山形県の天童市へ。塾の大規模な集まり＆忘年会にお招きいただいたのです。色々と相談したいこともありまして、コンサートの翌日ながら頑張って早起き。新幹線でビューンと行きました。新幹線「のぞみ」で東京へ。そこから山形新幹線「つばさ」に乗り継ぎ。東京から福島まで東北新幹線「やまびこ」と連結して走って、福島で切り離して山形へ。天童駅は山形駅の次で、将棋の駒の産地です。駅に展示館があって、そこを見学。昔の将棋は駒がものすご多かったらしい。あんなに盤面に100個ほどもコマがあったら何も考えられないのじゃないか。
会はものすごい盛り上がりようで…食べ物も美味しくて…省略しますが。懐かしい顔、フレッシュな先生たちに会えました。
会の後で山寺（立石寺）へ行きました。松尾芭蕉の句で有名な寺ですが、名前のとおり山の上にあって、これが崖のような場所で、石段を登って登って到着。見事な景色でした。写真は山形新幹線つばさ。天童市の歩道には将棋の駒が描かれていました。カバンにつけて連れて行ったキャッフィー君が「ややっ！」と驚いています。
続いて山寺。ちょうど「奥の細道」の取材で来ておられた松尾芭蕉翁と出会いました。
「どちらから？」
「私、滋賀県からです」
「奇遇ですなぁ。私も大津に住んでいますよ。今日はご旅行で？」
「いや、仕事の関係で来ました。ちょっと時間ができましたので。松尾さんはご旅行ですか」
「紀行文を書こうと思っておりまして、その取材です」
「新幹線ですか」
「いえいえ。私は歩いて回っておりますよ」
「わあ。そりゃあすごいですね」
「ちょっと俳句を作ったので後批評いただけませんか」
古池や カエルは寒いから 冬眠中。
しずかさや 岩にぶらさがっている スズメバチの巣。
「…」
「うちの塾では俳句コンテストを実施中でありまして、私、この作品で優秀賞の『ひとめぼれ』をねらっているのですが」
「…」
