嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

嗚呼、旧旧壱への道 ゼッコーチョー911まつり オーナーがやれること

2024-10-26 20:10:12 | 嗚呼、旧旧壱への道

画像は富山湾全景。たったの2日前のことですし、その気になれば2時間で着ける街なんですけど、もうすでに思い出深いですw。

おかげさまでなんとか無事に旧ちゃんをうちのガレージに運ぶことができました。それにしても、リセット後一発目からキョーレツな路上体験の連続で、まったく信じがたいほどw。走行距離は800kmほどです。

それも、ヒジョーに濃い整備プロセスを経たうえでのことでしたから、いろいろと学んだりしながらの体験となって楽しいことこの上ない出来事でございました。

画像ですと横幅がデカく見えておりますけれど、991のボディ幅は車検証上で1810。前型の997とまったく同サイズを守っております。フェンダーの造形を変更することでライトを外に追いやった結果、幅広に見せているのか?

横幅1800とくれば、なんとまあうちのVW B子さんや、先輩の僕さまと同寸なので、お手のもの。B子さんには毎日乗って、狭い路地でもどこでもさまざまに鍛錬を積んでおりますから(アホか)車両感覚には自信があります。センチ単位で寄せることもできる(なんのために)。

たまにゴムのポールに擦り付けたりしているくらいで(ダメじゃーん)。

さて、旧ちゃんの外観の状態は絶妙です。外装はおそらくプロのコーティング済みでシロートを寄せ付けない雰囲気。水滴の飛び具合をみていてもギンギンですから、しばらくは放置プレー。

手を入れたいのはインテリアですが、こちらもシート以外はどうやら12年落ちには見えないコンディションです。

大分の販売店さんの仕事なのかな、とも考えたのですが、それだけでもなさそう。12年落ちでも20000km乗ってあるのですから、その都度のあつかいがよほど丁寧だったのがうかがわれます。

ステアリングの状態を拡大鏡で観察しても極上w。おそらくドライビンググローブを使っていたり、ジーンズ履いて乗ったりしなかったんだろうな、という想像です。

シートには若干のテカリが部分的にありますので、例によってクイックブライトを使った水洗いをかまします。一度だけっす。

クルマの革の扱いは、塗装面を相手にしているのだということを忘れない限り、どうってことはないのですが、クルマのシートには重量が一部にかかり続けるのが特徴です。座面は当然として、乗り降りに際してかならず引っかかるサイドサポート部分のみにヤレがきます。

が、この個体ではそのあたりも最小限の使用感。余程、注意深く扱われていたらしい。感謝しかないですw。

ここまで見事な状態がキープされているのですから、私もそれに倣います。乗り降りに際してはイメトレが肝心。焦らず、両手をフリーに保って、ステアリングやコンソールで支えながらカラダをシートに落とし込むイメージですかねw。

コスレはほぼなく、テカリのみがサイドサポートに若干あるかどうかという感じでしたので、クイックブライトの一度洗いで済ませて、洗って使えるペーパータオルで拭きあげたのち、乾燥を待ちますと

こんな感じ。感触はよくわからないかもしれませんけれど、新車時のマットな風合いが戻っております。ご存知の通り、新車に特有のアブラとホコリがついていない状態です。

大分のクルマ屋さんで初見のときにシートの状態を見て以来、これがやりたくてやりたくて(爆)。おかげさまで、気になっていた手アブラ染みや小さなテカリなどはぜーんぶ落ちて良い感じに仕上がっております。

座面のクッションは距離なりですけれど、しゃーないw。というか、水を吸わせてレザーの張りを戻してやりました。レザーって濡らして乾かすとパンと張るんです。

ステアリングも同様。ここだけは擦れが激しいはずなので、特に丁寧に扱って、色ハゲが起きないように施工いたしました。完全にマットな仕上がりが戻ります。

クルマの到着を待つ間に、ワークマンで人工スエードの作業用手袋を発見。滑り止めもついているし、タッチパネルにも反応おけー。780円ですたw。色合いがビミョーでなかなかっす。

991のインテリアにはこれでもかとアルミや、従来のポルシェにはなかったほどよい質感のプラパーツが使われています。このあたりは安っぽいと揶揄されまくった先代997の反省でカイゼンした部分でしょう。

アルミインテリアは高額なオプションらしいですが、中古で買った私には無関係w。いい感じに仕上がっております。

最初はプラなのかと思ったのですが、触ってみると冷たいのでリアルアルミみたい。そいつが白色のLED照明にバエておりますw。

なので室内全般に

いま話題のブードゥーライド ディテイラーを使います。ホイールからボディ、内装までクルマほぼ全般に使える。ガラスとファブリック以外すべておけー。

テカテカしたり、ギラギラしたりがなく、素材の質感のみが際立つ。という売り文句は本当です。

この分野ではプレクサスが万能性、性能ともにピカイチで長年愛用してきたのですが、ここへきてなぜか入手不可になっちゃいました。困っていたのですが、ブードゥーがあれば互換可能でしょう。

これまで内装関連ではいろいろと薬剤を試し尽くしてきているアホの私(爆)のオススメですから、機会があれば一度どうぞ、とおススメしておきますw。

コロナ中は、入手困難でプレ値がついてたんですよw。

というわけで、991が手元にやって参りました!

嗚呼、旧旧壱への道は、この先多方面に展開しつつ、まだまだ続きますが、どうなりますやらw。

期待してお待ちください。

 


嗚呼、旧旧壱への道 911まつり絶賛開催中!

2024-10-26 12:43:15 | 嗚呼、旧旧壱への道

てなわけで、無事に各務原のトクイチオートに帰還。厚く、御礼を申し上げてまいりました。クルマ自体は完成形までは程遠い、まだまだ発展途上であるから、ちょーしこいて回転をあげ過ぎないように、とのご託宣でございますw。

なんだかこう、今後の成長も十分に予感させる仕上がりで、最高です。イニシャルDの新エンジン搭載のあとみたい(爆)。

911のインテリアに身を置きながらくぐり抜けた日本一の山岳ルートで味わったこの運転体験は私のドライブの中でも出色です。きっと今後、いくども思い出すんだろうなあ、というくらいなコワイ降り方ですた。タイアの役割を思い知らされた気がする昨今。

じつは前輪、後輪ともに巨大なため、エアソリューションまでは可能だったものの、肝心要のテクノフィットはまだ施されておらず、次回タイア交換以降になってしまうのですが、次の階段として楽しみにしておきなさいよ、とのことです。

ところで、同行のARさんのBMW330eですが「リニアリティに欠ける気がする」 とのことで、一晩だけお預けしたのですが、どうやらバッテリー端子の締め付けトルクが規定値を満たしておらず、そこが原因だった模様。

端子の締め付け不足とまではゆかない、規定トルクに足りない状態での使用に際して、端子の腐食などさまざまな問題が生じて、そこからコントロール部分に影響がおよび、リニアリティの遅れとなってクルマに跳ね返ってきていたとのことです。

電子コントロールの塊といって良い現代のクルマならではのトラブルなのかもしれませんけれど、一般ディーラーではこういうのは放っておかれるのでしょうか?。知っててやってるのだとしたら極めて巧妙。だって、買い替えにつながるもん。ディーラーさんも商売ですしね。

知らないでやってた場合には無知+低レベル整備なわけですが未確認です。とにかく改善されてよかったです。

ルンルンなARさんとはここでお別れして、いよいよソロで家路につきます。

ほぼドライ路面で、先ほどまでの恐怖がウソのよう。高速道路と一般道が絶妙に入り混じるルートをとるうちに長野に向けて標高がどんどん上がります。

この道は30年も通い慣れたいつものルート。ですが、991でははじめて辿る道でございます。これまでの歴代の相棒たちとの違いもまた面白いほど感じられて、疲れてるヒマなんざございやせんw。そういえば今日は700km近く運転しているのかw。

エンジンが3.4リットルもあるのですから、基本トルクは十分。長野への道は登り基調となるわけですからキモチがよい道理です。トルクの出し入れ、というやつですが高い自動車税を払うだけのことはありますってw。

深夜に通りかかったいつものワインディングでは「どおりゃ〜」とかいってがんばってみるのですが、なんにもおきない感じ。コーナーからの脱出時のトラクションがすごいのはわかるんですが、旋回にはコツがいります。

とてもぢゃないけど使いきれなそうなものすごい安定感と不安感(爆)、度外れたタイアのグリップにも戸惑うしかない。修行が必要とみましたw。

荷重移動ってなんだっけ?とか混乱したまま通り抜けてしまったとさ...以下次号


嗚呼、旧旧壱への道 911まつり最高潮 変化の兆し

2024-10-26 09:20:19 | 嗚呼、旧旧壱への道

画像は富山の郊外、滑川近辺の日本海岸です。エンジンを暖めながら、ほんの数キロのドライブなのですがこれがまた気持ちよい。

低速でのいなしはもちろんキツめなのですが、911名物、低めのギアの唸りとワーゲンに似たエンジン音を聴きながら進むうちに各部分の暖まり具合がしっかり伝わってくるのにびっくり。

ボクスターでもここは十分にあったのですが、その情報量が911では段違いに濃密です。特にタイヤからのインフォメーションがすごい。音も振動もでかいのはタイアサイズなりですが、なんというか表面のゴムの様子まで伝わってきます。暖気終了の信号が明らかです。

911はこの情報量の多さがシゲキにつながっているんですね。ひとこと、濃いw。

画像は富山湾全体を眺めておりますが、正面に見えているのはおそらく能登半島。少しでも早い復興をお祈りしつつ、現地をあとにいたしますた。

北陸道から海を背にして、またしても日本一の山岳地帯へと向かいます。

このあたりですでにエンジン音に変化が感じられます。爆発が気筒ごとに均等な感じに(個人の印象です)そろった場合には静かに感じられるものだ、とすればまさにそれ。

991名物の吸気音も第一章の大分からのドライブの時と比較すると「まったくの別もの」に変化して、耳障りな感じが失せ、静かーになっちゃってます。コーン、という感じ。

さて、今日のお天気「も」大荒れでございます。朝は湿気も控えめで気持ちよく、青空も拝めたのですが、東海北陸道を進むうちに湿気が立ちこめてきて、予報通りに待ち構えていた降水帯につっこみましたw。

こんなときに一番影響が大きいのがタイアの状態です。

画像をご覧ください。旧ちゃんのタイア。刻印1522、つまり2022年第15週生産...比較的あたらし目のセットが組み込まれていたのはなんといってもラッキーです。距離も2000kmいってないはずです。

結果、ワイパー最速でも全く追いつかない、周囲のクルマが全員ハザード焚いて徐行するくらいの条件でもリアタイアの巨大な岩のような安定感に助けられて不安定な感じは皆無でした。こんな条件下でも安定感を感じられたのはまたとないよい経験だと思います。

軽めのフロントも分厚い水膜に突入した際には泳ぐのか、と覚悟するのですが、ここもしっかりと食いついてビミョーなステアリングコントロールを受けつけます。大したもんだ。

よく、スポーツカーの軽さは正義だ、と言われてはおりますけれど、そんなこと赤ん坊にだってわかりますぜ(わかんねーし)、けどねクルマってのは晴れた路面ばかりを走るわけぢゃないわけでw、こんな時の車両重量が安定感に直結するのは中学生だとわかるw。

この場合の情報量の多さは非常に助かります。安全にも結びついているんだなあ、と。

おそらく各所で線状降水帯に近い分厚い降水帯が形成されてタイヘンな騒ぎ。SAについても周囲のクルマは降りるのをみんな躊躇してました、そんな降り方です。テストドライブとしてはこれ以上ないか、という条件。

トンネル内だとか、雨が小降りになったタイミングでアクセルを開けてw。この危険なくせに有料の一本道をやり過ごします。周囲のクルマも同じように新鮮なタイアを履いてる保証はないし、視界がこれでもかと悪い。

よりにもよってこの悪天候のなか、日本一の山岳地帯のど真ん中を越えてゆこうってんですから、場所によってはみたこともないような濃霧も立ちこめて、完全な(雨版)ホワイトアウト。リアフォグまで焚く始末です。

この日本でリアフォグを必要に迫られてちゃんと使えるなんて、もしかして空前絶後?

このぶんだとなにかあったら深夜まで通せんぼを喰らうパターンです。おお、こわー。

と大騒ぎしながら各務原まで戻ってまいりました。信じられないことに無事w。他では決して得られないよい経験ができました。怖かったけどw。

高速道路を降りてホッと一息。一般道路の信号停止でハタと気がついたのですが、エンジン音がまるで違います。というか、背後からコロコロいってるだけでエンジンそのものの音がよく聴こえない?

ううむ、どうやらエンジンはじめ各所に変化の兆しがあらわれ始めているようで...詳細次号。