King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

芝浜

2024年02月06日 09時38分56秒 | 日々のこと
10年前の大雪を彷彿とさせる昨日からの雪です。まだ降り続いていて塀の上には20センチ以上の積雪があります。昨日の夜には当店の前の道を通る車もなくなり除雪をしなくては車もだせない状況です。まあ、これから気温が上がり車が通り出せば溶けるのも早いでしょう。電車は止まり高速道路も本庄児玉まで通行止めと都市機能はストップ状況です。まあ、最近は予防的通行止めで早くから止まりますから仕方ないことで明日の回復がどの程度になるかです。私は予定どおり板にワックスをいれ明日草津に向かいます。10年前の大雪では7日の日にも20センチほどの大雪で、14日から16日まで降り続き今までに見たことのない1メートルを越える積雪となりました。その14日に二泊三日の三日目に草津にいて草津から24時間かけて帰ってきました。そんなことにならなければいいのですが。
さて、先日アドマチック天国を見ていたら港区芝をやっていてあの立川談志の得意としていた芝浜とはこの辺りのことだったと知り得心がいきました。
題名の芝浜とかその昔そこに雑魚河岸があり庶民の台所だったという事情ははじめて知りすべての辻褄があったのです。
もともと三題咄の即興的に作られた話らしく古典落語というよりはライブ感の溢れる勢いでやる話で人情話とかほつこりと良い話聞いたとなる話芸で有名な有力古典落語とか庶民の無知を笑いにするスタイルや活劇的な話芸のらくだなんかとも違うものです。立川談志が持ちネタとしたことから話のステータスも大ネタ扱いになり簡単に二枚目などがやるのが憚られるものとなっています。林家たい平
も持ちネタとしており、林家ブランドなのに古典落語とか正統落語をやる違和感を感じたりしましたが今回芝浜とはそんな出来上がりの勢いの話なのを知り落語に正統も古典もありゃしないという思いもしてきました。道に50両落ちていて一生遊んで暮らせると飲んだくれるお金が落ちてるはずもなく、江戸時代の価値だと650万ほどで現代ごみ捨て場から3000万とか昨年の最高額3400万とかまったくない話ではなく、昭和の1億円拾った大貫さんの話も記憶にあります。それがあんな都会の真ん中で今ではまったく面影もない海だった地でしかも雑魚河岸という庶民の台所の話なんだと理解すると急に身近な感じになり、さらには薩摩藩邸があり、勝海舟と西郷隆盛会見の地という歴史的な地というのを知ると私もかつては名店モカの焙煎を継ぐ自家焙煎店を訪ねたことを思い出し、鉄道時代にはセールスに冬の間訪れたビジネス街の印象と慶応があったなあというくらいですが、グッと身近になった感じがします。さてそんな感覚を抱きつつこれから10年前の再現が起きるのかはどうなるのかという朝でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スキーに行ってきます | トップ | ステルス化する中華民 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々のこと」カテゴリの最新記事