黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

天気晴朗なれども…センター試験。がんばれー♪

2013-01-20 09:45:19 | Weblog

大阪市の高校の暴力制裁事件の報道を見守っています。偶発的な不幸な事件ではなくて、暴力を含む「勝てばいい。とにかく勝て」という教育がシステムとして運用されていて、みんなが見て見ぬ振りを続けていた。「ちょっと乱暴でキツイけど、あの先生だから仕方ないよなぁ」という状況が、学校内のあちこちにあった。いい大人が、気の弱い生徒のように「避けて通る」という学校運営を続けていた。周囲の先生たちみんなが知っていたはずです。そこが問題で、何とか変えていかないと暴力指導の連鎖は断ち切れない。
私、田舎の学校で育って「ほっぺたをバシッと張り倒される」とか「頭をゴツンと1発」あるいは「お尻をバッコーンと蹴飛ばされる」というのは経験しておりまして、それで「あっ!暴力だー」とは思わずに過ごしておりました。グジグジと長い嫌味な説教をされるよりも、「コラッ。バシッ」の方が「叱られる側」としては受け入れやすい。バシッ、ゴツの程度も特に極端でもなかった。だから、体育などで先生が硬派の指導姿勢でいくのは「絶対にダメ」とは思わないですよ。スポーツには危険ということもあって、厳しさが必要なケースもある。けれども、暴力を全面に出して進めていくのは、それはもう教育や指導じゃない。別の世界の技術です。
事後の対応のニュースを見ていると、ニュートンの「万有引力の法則」のように、「このまま現状維持で、グズグズと何とかしのいでいきましょう」という「公教育現状維持の法則」が強烈にはたらいていますね。公教育の世界は不思議なところで、雇用主である教育委員会から学校の先生たちまで一丸となって保守派、守旧派、現状維持派ですよね。日の丸、君が代などなど小さなところで紛争を演出しながら、人事や予算など教育の世界そのものの構造にかかわる問題になると、老若男女左派右派まとめて現状維持の大合唱。さて、橋下市長の馬力で突破できるかどうか。
昨日は県立中学の合格発表。朗報もあり、意外な結果もありました。が、ここは通過点の一つ。中学生時代へ、元気よく進みましょう。小6の皆さん、ここから先が青春です。
そしてセンター試験の真っ最中。昨日、南草津教室の河合塾マナビスで高校生に出会って「やあ御苦労様。センター試験、どうかな?」と聞いたら不審なようす。「僕は高2ですよ」とのお返事でした。いやあ、背も高いし…来年の健闘を祈りました。
中3と中2の理科の授業。中3では物理分野で、よく伸びているのを実感。中2理科では「生物の進化」のページ。復活したところです。たまたま『38億年 生物進化の旅』(池田清彦著)を読んでいるので、ユニークな形のエディアカラ生物群の話などを…する時間がありませんでした。また次回へ。
写真は高校生を応援する河合塾マナビスの先生たち。自己ベストで突破して下さい。

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