King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

日曜日でクリスマスイブ

2006年12月24日 23時11分33秒 | 日々のこと
そんな日でも仕事で遅くまで勤務のため、
夜のジョギングはなしになりました。イブでもあまり普段と
変わらない日です。それに年末という感じでもなく、イブで
にぎやかとか華やかの街の雰囲気もありません。駅には鳥のから揚げを
うる出店がありましたが、それさえもクリスマスぽくありません。

帰って、『北の零年』をみました。
史実に基づいているとはいえ、なんとも茫洋としたお話です。
希望を捨てずにがんばれば、きっと誰かが助けてくれるとか
大いなる者がその希望に光をさすとか最近の映画とか物語は
夢の大切さを主張するものの、それが宗教でもないし、人生訓でも
ない不自然な甘い希望でしかないように思えます。
夢をかなえるためにがんばるという、そんな夢に敗れた人が
世の中沢山いて、仕事や日々の生活にさえ疲れた人々に
更に苦しめという様な内容に見えて仕方ありません。

もっと現実的な視点と、事実を見据えたテーマがあってしかるべき
です。
テーマを幼稚にしすぎて、陳腐になっているのです。
それだけ観客の程度が落ちていると言えばそうなのかもしれません。
崇高なものを作ってもヒットがえられなければ作る意味が無いという
商業的先行があるのでしょう。
もっと映画も撮っている人がこんなものを見せたかったというものが
ないのでしょうか。最近は、同じようなテーマの繰り返しで、ほんとに
映画館に行こうと思わせる映画が少なくなりました。
コメント
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