2/20(月)、三宅坂の国立演芸場へ行ってきた。
前半は落語で、蝶花楼馬楽は『時そば』、林家正雀は『紙入れ』、金原亭馬生は『稽古家』。さすがベテラン陣、落とし所を心得た話しぶり。この中席では漫才など色ものの芸人さんが出ていないので、金原亭世之介と古今亭菊春は二人で漫才をこなしていた。中入りの休憩をはさんで後半は「鹿芝居」。これは、「噺家芝居」の洒落。要は、座興と云うか余興というか、本来の芸の他に客に楽しんで貰うためのものだろう。年に一回、ここ国立演芸場で芝居好きな噺家さん達が集まって行われているようだ。今回は、古典落語の『らくだ』を題材として、『たらちね』の要素を加えて昔の長屋の様子をおもしろ可笑しく仕上げたもの。一見、ふざけているだけのようにも見えるが、計算された舞台づくりがなされ、芸達者が集まればこそ出来る芝居だ。入場料はいつも通りで、税込2100円。歌舞伎などに比べれば、舞台装置や裏方の人数は違うものの、それでもかなり割安。庶民が気安く楽しめるお芝居で、10日間11回(夜席1回)の興行は全て満席だったというし、これからも続けてほしい、と思った。
前半は落語で、蝶花楼馬楽は『時そば』、林家正雀は『紙入れ』、金原亭馬生は『稽古家』。さすがベテラン陣、落とし所を心得た話しぶり。この中席では漫才など色ものの芸人さんが出ていないので、金原亭世之介と古今亭菊春は二人で漫才をこなしていた。中入りの休憩をはさんで後半は「鹿芝居」。これは、「噺家芝居」の洒落。要は、座興と云うか余興というか、本来の芸の他に客に楽しんで貰うためのものだろう。年に一回、ここ国立演芸場で芝居好きな噺家さん達が集まって行われているようだ。今回は、古典落語の『らくだ』を題材として、『たらちね』の要素を加えて昔の長屋の様子をおもしろ可笑しく仕上げたもの。一見、ふざけているだけのようにも見えるが、計算された舞台づくりがなされ、芸達者が集まればこそ出来る芝居だ。入場料はいつも通りで、税込2100円。歌舞伎などに比べれば、舞台装置や裏方の人数は違うものの、それでもかなり割安。庶民が気安く楽しめるお芝居で、10日間11回(夜席1回)の興行は全て満席だったというし、これからも続けてほしい、と思った。