嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

冬のしごと 客室のリデザインに取り組むー1

2020-02-06 19:26:23 | スペシャリテ

さあて、楽しかったロンパリの思い出はいったんこっちへおいといて(爆)、この冬の閑散期を利用して、当ホテルでは客室のリニューアルをおこないます。その実現に向けて、この寒いあいだに動いておく必要がございます。

当初はすべて自腹でおこなうつもりだったのですが、部屋、それもホテルの客室をいぢる、ということになればテキトーなことわできやせん。

いろいろと計画を進めるうちに内装全般はもちろん、照明、空調関連にまでおよぶことになり、費用がふくらみまくり(汗)。カネづるのオーナーがいたり、親会社があったりするチェーンホテルだったらいざ知らず、こちとら個人経営(=極度のビンボー)ですからして、一瞬で予算不足です(涙)。

全室賄うのにはそれなり(ゴルフ2台分程度)。になっちゃうわな〜、とかいって怯んでいたところ、思い出したのが一昨年の夏前に申請を行ったのちに去年の3月に給付された補助金!!

日本商工会議所と中小企業庁のコラボレーションで実現した、ざっと75万円の投資に対して3分の2にあたる50万円(上限)を補助しようぢゃないの、というまことにありがたい存在でございます。

これを使わない手はない。というわけでまずは自費で先行テストベッドをひとつ作って費用も見ながら、ダメ出しを行いつつ、完成度の高いものを何度かに分けて作り上げるというのが今回の計画っす。

あらかじめプロに依頼してプランを作ってもらったり、専用設計ができているわけではなく、文字通りの現場あわせなわけでして(爆)、通常のリニューアルよりもはるかにスリリングなわけ。数倍たのしい、ともいいます。

ずいぶん前から騒いでいたくせに、なにノンビリやってんの、と思われるかもしれませんけど、ホテルのリニューアルでは客室の稼働が鈍るシーズンに敢行しなければならない、というのがありまして、そこを待っていたわけです。

折しもこのコロナ騒動で、春節のバブルが一切やって来ず、インバウンド特化型の零細、中小の店舗、施設はそれこそ完全アウト。この辺りでゆくと軽井沢あたりですな。京都や爆買い特化百貨店なんてマスク売り場以外は壊滅状態だというぢゃないっすか。

さいわい、当ホテルには影響ございませんでしたけれど、この方面のサプライチェーンは一旦切ってしまうと事態収束後にタイヘンなことになりますから、緊急救済措置としてなにかが打ち出されてくると見ました(希望的観測にすぎません)。

そのあたりを見逃さずにきっちり乗って、リニューアルをやっつけてしまおう、というわけです。災転じて、というワケですよ、はい。

書類を揃えたり、文書作成の手間はありますけれど50万円もの補助、となればなんのその(爆)。というわけで、以下次号。