King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

余寒と冬の終わりに

2019年02月15日 08時57分31秒 | 珈琲

今年のスキーシーンはいつも降りしきる雪の中で滑っている感じです。

そして、膝の痛みで自由にならない関節に無理やりな感じで滑っていますが、

そのせいでいつまでたってもひざは違和感を抱いたままでゆっくりとした動作を

強いられています。

 

降りしきる中というとたっぷりの雪がいつもあるようですが、ふわふわのパウダーは

人が滑るところにはないというのが良く解った斑尾でした。

 

見通しの効かない中滑るのはストレスがたまり、せっかくのパウダーがあっても

あまり楽しめません。

 

しかし、解放林間があれだけあるのも珍しいスキー場であんなににぎわうスキー場を手放して

しまう会社もあるわけで利益の質を上げるというのはまた次元の違う話なのかと思う現象でした。

昔からミーハーが集うスキー場とかボーダーの群れと平日でもリフト待ちがあるスキー場であり、

あの軽井沢スキーバス事故の目指していた目的でもあるところですが、あの事故後はしばらく混雑が

少なくなったようでしたが、直ぐにそれも回復し他のスキー場同様外国人の多いスキー場となって

行きました。

 

マックアースが目指したのはパウダーの開放で外国人を多く集客し、利益率を上げるという方向性

だったはずで予定通り外国人集客を増やしたのに売却されたのは、一月二月だけの集客では一年分の

利益が稼ぎ出せないとあきらめたからでしょうか。先日の連休時には信濃I.C周辺のスキー場は駐車場が

満杯のところがでてインターから渋滞という事態になったようです。

 

土日に群れる日本人客とパウダーを求めるリゾート客をどうさばき利益率を上げるのかというのは

地元にどう利益をもたらすのかという調整力で今後そこに生活する人々との生活の場をどうするのかという

問題になっていくと思います。

 

タングラムに宿泊して食事会場は日本人ばかりなのにいざスキーの時になると途端に日本人は少数派と

なるような状況にどこから湧いてくるのかとネットで検索すると貸別荘のような空き部屋検索サイトが

あり、どうやらそんなバブルの遺産を利用しているようで英語で予約できるものが見つかります。

 

今旅行業法の改正がされ一部屋から開業も可能とかで、安いリゾート物件を買いホームページを作る

だけで開業も可能のようです。

 

昔の住み込みバイトなんかより空き部屋を調査してそれを仲介するだけでも効率よくビジネスできる

可能性があります。

 

今冬の乾燥した晴れの関東でその雪の景色を思い浮かべると色々と考えが浮びそのまま

その真っ白な世界に浸ってしまうような今の感覚ですが、外を見れば今やるべき課題が

押し寄せてきてすぐにも焙煎を開始せよとの要請も迫ってきます。

 

この乾燥して寒い時期に深まる珈琲の味もあと少しの時間で、ケニアのおいしさも

今の在庫限りとなりそうです。

 

ケニア好きの方はお早めにどうぞ。

 

ケニアがなくなるとカロシトラジャやガヨマウンテンなどのインドネシア系の豆に

移行していこうと思います。

 

しばし、この時季ならではの深まる珈琲の味というテーマをお楽しみいただき、さらに

やがて来る花の季節にフルーティーで花のような香りのスペシャルティを味わうという

贅沢な時間を春の訪れとともに味わってください。

 

そして、今はこの寒さに春に何をするという予定より、寒かったという感想を言い合い

冬を振り返る今月の末の冬の終わりを語る時期に季節のブレンドをご利用ください。

今月は『余寒』です。

 

冬は寒くつらい季節と思いがちですが、それを楽しむことが大切です。それはひとつには

珈琲をより楽しむという事でもあると感じます。またケニアを飲めたと喜ぶ方ややっと余寒を

飲めたと喜ぶ方の顔を見る度、そんな人が少しでも増えればと願います。

 

 

 

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