King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

打って打って打って、もニックス対レイカーズ

2008年12月17日 23時51分01秒 | バスケ
Team   1   2   3   4   T
Knicks  37  28   23   26  114
Lakers  26  24   34   32  116

2008/12/16
Arena: Staples Center, Los Angeles, CA
Officials: #10 Ron Garretson , #52 Pat Fraher , #50 Olandis Poole
Attendance:18,997
Duration: 2:17

ニックスは、大型トレードで話題になったサンズと
接戦を演じて結局負けてしまい、サンズの新メンバーの
絶好のお披露目になってしまった試合の後で、それでも
コーチはその試合をほめていたとか。

ということは、チーム状態はいいのでしょう。それに、チーム
としてもコーチの思う方向に固まりつつあるという、状態として
はとてもいいということになります。
ただ、この日の相手はレイカーズです。ちょっと手ごわいのでは。

とはいえ、レイカーズはいつもどのチームにも横綱相撲という
がちがちの強さを見せるチームでもなく、なにがあるか解り
ません。そして、この日ガソルはお休みです。かといってそこに
オドムが入るというまるで力が落ちた感じのしないのがレイカーズ
で、まだまだベンチは人材豊富です。

試合は最初、ニックスがとにかくスリーを連発して気持ちよく
点を取り捲りました。興味深かったのは、この攻撃に大概のチームは
同じように点を取りに行く打ち合いの様相を呈するのですが、
無理に追いかけずいつものトライアングルオフェンスで、ローポスト
に入った選手にボールを入れてから展開するオフェンスを貫きます。

第2Qに入っても、インサイドへの攻撃に終始し、常に相手より優位に
立っているところ、ミスマッチなどの弱点を突くということで
走られいれられてもオーソドックスな攻撃で、一時は25点もリード
されますが、まるで見ていてやられたという感覚がありません。

同じように走って入れ合ったとか、打ち合ったとか、ディフェンスを
粉砕されたということでないからでしょう。それに前半でみても
初回だけ37点ですが、これが続けばたいしたものですが、いくら
NBAでもこれだけ走り入れ続けられるほど、なまやさしいものでも
ありません。足が止まったり、相手のペースになったときに守り
打ち続けられるかということになります。

後半、レイカーズのディフェンスがタイトになり前半のように
ぼんぼん外から打てなくなります。レイカーズの弱点はセンター
のバイナムでしょうが、ニックスのリーでは相手負けしている
感じはしません。このリバウンドでニックスはまけてしまった
ということでしょう。バイナムはボールをゴール下で持ってからが
遅いので、ゴールに近いところではクイックでダンクでき
ないというのがターンノーバーにつながったりします。

かなり足に来た感じの後半になり、レイカーズは豊富なベンチ
メンバーを繰り出してきますが、ニックスはベンチからは二人しか
でてきません。最後までスピードと運動量が落ちないネイトロビンソン
ですが、彼はベンチスタートなのが面白いところ。

結局、ニックスベンチもかつてのサンズのようにベンチからの
選手がより入れまくるというような、走り続けられる二段ロケット
的な攻撃を考えていたのでしょう。ネイトロビンソンのガードで
ありながら、パスを受けてアリウープとか立体的に攻撃できる力は
ニックスの最大の武器です。

しかし、彼の身長は私と同じほどしかなく、守りでは常にミスマッチと
なり、そこをつかれることにもなります。

見所は、最後の逆転に向かうところでした。
一旦逆転してそのまま力尽きたとずるずると終わるのでなく、逆転
され同点に戻したあたりはなかなかなチームに変わったと感じました。
そこからレイカーズもターンノーバーを続けたり、しっくりと攻められ
ないとみるとボールを持った選手がパスをせずそのままペネトレート
して決めて、その時のチーム状態を見て柔軟に対処できる選手の
力を見せ、最後はニックスの粘りをかわしたという感じになりました。

その中でもフィッシャーの守りはベテランらしい対処で、最後を締めて
くれました。
コメント
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