King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

タングラムで知ること

2019年02月12日 23時55分54秒 | スキー

福島で星野リゾートを体験し、ふと感じたリゾート感への疑問と

猪苗代湖を見たら野尻湖を見たいと思ったこと、それとあれこれ聞こえてくる

諸々のスキー環境の変化などなど今までさんざん見てきた野尻湖ですが、今見たいと

思い久々に訪れてみました。

 

いつもと同じタングラムに予約して今の時期出かけたのは今なら一番雪があり、全ての

コースが滑れるだろうという事と、いつもは料金が下がる三月に行っていましたが、今年から

リフト付きのプランのリフト券が斑尾共通となり、今まで現地でマウンテンパスという追加

料金3000円がかからないことになります。となると今の12300円も三月の料金と同じだと

雪の良い時に改めて全てのコースを滑ってみようと思ったのです。

 

というのは今年は今までないことになっていたキングスラロームへ山頂から滑り込めることに

なっており、さらにレイクビューコースという山頂からフォレスト、ヴィレッジという尾根伝い

のコースが復活しています。それも雪のあるうちに行かなくてはまた閉鎖されてしまうとことも

あり、久々にレイクビューからの望む野尻湖を見てどう感じるかと楽しみにしてでかけました。

 

長野から高速道はチェーン規制が出ていましたが、朝7時にでて道路は順調で空いており、長野

に入っても雪は降ってませんでした。今回も前回と同じ豊田飯山から斑尾経由でタングラムに行く

予定でした。一番最初にタングラムに泊まった時にもこの道で来たはずです。その時は斑尾に

車を入れそこで滑ってからタングラム入りしました。これが一番秩父から行くには近く合理的な

アクセスです。ただ、今回のようにリフト券付きだとタングラムにチェックインするため信濃I.Cから

タングラム入りしていたのです。前回帰り道にこの道路を通ると今までよりずいぶん近くなった感じが

したのと高速道路も安くなるので今回は豊田飯山からタングラムに行きました。高速を降りて14K程

です。ただ、信州中野辺りから雪になり、降りはどんどん強くなり、高速降りてからずっと除雪車が

通ったばかりの圧雪道でずっと雪の溝を行く感じでした。前回は短く感じたアクセスが雪と山道で

かなりの緊張がつづきやっとタングラムに着きました。

 

一番雪のある時期だけにアクセスも車を止めるのも大変です。駐車場は雪に埋もれた車だらけで

車があるので除雪もちゃんとされておらず、いつもなら近くにおける平日なのにかなりはずれに止めました。

こうなるとスキー場に着いたのが10:20なのに滑り出しは11:00時となってしまいました。

真中のクワッドリフトから左の第一リフト、第二リフトと乗り継ぎ山頂に立つと閉鎖となっていた

レイクビューが開いています。とはいえもともと非圧雪の木が刈られただけの尾根ですから

目の前に斜面が広がるというロケーションではなく、毎度の非圧雪急斜面で最上級者専用という

脅し文句の看板だけのお出迎えで、やっとこれたという感慨もそもそも雪とガスで視界も悪く

ワクワク感もないまま降りていきます。

 

普通コースなら非圧雪でも平坦でここがコースであると認識できますが、木がないところに

雪が山状に積もり、これでは林の中へ行けと言わんばかりの山もりで他のボーダーたちと同様に

私も林の中に行ってみました。林間コースはあまり好きではなく、ただ林間をまっすぐ行くしか

なくターンを決めるという事もなく人が行った方へ行くだけです.それでも新雪はたっぷりで

雪質はこの間の福島よりましなパウダーでした。

 

林間を抜けキングスラロームと抜け下に着くと汗だくでこの一回でお昼にしました。

 

滑っているのは福島同様外国人が多く、ホテルのランチレストランも外国かという感じです。

今時はホテルのスタッフも外国人だから余計そう感じます。西洋系の人が多く、これは

斑尾に行くとがらりと感じが違います。クリスタルのシングルリフトが止まっているので

それから左のリフトへ行くのはやめて15リフトとスカイラインを使って滑りました。上に行くと

ガスで2,3M程度しかなく、コースに出れば非圧雪でも踏まれているのでどこでもターンできますが、

林間では先を見通せず先行きの見えない中を滑っている感じが強く、さらに福島の時以上にひざが

踏ん張りがきかず新雪でのターンができない感じで林間を避けコースを行くことにします。

 

午前中は林間に逃げたため確かめられなかったレイクビューへ行くとロープが張られていて

行けませんでした。さらにホワイトラインもロープが張られていて滑れません。するとその脇を

林に入る人がいてあんな林を滑らすならすんなりコースを開けろよと思うのでした。そういえば

今までもこういうコース閉鎖とリフト休止があるというのが平日のスキー場です。ただ、3月の

雪が少なくなった時期と違い豊富にある今の時期はすんなり開けろよと思うのでした。

 

ただし、いつもはガリガリで気持ちよくないビレッジコースは深雪未圧雪で楽しい感じでした。

 

ただ新雪を滑ると体力の消耗も激しく山頂から一本行ってくるとハアハア言って汗をかいており、

お昼を食べてから二回も休みをとり水分補給を必要としました。結局何本もこなすことなく、

主だったところはひと通り滑ったかなと言う所で終了となりました。

 

ただ今までのコース図にあるところだけを滑っていたのとは違う新雪を求めて林間に入ったり

非圧雪のコースを行くと今までの既存のコースとは違う姿というか魅力を感じたのも確かで

ただ問題はその境界が非常にあいまいでどこが滑っていいのか解りづらいのです。

 

前から一番左のリフトの右側は木がまばらで斜度もなくリフト線との間もあり、滑るのに

格好なコースですが、今までは誰も滑る人がおらずそれはコースと林間のロープや境界線と

禁止表示が厳重だったからです。今ではコース入り口の方にロープがあり、林間にないという

ケースがあり、解放林間なのか厳重禁止林間かの境界が一層解りづらくなっています。

 

それだけコースを閉めている理由が知りたいところですが、それはどうやら雪付きの悪さから

雪崩になりやすいということらしいです。

何度も来ていてコースは何度も滑っているのに尽きない興味が湧くそんな不思議なゲレンデと

なった感じのタングラムでした。

 

不思議なのは夕食会場でも感じました。平日なのでそんな泊まっていないのだろうと思ったら

夕食会場は人でごったがいし、バイキングの料理もすごい速さでなくなっていくのです。

そして、不思議なのはあれだけいた中華や西洋人は消え、全く日本人だけが溢れていて子連れ

の家族もいます。こういうのがせっかくのリゾート気分をげんなりさせますので、近づかない

ことです。結局雪は一日降り続き、朝止めた時雪から車を掘り出している人がいましたが、

明日はあれを私もしなくてはならないのかと思いながら寝るのでした。

 

コメント
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