嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

祝!ヴァージョンアップ成功 Ralph Lauren Knit Jacket

2017-02-23 16:30:48 | 秋の夜長のすごしかた

画像は、冬眠中のももちゃん。このところ昼間の気温が5度前後まで上がる日もあって、だいぶ楽になってまいりますた。

立春を過ぎたここへきて、某オークションサイトには、良質な冬物の放出が相次いでおり(完全意味明瞭)、私といたしましても放ってはおけず、夜毎の睡眠不足に苛まれる毎日(ばかですなあ)。

ワードローブに関しては、これまでネッシンに集め続けてまいりましたおかげで、ラインナップはとうの昔に完成済み。「どうしても欲しいアイテム」というのが、ほぼなくなってしまったのがサビシーといえばそうなのですが、ゼータクいってるばわいではありません(爆)。じつは

2013年の秋に探し当てたRLのこのニットジャケットなのですが、Mサイズを着続けていたところへ、それのサイズ違い(Sサイズ)が出品されておりましたので、意地で落札しておきますた。画像の個体がそれでございます。

ちなみにRLでは、Mというのは大まかに言って、日本サイズのLマイナス程度。Sだと日本サイズMマイナス程度、というのが大まかな目安ですが、これは印象。マイナスと申しますのは、若干小さめという意味です。

また、このモデルはサイズがキホン小さめで、たとえMでも着丈以外は、イタリヤサイズ44〜46程度のフィットであった、といえば大まかなところはお分かりいただけるでしょうか。

とにかく数がすくなく、この3年、いや発売からずっとオークションを見守っております私にして(爆)、巡り合ったのはほんの2着です。今回のこのSサイズの出品は本当に珍しく、2006年の発売以来、初めてではないでしょうか?

数えれば、発掘〜入手のドラマ(爆)からは、もう3年にもなるのか、といって感慨深いわけですが、そのかん結構な回数を着る中で、「着丈」がビミョーに長く感じられてしまい、リフォームしてえなあ、と考えて銀座の有名店に出向いたこともあったのですが、このジャケットの丈直しはサイドに縫い付けられている特徴的なポケットが邪魔をする関係で、事実上不可である、とのプロの診断が下されております。

やってやれないことはないが、費用が、というアレですね。そんなことをして全体のバランスを崩してしまうくらいだったら、ということだったのですが、ここへきてSサイズの出品。念願叶って、つい先日、湯田中のよろづやに宿泊している間に落札させていただきますた。

オークションそのものはものすごい激戦で、5分ごとに(爆)全国各地からつぎつぎに新たなるライバルが出現して、その都度延長戦にもつれ込むのには辟易いたしましたけれど、このjkの定価と仕上がり具合を熟知している私といたしましては、負けるわけがない(ばかと呼んでください)。自動延長がたびかさなって、じつに当初の終了時間よりも1時間オーバーで終了した、といえばその人気のほどがお分かりいただけるでしょうか(ため息)。

それくらい、このJKは有名で、しかもそいつのSサイズというのは、やはり確かに貴重なようです。

よろづやでも、全館デフォルトになった無料wifiを使いまくって、落札にこぎつけたわけですが、勝利の暁に深夜の露天風呂〜祝杯(爆)というお約束を敢行したのは申すまでもございません。

袖、身頃ともに、非常にタイトな作りなところへ、とってつけたようなパッチポケットがアクセントになっているあたりが味わいどころなのですが、今回のこの個体は状態が非常によろしく、ほぼ未使用な感じです。全オーナーさまのクセというか、あたりが全くついていない感じ。出品は、首都圏の温暖な地域にお住いのRLコレクター様と思しき方の出品だったのですが、この生地はご覧のような極寒冷地向けですから、ローテーション低め、と見てまず間違いのないところだと思われます。

この辺りがオークションの醍醐味でして、状態の良し悪しはそれこそ運まかせ。特に今回のようなレア物件に関しては、その傾向が強いです。

まったく願ったり叶ったりですが、厚手のセーターなどの上に羽織りますと、袖はかなりタイト。ですが、身頃や着丈はほぼ理想通りで、苦労して戦った甲斐があったというものでございます。

厚さ1cmにもなろうか、という非常にヘビーなヘリンボーンニットですが、細部の仕上げが素晴らしく、着込むにしたがい、持ち主に寄り添うようなフィットが生まれるのがこのモデルの特徴です。3年かけてようやくベストフィットとなったこの一着ですが、ようやく手元にやってきたなあ、おい、と言って可愛がっているところです。

ギリギリ許されるか、という大きめなヘリンボーンパターンをもつゴージャスな印象をもつ生地の、今風な短丈JKですが、タイドアップにも対応する一方、なぜかジャージとの相性抜群で不思議にこなれた雰囲気を持っています。この辺り、RLの面目躍如でして、細部まで作り込まれたディテールとデザインは、おそらく数十年後にも現役。

たまにももちゃんが、枕にしておられますが、なにか。