3月31日、お茶の水界隈を3時間近く歩いた後に、この『木靴の樹』を岩波ホールで観た。上映時間3時間7分。ミレーの絵画のような映像が延々と続き、その美しさとは裏腹な19世紀末の北イタリアの農村における小作人の生活が静かに語られる。長く歩いた疲れからか睡魔に襲われ、知らず知らずうちにウトウトっとしたが、現代ではなかなか作りえない映像表現だと思った。CGを多用した映像は個人的には好きではないので、このような素朴な作りの映画をで映画館で味わいたい。
監督は、エルマンノ・オルミ。同じ監督の2014年の作品『緑はよみがえる』が4月23日から上映される予定なので、それに先立ち一カ月弱、今ではなかなか観られない過去の大作を上映したらしい。次回作も観てみたい。
監督は、エルマンノ・オルミ。同じ監督の2014年の作品『緑はよみがえる』が4月23日から上映される予定なので、それに先立ち一カ月弱、今ではなかなか観られない過去の大作を上映したらしい。次回作も観てみたい。