まずウンチクから。ウクライナに属するクリミア半島で紛争が勃発。日本とは何も関係無いようで、実はアル。1853年にクリミア戦争が起こって、南下するロシアと衰え始めたオスマン・トルコが激突して、そこへフランスとイギリスとサルジニア(イタリア)まで加わって大乱戦。その結果、ヨーロッパ諸国のアジア進出の足が止まってしまって、アメリカが日本に来て開国を迫ったのでした。うむ。遠くの出来事が日本まで影響を与えたのだなあ。世界史の資料を読み直して「日本は運が良かったなあ」と思いました。帝国主義むき出しのイギリスやフランスが先に来ていたら、日本史はもっとむごいことになっていただろうから。
さて高校入試。
おうみ進学プラザでは2月の理科の授業で「入試出題の要警戒単元」のメモを配りました。理科主任の加野先生がデータを調べて分析を重ねて「ここは注意しましょう」というリストを作成す。このリストが命中また命中。ここで注意。塾の仕事は学力を伸ばすことで、安直な予想屋ではありませぬ。それに、私の経験では予想が当たったと騒ぎ立てても、生徒が解けるかどうかとは別問題。「先生が言ったとおり『イオン』が出た。でも解けなかった」というのはよくあること。バランスの良い勉強をして仕上げていく。出やすい部分が残っているのなら確実に復習しましょう。そういうことです。
それにしても加野メモは驚異的な打率でした。私もメモに従って最終回の授業で「じゃあ塩酸の性質と中和を復習しまーす」とバリバリやりました。今日の理科は解けたはず。
教室移動の電車で、試験から帰って来た中3男子と遭遇。「かなり緊張していたから、はじめの国語は自信がない。でも残りの教科はいけたと思う。理科はできた」とのこと。笑顔だったから安心した。
写真はヤンキースのイチローと競う野洲教室の加野先生。*ヤンキースと野洲教室は発音が似てますよね…似ていると思います!
そしてホームページ新年度版について相談している前川先生と古久保先生。
本社事務センターから教室へと新年度の教材を運ぶ先生たち。春も届けまーす。