黒板の裏側で~おうみ進学プラザの毎日~

おうみ進学プラザは滋賀県の学習塾。困って、喜んで、泣いて、笑って、そして時々怒って。塾のドラマを実況中継します。

パリ、ローマの旅。かと思ったら中国の旅。…でもなくて…???はたして正解は。

2019-09-01 13:08:52 | Weblog

ハードな夏期講習会の日々を走り抜いて、先生たちは短期間の秋休みでした。そうはいっても山口、前川、高木、野田、真壁、井上先生や星本センター長は本社や各教室の管理任務。ご苦労様でした。ありがとうございます。
林田、藤野先生、大崎顧問のチームは生徒たちと熊本県へ遠征。熊本の先生たちにお世話になったそうです。全員元気で九州の旅を終えて滋賀に戻ったとのこと。阿蘇で夏の思い出。
さて私は…。
【クイズ 写真で推理する福井クンの行き先】
1,芸術の秋。うむ。どうやらヨーロッパまで行ってきたようです。パリかローマか。
2,いや、しかし、石造りの城門と長い長い石の城壁。これは万里の長城か。雰囲気は「三国志」だから、中国大陸ではなかろうか。
3,あれっ?海外だと思ったら、もしかして奈良県の明日香村ですか。
4,お店で「うどん」を注文したら、うどんが出てきた。沢庵漬けも付いている。なんだ。近所の丸亀製麺かいな。
【クイズ 会話で推理する福井クンの行き先】
ニュースで騒がれていますけど、この時期に旅行に行って、本当に大丈夫ですか?
お店に入ったら「日本人お断り!」と追い出されたりしませんか。

そこは私も心配しましたよ。私一人なら「日本人オジサン悪戦苦闘」で何とかなりますけどね。女性を含む若者多数同行のプランだったから。
テレビや新聞には「こんなに大ゴトになってます」と、センセーショナルに騒ぎ立てるニュースが多かったし。
今回は一人旅じゃなかったから、かなり調べました。で、このようすなら大丈夫と判断す。
いよいよ正解を発表しまーす。
行き先は韓国の港町・釜山(プサン)でした。
はたして…。
報じられているような「反日」は何も無し。少しぐらいは…無し。「何とか危難を乗り越えて」…無し。
観光名所を団体で巡ったわけではなくて、それぞれバラバラ行動の自由気ままな異国の旅でしたが、何も問題は無かったようです。そうだろうと思っていたけれども、しかし、安心しました。
1,韓国料理の店で、請求書に誤記があって、グイグイと押し返したら解決した。
2,庶民系若者向けの鍋料理屋に入ったら「席がないからダメだ」と断られた。ここ、本当に満席だった。そうなると「かなり美味しかったのではないか」と残念。
3,鉄道系青年は「8000ウオンの駅弁を買ったら10000ウオンの弁当を渡されて、違うと言って押し問答になった。やっと通じて、8000ウオンの弁当を作り直してくれた。おわびなのか味噌汁をサービスで付けてくれた」と。
しかし、なぁ、差額の2000ウオンというのは180円ぐらいだから、そのまま10000ウオンの弁当でもよかったのじゃないかなあ。
写真1は、釜山市内のロッテ・デパートの玄関の飾り。パリかローマか。
写真2は、私と小寺先生が行った釜山の北東部の山の中。金井山城の東門です。新羅の時代からあるらしい。しかし、バスが怖かった。山の中の険しい道をビュンビュン飛ばす。
そして、バス停から東門までとその先の道は厳しい山道でした。
東西南北の4つの門を巡るハイキング・コースですが、日本人オジサンは東門だけで引き返しました。いつの日か4つの門を…巡りません!
写真3は古代の国・伽耶の遺跡です。この時代には、やれ韓国だ、いや日本だという区分は無かっただろう。現代の国民国家が成立するよりも前のことで「いや、こっちが先だ」、「なんの、こちらの方が立派だ」などと競っても…。
似たような、少し異なるような遺跡。古代朝鮮の伽耶は日本の源流の一つと言われますが、つまり特別な境目も無い地域だったのだろうと思います。
新羅に滅ぼされた小さな国・伽耶。そこからは押し出されるようにor追われるように、あるいは夢や希望を抱いて大勢の人々が日本列島へと渡ってきたのでしょう。
その中には、DNAから見れば私の祖先にあたる人だって混じっていたはず。釜山郊外の小さな町で、古代史のロマン。歴史の秋。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする