King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

イミダゾールジプチドと『早夏』

2015年06月01日 12時10分46秒 | 珈琲
季節のブレンドは『早夏』に変わりました。

この季節のブレンドに関しては皆さんが
決まっておっしゃるのはどんなブレンドですかと
いうものです。

常連さんはこのブレンドはその季節に一番飲みたい味
であるという事は知っています。

今回はどんなことを思って作ったのかを聞きたい人や
イメージを詩のように聞かされるのを好む人と
味についてのコメントを聞きたい人といるようです。

味を知りたいのなら試飲してもらえば一発ですが、
こと珈琲に限ってか一般にコーヒーは苦くて黒いもの
という観念にとらわれ、自身もうまいコーヒーとは
という答えを持たない人がほとんどの中、本来なら
珈琲の重要な味の一部である酸味も一番の悪役に
思っている誤った観念が根強くあります。

最近分かったことですが、そんな一般に味覚音痴は
確実に広がっており、自身が試食や試飲をして判断
したことより、マスコミやネット情報などの評判が
高かったものが好まれています。

そして困ったことにそれに添加物の問題もかぶさってきます。

例えば日本でハムやソーセージを買うとほとんどが
亜硝酸やリン酸塩など食品添加物が入っています。

海外の生ハムはほとんどが肉と食塩のみです。

ですがスーパーなどで売られているものはほとんどが
添加物入りで、自然派の人向けに無添加を強く謳った
ものはなぜか本来のハムやソーセージより味気ない
ものとなっています。

味気ないといったのはこれは多分原材料の差で良質な
肉を使えば添加物入りのものに負けない味になるはず
です。

しかし、消費者のニーズの販売者の良心や気質に
ずれがあり、無添加食品や無農薬などをうたった
本来あるべき生産物は無農薬、食品添加物無添加の
ものはまずいという構図になってしまっています。

本物の海外産の肉と塩だけの生ハムの味を知って
しまえばプラスチックのような日本の生ハムなど
食べる気になりません。

味でさえそれだけ選択肢となる所に最近はネットでも
食品添加物への援護射撃となるような記述が目立ちます。

例えば先の亜硝酸塩とかリン酸塩などは個別にネットで
調べれば最近の同行が色々と出ていますが、論調は
騒ぐ方がバカという書かれ方です。

亜硝酸などは自然界に普通に存在するものだとか添加物
で摂取するより野菜などに普通に含まれているとか
リン酸塩などをハムなどから一掃するとコンビニが
言っているのは他の酸味料や香料など他の食品に含まれて
いるものをそのまま販売しているのは小手先の宣伝
に過ぎないなどことの本質から離れた議論になって
います。

肉の発色や食感を高める為に添加されるそれらの科学
物質がただ利益のために使われていて本来得られる
べき良質で味の良い食品の流通を阻害しているとしたら
我々が本来受けられる健康で安全な生活が根本から
崩されようとしていることになります。

ウナギが絶滅危惧種になってウナギ味のナマズが
開発されたり、全身トロのクロマグロの養殖とか
本来のよりどころの本物の味とか安全もおびやかされ
ていると感じざるを得ません。

そんなことをニュースみながら思っているとクジラの肉
の箱に見慣れない文字が出ていました。

それがイミダゾールジプチドです。

特定の部位は三分の一の在庫という時に映った箱に
書かれていました。

これはミンククジラの肉に含まれる物質で強い抗酸化
作用があるとされている物質です。

まあこういうのも流さないと本当に鯨肉を食す文化が
なくなるという事なんでしょう。

オ―ストラリアの残虐だから止めろというのも科学的
根拠が乏しく、調査のみなら実際にクジラを捕らなくても
できるのならそれでもいいように思います。

ミンククジラなどその調査の結果増えているので多少
とってもいいという事なので、南極海以外で日本の需要
分くらい賄えそうですがどうなのでしょう。
コメント
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