画像は、最新のロレックスのHPに載せられているDate Just 41のものです。先ごろ開催されたバーゼルで発表されたばかり。
インデックスは従来の細いもののまま、ケース直径が41mmに拡大されて、デイトジャスト2と同サイズ、と大型化されたうえにムーブメントや細部が最新のものにアップデートされている。と、ここまでがバーゼル2016でのリリース。
Date Just 2の愛用者といたしましては、無視できないモデルのリリース(爆)。
つまりは2の太めのインデックスと、これまた太めのベゼルの幅が従来モデル並みに狭くなって、元祖Date Justのバランスに戻された、ということなのですが、ケースの直径は2のものが踏襲(41mm)されて全体に大型化しております。本当にビミョーな位置付けのニューモデルです。
そこへ2016モデルではYGベゼルにSSのツートーンモデルしか選択不可だったのが、2017からはWG+SSの同系色ロレゾール(貴金属とSSを組み合わせたモデルにロレックスがつかう造語)、通称ホワイトロレゾール=王道モデルが買えるようになったのは大きなテコ入れというものです。
多分、41をリリースした後のDate Just 2の売れ行きをうかがっていたのでしょう。
バランスはこの通り、悪いはずもございません、どころか完璧。といいたいところですが、太インデックスと太ベゼルでもってようやく41mmケースとのバランスをとっている2に比べるとスカスカに見えるのは私だけでしょうか(爆)?
これ、文字盤の色にも大いに左右されてしまうのですが、少なくともホワイトやシルバー系ではその傾向が強いはず。画像のようなダーク系でしたらかろうじて、というレベルかもしれません。上の画像は同じ41mmケースに極太インデックスをあしらった、Date Just 2。
この文字盤だと2の濃密さ、というか派手さが前面に出ますね。シンプルなステンレスベゼルも効いているか。個人的にはスポーティに感じます。
ちなみに、文字盤の交換は自由。ただし、以前は交換のみでも受け付けてもらえたところが、現在はオーバーホールを一緒に依頼しないと不可である由でございます。
41のリリースはおそらく2の評判がイマイチだからでしょうけれど(爆)、個人的には極太化されたインデックスとベゼルの存在感を、「あの」鉄壁のDate Just36mmの黄金バランスに持ち込んだあたりがロレックスの英断であったと理解しているので、この41のリリースは「アップデート」あるいは「今風な」バリエーションの追加なのか、という理解です。
これでドヤ〜、のインデックスとベゼルを見よ、の図。文字盤シルバーですと、だいぶ控えめに映りますね。それでも最新の41に比べて、だいぶ派手なのがわかります。
ううむ、シルバー文字盤にWGのホワイトロレゾールは本当に美しい。かろうじてこのDate Just 2をいじるんだったら、ケースサイズを微妙に落として、41mm→40mmというあたりがインデックスの派手さがさらに際立ってベストバランスか、と夢想する昨今。
ちなみに40mmケースは、あのヨットマスターと同一サイズです。
トケイの愉しみのひとつに、このケースサイズがありますけれど、同一モデルでいくつものサイズを展開するのも、モデルライフが異例に長いロレックスならではです。今後もせいぜい楽しませていただくとしましょう。
それにしても今回の細部にわたる微細なアップデートは、ロレックスがこのDate Justというモデルをいかに大切に育てているかが現れていて感動いたします。なんといっても「やらと」の「おもかげ」ですからね(爆)。
今後は、いっそDate Just 2 シリーズ全て廃盤ののち、中古市場価格ウナギ登り(完全意味明瞭)という展開を期待したいものでございます(そうはいくかよ)。