King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

薫る秋に薫る珈琲

2020年10月08日 10時40分46秒 | 珈琲

今年は遅い咲きだしになったという人もいますが、金木犀の花は匂いだけでなく花弁も開き

オレンジの花の色が目立っています。

 

そうするとこの秋に食べたい毎度の食品とか思い浮かべますが、昨日はまた都内の病院に

でかけて途中、京都物産展なるものに出くわし、私の好物を仕入れました。

 

黒トウガラシや生八つ橋などですが、生八つ橋や焼き八つ橋は家族は批判的で京都に出かけても

しばらく買うことはなかったので久しぶりの再会となりました。

 

Go To キャンペーンでにぎわう観光地の映像など見るとやっとはねをのばせるようになったのかと

安心もするもののとてもまだ私自身どこかに行こうという気にはなれません。

まだまだコロナが収まったわけではなく、これが夏の繰り返しになりはしないかと気を揉む

だけです。

それでも経済復興とか景気とか気にするとこの各地に賑わいというニュースは喜ばしい

物のように受け取れるのでした。

 

昨日の三芳パーキングでは産直野菜も買い、これまた久しぶりに紅玉も買えました。

林檎のなかでもこれだけはという私の好物ですが、最近はスーパーなどでは売っておらず

ちゃんと実が大きく育った生食用のものも店先で見ることはなく、ジャム用として

傷物が出る程度でした。甘みに乏しく酸味が強いため人気があまりないので出荷され

ないようですが、各農家にまだ木はあり、毎年なっているのにこのような場所でしか

出会えない商品となっているのです。

 

まあこのようなことはたくさんあるのですが、本来のものとか本物とかにこだわり

大事にしていても世の中の支持が少なければ本家でも本物でもなりたたないという

厳しい現実も感じないわけにはいきません。

 

今年コロナ禍のおかげでゴッホのジャガイモの食卓の絵にも新解釈が加わり

今までの暗くて見るべきもののない絵としてとらえていた物にも珈琲とジャガイモの

貧しい食卓でも家族の団欒という面では幸福のほとばしる瞬間であり、とかく

農民とか生産者で科学的なものも何もなく自然だけを相手とすると超自然のもに

感謝して恵みだとか宗教的宗主への思想を誘いはぐくむようなものが付け入るのですが

感情と瞬間がにじむものや伝えるものを感じると私が感じている日々の珈琲にある

思いがあるからジャガイモだけの食卓でないという気持ちも強く今年は見えるのでした。

 

そして、昨日の自身の食宅は長いドライブから自宅に帰りしたくもするのもというので

外食しましたが、そのきっかけになったのが秩父市のプレミアム商品券です。

 

いつも行く郵便局で申込書を見つけ抽選で受け付けというのでどうせ当たらないだろうと

ネットで出して置いたら引換券が郵送されていて購入したところ10000円分に2000円分の

プレミアムが付いた商品券がきたのですが、何の気もなしに使っていたらその2000円分は

赤色になっていていつも使うスーパーでは使えませんといわれてしまいました。

 

つまり一番使用頻度があるところは使えないというのは使いだして初めて知ったことで

じゃあどうすんだよと調べたら飲食店などで使えるとなっていたのでした。大型店などでは

使えないプレミアム分は結局地元の小さい商店の消費に回せというわけです。まあそれならと

いつも利用する食堂に行き、この食堂でいつも食べているメニューをと思ったら店内もそうですが

なにか閉店まじかの店のような雰囲気に満ちていてこれもコロナ対策のせいかと店の中を改めて

みてしまうのでした。すると偶然地元歌手がいて聞くとこれからラジオ出演するんだとかで

打ち合わせ中でした。彼女とは世良公則のコンサート以来の再会でした。

 

気が付けばタクシーはもう夜は早々にいなくなり、かつては西武秩父駅に着く終電までいたのに

市民生活にも影響があるばすです。さらに運転代行もかつては5社あったのがひとつになったと

いう人もいて夜私が走っていてもその一社のものしか見かけなくなりました。もともと夜に店が

しまるのが早い街といわれていましたが、それでも夜2時までやっている店をしっていましたし、

コンビニや吉野家すき家などは24時間やっているのでそんなことはないと思っていましたが、

過疎化や高齢化に加速がかかりいくら昼間観光客が詰めかけても寂れる街にブレーキはかからない

でしょう。

 

そんな現実に市が行っているのは道路を広げ電柱を埋設するといった市内の空洞化を加速するような

もので空き家が取り壊され街並みも空疎になり大型店くらいしか買い物ができない町になっている

のです。それを後押しするような政策をしておきながら町の生活者が増えるような施策はとられて

こなかったのです。産婦人科が市内に一軒になって久しいのですが、これなども早い取り組みで

安心して生活できるまちとして市が取り組めばと思える点です。

 

でも昨日訪れた食堂のメニューなど見ても観光客用に変えた感じになっており、もはや地元の

人の店という感じではありませんでした。

 

それでも市内に新店舗の話はいくつか聞くし、SNSではランチにどこに出かけたとかどこの

何がうまいとかいう情報が行きかっています。移住したとかそんな話も多く聞きます。

しかし、もっと多くの不条理とか危惧を抱くような出来事に満ちていてまったく先を見通せない

そんな行き詰まり感も感じるです。

 

豊かな金木犀の香りに包まれて、さらにほっとする珈琲に毎日接して秋たけなわ感は増すのですが

今朝から雨のように不安要素も常にあるのでした。

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