで、という部外者立ち入り禁止、のような
空気がうかがえて、非常にやりにくい。
というか、そんなところに、思いつめた顔して話しかけようものなら、もろに「不審者」なわけで、話しかけるのすらためらわれる空気が横溢していますぜ(爆)。
いなくなった翌朝は、非常に寒くて、曇った日で、どんよりと薄暗くて、前途を思わせるにふさわしいお天気なのでございました。
以下次号。