黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

桜を待ちながら、春の読書。

2013-03-28 20:37:08 | Weblog

本社の近くの膳所神社、お花見の名所・膳所公園の桜はまだまだ。気温も意外に低いままです。
今日はお客様とビジネス方面の雑談など。おっ、さすがシャチョー♪これが10分ぐらいでしたね。その後は延々とプリント作りの作業。「ついに名作が完成したぞー!」「いつもそんなことを言ってますよね」と、周囲はクール。しかし、名作です。さらに手を加えて名作度がアップしつつあります。生徒諸君よ、期待して待っていなさい。
春の読書レポート。春だから華やかな女流文学です。「西原理恵子の人生一年生2号」はオマケのシール付き。この人の漫画や本は、さて真面目に受け取っていいものかどうか悩みます。猛毒があって、それなのに暖かくて面白い。漫画家だけど文章も上手いように思いますが、誰かが手を加えているのかなあ。
酒井順子著「来ちゃった」には、ほしのよりこさんの挿絵つき。猫の家政婦「きょうの猫村さん」の作者ですね。あの不思議な漫画も、私なぜか読んでいます。ヘタクソな絵だと思うけれども、魅力的。で、酒井順子女史の本は、図書館で借りて片っ端から読んでおりまして、これで女性の世界観を研究しています。私にとっては女性学の教科書です。教科書の選択を誤ってますか。この人は女性にしては珍しく鉄道紀行を書いて、それが面白い。切れ味が小気味よい。
この紀行文には滋賀県も登場します。文中には、『「物をよく識る大人」は、滋賀に惹かれるものらしい』と書かれていて、酒井順子さん、滋賀県がお気に召したようです。
中公文庫「世界史」ウィリアム・H・マクニール著。オックスフォード大学の世界史の教科書だそうですが、私が飛びついたのは、高校時代に世界史選択だったので「久々に勉強してみようか」と思ったことと、カバーに「東大早稲田慶応で文庫ランキング1位」と派手に書いてあったこと。値段が高いのに、私、簡単に飛びつきました。さすがに名著。世界史というものは、国によって重点の置き所が違うのだなあと。世界史は世界共通の学問ではないのですね。面白くて、上下2巻を一気に読了。日本について書かれた部分が意外なほどに多いのは驚き。もう一度スピードを落として読み直します。
さて、春期講習会が進行中。本社にいると各地の教室からの連絡や質問、指示が電話で飛び交い、ファックスでも飛び交う。先生たち&生徒諸君の頑張りを想像しながら、コトコトと教材を作りました。
写真は南郷教室と石山教室の春期講習会のようすです。

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