奇跡的に時間ができた年末の金曜日。
熊谷にて『地球の制止する日』をみました。
地球温暖化が叫ばれる今ならテーマ的にタイムリーなはずですが、
どうしても昔のSFという雰囲気がします。
実際、地球人以外の人が世界の代表者と話したいといってきたら
というのは、興味深い話です。ですが、それはSFの話の中でどう
展開するかという面白さであり、現実的に映像化すると何が1番
焦点になるでしょうか。
それは地球が静止するに至る所ではないでしょうか。
別に交渉相手の資格として地球も止められる者が相手と示すと
いうのもあまりに突拍子もない話です。クラトゥが連れて行かれた
ノーベル賞受賞者の科学者のうちで板書された方程式を書き換えたり、
ステレオから流れていたゴールドベルク変奏曲を美しいと感じたり
というところでこの映画では、信じるに足る人というところを
表しています。
ただ、人類が地球を滅ぼしてしまうからという理由は、どうも
眉唾です。資源を枯渇させ食料を奪い合い、やがて核攻撃で地球を
破壊してしまうというのが、大方の未来予想なのでしょうが、
それより先に人類が生きられない環境になる方が先だと思います。
そうなった時に、次の環境に適した生物が繁栄するというのが
1番理にかなった話だと思います。
映画の冒頭に、放射能の中でも酸の中でも高温でも生きられる細胞
がいるという授業をしていますが、つまりはそんな過酷な状況でも
生きられる生物がいるのなら、人類が地球から退場させられると
いうのは自らそんな脅しをして支配層に反省を促しているようであり、
正義の行動のようですが、なんら説得力もないのです。
初期のSFでは未知の文明との遭遇がメインのテーマでしたが、
最近の温暖化問題であながち未来的な話でなく、今日的なテーマに
なってしまったため話の落としどころも下手に人類が助かるのも
テーマ的にどうかという問題ができてしまいました。そんな
話しの未消化な部分があるため、この映画の売りも話の何を
1番にしたものかというのがあったんだと思います。
だから、前宣伝はキアヌリーブス最新作です。
それしか売りになるものがなかったんですね。
今、年末で100年に1度の経済危機という最中に、アメリカの象徴の
ような自動車メーカー3社がこの年末資金手当てができないと
いわれ、米政府は金融支援策を立案するも議会に否認され、金融機関
向け緊急融資の資金を流用使用としているようですが、そんなどうしても
この問題を解決して、更なる恐慌を防ごうとしています。そのなりふり
かまわぬ様は、次期政権に爆弾を渡してしまうことを防ごうとする
あまりだといいます。先の6ヵ国協議も核拡散に向けた成果を現政権で
示すためだといいます。
それだけもう何日というタイムリミットにありながら、小泉元首相の
ように卒業旅行といわれた海外遊説もなく、最後まで成果を示そう
とする様はあまりに差があります。日本では、どんな重要な法案が
控えていようとも、うまく国会運営ができないとなれば、さっさと
辞任してしまうのと大違いです。
FRBが次の政権の意見を伺うでもなく、0金利を実施したのも日本と
大違い、主導者の意見や顔色を伺い恐る恐る手遅れといわれるぎりぎり
なところで実施される大鉈と違い、各機関が独立して政権の端境期に
関係なく決断しているところは世界のリーダーたる国という所以
でしょう。
ただ、これは不動産バブルとして当然予見できたことであり、経験した
日本では、次に来るのは資産デフレであるということまで解っています。
当然金融資産のある国は狙われます。もともと日本のバブル崩壊は
米の日本の金融資産を狙った作戦だったという見方もあります。
米GMの格付けがトリプルAから転落かという記事がありましたが、
一方では、年末に資金手当てができないという企業がなぜまだ
トリプルAなのかと言う気がしますが、ブッシュ政権がめざす
救済もただ資金手当てをするだけでなく、債権カットや人件費削減
などをもとめるなど結末を見据えたものとなっているようで、
いずれは誰に買わせるかというところまで話し合われているのでしょうか。
熊谷にて『地球の制止する日』をみました。
地球温暖化が叫ばれる今ならテーマ的にタイムリーなはずですが、
どうしても昔のSFという雰囲気がします。
実際、地球人以外の人が世界の代表者と話したいといってきたら
というのは、興味深い話です。ですが、それはSFの話の中でどう
展開するかという面白さであり、現実的に映像化すると何が1番
焦点になるでしょうか。
それは地球が静止するに至る所ではないでしょうか。
別に交渉相手の資格として地球も止められる者が相手と示すと
いうのもあまりに突拍子もない話です。クラトゥが連れて行かれた
ノーベル賞受賞者の科学者のうちで板書された方程式を書き換えたり、
ステレオから流れていたゴールドベルク変奏曲を美しいと感じたり
というところでこの映画では、信じるに足る人というところを
表しています。
ただ、人類が地球を滅ぼしてしまうからという理由は、どうも
眉唾です。資源を枯渇させ食料を奪い合い、やがて核攻撃で地球を
破壊してしまうというのが、大方の未来予想なのでしょうが、
それより先に人類が生きられない環境になる方が先だと思います。
そうなった時に、次の環境に適した生物が繁栄するというのが
1番理にかなった話だと思います。
映画の冒頭に、放射能の中でも酸の中でも高温でも生きられる細胞
がいるという授業をしていますが、つまりはそんな過酷な状況でも
生きられる生物がいるのなら、人類が地球から退場させられると
いうのは自らそんな脅しをして支配層に反省を促しているようであり、
正義の行動のようですが、なんら説得力もないのです。
初期のSFでは未知の文明との遭遇がメインのテーマでしたが、
最近の温暖化問題であながち未来的な話でなく、今日的なテーマに
なってしまったため話の落としどころも下手に人類が助かるのも
テーマ的にどうかという問題ができてしまいました。そんな
話しの未消化な部分があるため、この映画の売りも話の何を
1番にしたものかというのがあったんだと思います。
だから、前宣伝はキアヌリーブス最新作です。
それしか売りになるものがなかったんですね。
今、年末で100年に1度の経済危機という最中に、アメリカの象徴の
ような自動車メーカー3社がこの年末資金手当てができないと
いわれ、米政府は金融支援策を立案するも議会に否認され、金融機関
向け緊急融資の資金を流用使用としているようですが、そんなどうしても
この問題を解決して、更なる恐慌を防ごうとしています。そのなりふり
かまわぬ様は、次期政権に爆弾を渡してしまうことを防ごうとする
あまりだといいます。先の6ヵ国協議も核拡散に向けた成果を現政権で
示すためだといいます。
それだけもう何日というタイムリミットにありながら、小泉元首相の
ように卒業旅行といわれた海外遊説もなく、最後まで成果を示そう
とする様はあまりに差があります。日本では、どんな重要な法案が
控えていようとも、うまく国会運営ができないとなれば、さっさと
辞任してしまうのと大違いです。
FRBが次の政権の意見を伺うでもなく、0金利を実施したのも日本と
大違い、主導者の意見や顔色を伺い恐る恐る手遅れといわれるぎりぎり
なところで実施される大鉈と違い、各機関が独立して政権の端境期に
関係なく決断しているところは世界のリーダーたる国という所以
でしょう。
ただ、これは不動産バブルとして当然予見できたことであり、経験した
日本では、次に来るのは資産デフレであるということまで解っています。
当然金融資産のある国は狙われます。もともと日本のバブル崩壊は
米の日本の金融資産を狙った作戦だったという見方もあります。
米GMの格付けがトリプルAから転落かという記事がありましたが、
一方では、年末に資金手当てができないという企業がなぜまだ
トリプルAなのかと言う気がしますが、ブッシュ政権がめざす
救済もただ資金手当てをするだけでなく、債権カットや人件費削減
などをもとめるなど結末を見据えたものとなっているようで、
いずれは誰に買わせるかというところまで話し合われているのでしょうか。