King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

サンドラ・ブロックとブラジルはたまたパカマラ

2024年03月19日 12時14分36秒 | 珈琲
秩父の一番早く咲く桜はもう既に5分咲きです。その他の木蓮や山茱萸等はまだ咲いてるのをみません。ソメイヨシノは都心より1週間は遅いでしょう。
しっかりと毎日現れる課題やらミッションを確実にこなし、週末のバスケット市民リーグに臨むと何やら頭に描いた完璧ムードも幻影だったのかというような想定外な結果に落胆してしまうのでした、
そもそも我々のチームは数あわせのためのような寄せ集めであり定期的に練習していつもバスケットに親しんでいる人はいなくて普段全く運動すらしていない人も多く、半分は他のチームにはいない高齢者なのです。
他のチームもおっさんが多くなり年齢は高めでしたが、この春のリーグは高校生や大学生のグループなど若い人も多いのです。
その運動能力の高さを目の当たりにしてなぜかいつものペースやフレキシブリティを欠いた動きになってしまったのです。途中からこれはいかんと気持ちを奮い起こしたものの不完全燃焼な感じが残るのでした。日々の困難なミッションを順調にこなしてきた完璧なイメージが損なわれかなりへこんだ気持ちになったのでした。
それも最初の萎縮してしまった気持ちや戦わずして負けてしまったかのような若さには勝てないといった自分の気持ちに激しい違和感と嫌悪感が募るのでした。そもそもポンコツの寄せ集めなのだからなにも誰も期待や勝利など求めてもいないのに勝手に負けを決め込んだり尻尾を巻いてしまったことがいつまでも悔やまれるのでした。
そんな夜にみたのが『ロストシティ』でした。主役のサンドラブロックは我々と同年代なのに未だにお姫様キャラで主演で見た目もスタイルも昔のまんま物語の中心で女王様のごとく君臨しています。回りにでてくるキャストも豪華でさらわれたサンドラブロックを救助に向かうのはもと特殊部隊の金髪をなびかせた人探しのプロはブラッド・ピットなのです。そのキレキレのアクションと活躍で易々とサンドラ・ブロックにたどり着くと後は脱出だけとなったと思ったらあっけなく狙撃銃でブラビは即死してしまうのです。何と言う期待の煽りと解き放しでしょう他の人もブラビの無駄遣いと言われています。まあそのまま彼の活躍を描いていったらブラビの映画になっちゃうわけでもっと屈折したものも織り込まないととなるわけですが、この映画は所謂ハリウッド映画で単純明快ながらやはりみたいものを裏切らないところはすごいと思います。スピードが1994年の映画ですからそれから丸々30年たって違和感なく女王様キャラのままというのもすごいと思います。昔みたトリックを今見直してみると映画版のトリックなど仲間由紀恵の劣化が感じられ、まあ贔屓目に言うならば味を増したふくよかに変わっているのは明らかですがそれを感じさせないサンドラ・ブロックには本当にハリウッドの中の人だと銀幕の中の人類なのだと感じます。まあ、変わり果てたキャリーフィッシャーとマーク・ハミルを出してしまうという幻滅もあったりしますがこれを見てまた週末のバスケット市民リーグに新たな闘志を募らせるのでした。そして、またワンミシシッピというドラマではゲイのDJが経験する複雑な家庭環境の告白からがんサバイバーとしての経験と自分の母の死を経て明かされる家族の話をブラックユーモアで表現したドラマなのですが、舞台のミシシッピではゲイを認めない人が未だに多くいることや黒人の差別とか、恐竜を信じない人や聖書のなかのことしか信じない人とか普段語られないありのままのアメリカ人の考えが語られるのです。一方日本では見せかけの正義やまやかしばかりで政治資金規正法やらパーティ券キックバックなど当時の幹部に証人喚問しても国会に呼んでも誰も知らなかったと本当のことを言わないのです。テレビをみた国民がそれを真に受けるとでも思っているのでしょうか。今や二人に一人はガンで死ぬといわれるような世の中で有機栽培の規制など年々使っていい農薬が増えているのだそうです。先進国の中で食品添加物の緩さも度々指摘されます。何か正しいことや事実がきちんと報道されずねじ曲がったままの社会そんな感じがします。そんなものを晴らすのはせめて美しい自然を眺めて飲む珈琲ということになるのですが、最近の焙煎で取り組んだのはしっかりと強火を当ててスッキリとキリリとエッジの効いた味でありこれは毎日飲むブラジルのアルタモジアナなど強火で引っ張るとこうも変わるのかという変化を見せます。まあ、ここのところの気候と同じで効きすぎたと思えばまたもとの甘味を意識したとろ火利用の焙煎に戻り、また暖かくなればエッジを効かせと行きつ戻りつするのがこの時期なのかなといつものブラジルに対峙するのでした。また面白いものでエルサルバドルのパカマラのように日々の気候の変化で同じ豆でも日々酸味の味が変わり毎日違う顔の変化を見せる豆もあるのです。サンドラ・ブロックばりに今週末はまたバスケの試合に臨みます。

コメント
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