King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

旅ラン10Kにひとこと

2018年07月12日 10時54分51秒 | 日々のこと

つるの剛士の旅ランが昨日放送され走った場所が秩父でした。

全然そんなの聞いてないよ状態でしたが、気になったのはその

10Kをどう設定したかです。

毎日10K走る身としては、秩父で快適に10K走るのは難題であり、

まして秩父の魅力を感じながら走るとなると歴史とか自然と限られて

来ます。昨年ブラタモリが秩父を訪れ、秩父と長瀞を地学的魅力で

紹介しましたから、そのジオ関連の歴史や自然は使えないことから

タレントの個性から考えてうんとミーハーな町話題をさらうことに

なるのだろうことは予測されました。

 

ただ、10Kも街歩きできる距離はなく、ただ街道を映しても絵にもならない

ということで何が出るのかというのは興味を持ったわけですが、こういう番組の

前には色々とリサーチが入り、企画段階で色々な団体が動いて何らかの情報が

入るのに今回はブラタモリの時の様な仰々しさもアイディアを求められることも

なく、テレビの予告で初めて知る出来事でした。

 

その気になるコースは公園橋の向こう岸から始まり、絵的にはやはり一番絵になるところ

から始まりました。しかし、いきなり荒川に降りたり実際に走ったことのある自分としては

あれは相当な苦痛だったろうなと思います。その苦労はちっとも画面からは伝わりませんが、

秩父神社に着いた時に今までの番組ではないような汗がだらだらと滴り落ちていたことから

口には出さないもののバテバテだったことは予想されます。

 

表情にその苦しさをにじませずに淡々と観光案内的な秩父神社とその参道の店々を案内する

のはかなりの体力と忍耐が必要だと思います。ただ、文化的背景とかただレトロな街並み

だけということだと映っている田舎の風景もやはり食い足りないそんな印象です。神社の

説明をした人も役不足でおざなりで最近やり出した水出しおみくじなどをすすめるなど

薄っぺら感が満載です。

 

その後に出た秩父銘仙のギャラリーなども今では秩父にきても銘仙なんか買えませんと

宣伝したようなもので、実際に広めようとしている人たちや秩父銘仙の販売する人たち

からするとすこぶる不都合な物言いだったと思います。

 

ただレトロな街並みでいい感じだという紹介もよいですが、歴史的背景とかなぜホルモン屋が多い

とかそんなところも紹介すべきところで、今でも残る織物工場の波屋根とか紹介して、走る上で

そんな街中に残る銭湯などはぜひ紹介してもらいたいポイントです。

 

秩父で走っても西武秩父駅に武甲山を望む露天風呂があるとかこの暑さで帰りはさっぱりとして

帰れるところも紹介するのが旅ランでは重要だと思います。秩父は日帰り温泉も旅館の日帰り入浴も

受け付けており川を渡る橋を走る爽快感とかもっと感じられる喜びについては紹介不足な感じです。

さらに、羊山ではせっかく武甲山の下の芝桜のところを走ったのに何のコメントもなく、羊や馬が

いるところもまるで説明ないのです。

 

唯一の成果として棚田にホウネンエビがいるということは私も知らなかったのでこれはひとつ

へーといえることでした。よく、吉田の田んぼにカブトエビやホウネンエビがいるというニュースは

聞き、これはいつか見に行こうと思っていましたが、意外と秩父のどこの田んぼでもいるのかと

思った次第です。このエビの姿は私の子供の頃雑誌の付録などで人気になったシーモンキーと

同じようなすがたで昔の記憶につながります。

 

昔はどの田んぼでもいたザリガニやタニシ、ドジョウにゲンゴロウなど今ではなかなか見つからない

ものになってしまいました。

 

未だにお祭りなどは各地で行われますが、そんなものより自然の営みがだんだんとみられなくなる

現在、守らないといけないことはたくさんあると思いました。

 

 


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