毎日武甲山の削られた山肌を眺め、そこから連なる回りの山々に目をやり、朝の珈琲を飲む。
昨日はそんな毎日やっていることがとりわけ特別なことのように感じられるのでした。
寒いといっていた日々もそこら中さくらや木蓮やらが咲きだし、町にお昼のパンを買いに出ると町に溢れる半袖姿の人が春を謳歌するかのような観光地の風景に変わっていました。
私はまだ山に雪が見られ、風が吹けばまた山に雪が降っているとスキーに行く日を夢みといった日々が続いて欲しいのですが季節の進みは確実で早いようです。
武甲山の雪もなくなっています。
そして冬の楽しみとも言えるお気に入りのリトルマーメイドのデンマークダブルチーズの石窯パンの焼きたてのお昼と昨日届いたばかりのエチオピア•モカイルガチェフハルスケと共に味わい、ベートーヴェン•ピアノ・ソナタ悲愴の生演奏を聞くという贅沢な時間を過ごすのでした。
これは新雪のパフパフを味わうのと同様、脳内に特別な物質があふれでる状況です。
それも朝の武甲山から始まる秩父という地でしか味わえない最高の組み合わせで豪奢な気分にさせてくれる1日でした。