写真はJR大津駅。社会科や理科で「北緯」というのが登場します。滋賀県をズバッと通っているのは北緯35度の緯線で、それがまた見事にJR大津駅に命中。改札の内側の壁にラインと説明板。ホームの京都側の端っこには記念碑があります。
それでは勉強しましょう。北緯35度のラインをたどって西へ進むと、まず京都。次に大阪府の北の端っこをちょこっと通ります。兵庫県、私の故郷岡山県。ここではドンピシャリと故郷の村を通っています。島根県で日本海へ出て、韓国の南部を通過。やがてユーラシア大陸へさしかかって、中国の洛陽のあたりへ。遣唐使は西へ西へと旅をしたのですね。さらに進むとカラコルム山脈を経てアフガニスタン、イラン、イラク、シリア。このあたりは紛争が多くて危険!
地中海へ出てアフリカの北部にあるチュニジア、アルジェリア、モロッコ。ジブラルタル海峡の少し南を通るから、ヨーロッパには当たりません。
大西洋を渡ってアメリカへ。ロッキー山脈を越えたらロサンゼルスとサンフランシスコの間を抜けて広々とした太平洋へ。
そして日本に戻って千葉県の南端を通って伊豆半島。駿河湾を通って静岡市のあたりから愛知県、三重県を経て滋賀県へ。ふぅ。北緯35度の世界一周でした。
写真後半は八幡桜宮教室。新年度の授業をグイグイと進行する廣瀬先生と荊木先生です。