文化逍遥。

良質な文化の紹介。

わたしのレコード棚ーブルース123 Walter Davis

2021年03月11日 | わたしのレコード棚
 ウォルター・デイビス(Walter Davis)は、わたしのレコード棚ーブルース121で取り上げたヘンリー・タウンゼントと同じくミズーリ州セントルイスで活躍したピアニスト及びヴォーカリスト。生まれは、1912年3月1日ミシシッピー州のグレナダで、亡くなったのは1963年10月22日セントルイスだった。
 


 OLD TRANPレーベルのLP、OTー1213。1930-1933年の録音だが、本人は何故かピアノを弾いておらずヴォーカルだけで、ルーズベルト・サイクスやジェイムス・ジョンソンがピアノを弾いている。1曲だけ、prob(たぶんー可能性ありの意味で、すなわち確実ではないこと)でヘンリー・タウンゼントがギター演奏となっている。年齢を考えると、デイビスがまだ20歳前後の録音になるので、あるいはピアノの演奏に不安があったのかもしれない。
 写真を見てわかるとおり、スリーピースを着こなしてポーズを決めており、なかなかにオシャレで、セントルイスでショービジネスに携わっていた黒人の意地のようなものを感じさせる。

 LP裏面。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする