画像は、SHIFTさまの下地処理剤。
鉄粉除去液とフェイスフィクスと呼ばれる、下地処理剤です。このふたつのアイテムを買って、動画をよく眺めておけば(爆)一定レベルの仕上がりが約束される仕組み。じっさい、顧客のマニヤのみなさまはこの下地処理剤の上にザイモールなどの超弩級ワックスを塗って、楽しんでおられます。
私がSHIFTに手を出したのは、じつにこのフェイスフィクスのポテンシャルがすごそうだったのと、鉄粉除去剤が液体だったからです(きつぱり)。
実際、コンパウンドとスポンジを使った掌圧研磨(一部意味不明)=掌でスポンジを潰しながらコンパウンド磨きをおこなう、というのは洗車ヲタが一度は通る道。
さらにハマった場合にはポリッシャーに逝くわけですが、この方向性は極薄のクリアー層を削る発想です。非常に危険。というか有限。クリアー層の厚みには限界がありますから、使えてもわずかな領域です。初心者が安易に手を出してよい領域とはいえないでしょう。
あくまでもシロートが楽しんで磨ける領域を追求する、というのが私の方針ですから、掌の圧力でほんの数ミクロン削りながらも、キズそのものは埋めて見えなくする。と、このあたりに落ち着くわけですね。
フェイスフィクスはコンパウンドとレジンを絶妙に配合した処理剤。このあたりのさじ加減はじつに使ってみないとわかりませんが、私ほどの(痛い)経験があれば大まかなところは見えてくるものです(苦笑)。
鉄粉除去に関しては、これをおこなわずにコンパウンド磨きに移行してしまった場合、重度のヤスリがけとなる場合が多く、「全損」に近い仕上がりとなってヒサンですから、避けて通れないのですが、従来からある「粘土」を使用してしまいますと「必ず」キズが入ります。
経験者はご存知でしょうが、鉄粉を取りながら何度も粘土を折り込んで、新しい面を出しながら磨き上げる、というのが粘土による鉄粉取り作業なのですが、非常に危険です。
シロートレベルでは、どうやってもまずダメ。有限なクリアー層の表面がキズキズになるのは宿命のようなものです。なので液剤による処理は比較的安全に思えます。サイトでは粘土の使用も推奨しておられますが、私はカンベンでございます。
そこへ
この2種類のコーティングを施すのですが、いとも簡単。仕上がりはまあ価格なりの、空おそろしいレベルです。推して知るべし(汗)。