King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

すき焼きとなべ焼きの残り

2021年01月07日 15時43分28秒 | 珈琲

突如シリコンバレーのレンタルに変わり登場したエレメンタリーはワトソンがいきなり金髪で登場という

変わりようでした。前シーズンで英国に逮捕をまるがれるために渡り、ワトソンも付いて

行き活躍の場をロンドンに移すのかと思えば、顧問をしていた警部が何者かに撃たれ

意識不明の重体で回復も不明という事態にニューヨークに二人で戻るのです。

 

当然誰に撃たれそれがどんな敵かという展開になり、かなりこのシリーズも楽しめました。

この正月の時期、こればかり見て過ごしました。

 

そう見終わってしまいもう見るものがない状態になりました。

 

でも豆焼も忙しくて、さらに帳簿付けも始まり年末調整や確定申告と忙しさは続きます。

 

さて、先程のジャワの豆の紹介で書こうとしていたすき焼きとなべ焼きについてですが、

冬の好物で毎年食べるのを楽しみにしているのがこのすき焼きやなべ焼きうどんです。

なべ焼きうどんには様々な思い出もあります。比較的どこでも食べられるものなのに

安心して食べられる店は少なく、自宅で調理したものに比べたら実に貧相なものが多いのも

悩みの種です。

 

すき焼きも自宅で家族でわいわい食べるのが一番ですが、そのためにある店の閉店間際の

セールに出かけて肉を格安で入手することからこのすき焼きが始まったりとこれまた

エピソードが詰まったメニューでもあります。

 

A5ランクより赤身のロースをスライスしたものがいいとか我が家流には色々と歴史と

その検証の流れがあり、どこの店で食べたとか旅館で食べたとかの思い出も重なります。

 

これはいちいち書いていくときりがないほどでこの二つのことで結構なスペースがいるほどです。

さて、これに似たのがこのインドネシアという日本人にはファンの多い豆の地域です。

ですが、私に言わせれば世にいるマンデリン好きの人たちは真のマンデリンの味を知らないのです。

 

そもそも当店にいらっしゃる多くの方がいまだに言うのが酸味が苦手なのでという言葉です。

その酸味がないのがマンデリンだと思っている方が実に多く、マンデリンのフルーティーさとか

酸味の豊かさなど微塵も感じたことがないのかということです。

 

同じインドネシアでもこのジャワというと日本人はカレーのジャワを思う人も多いのではないでしょうか。

つまりそれは普通のバーモントカレーからすると少し高級で大人の味で辛いというイメージでそれがこの

ジャワの豆にも重なるのではないでしょうか。

 

これは当店では安い部類の豆ですが、その見た目や値段からは想像もできない豊かさがあり、味は当初の

予想を裏切りかなりの良質ものに驚いています。

 

まず香りですがブラジルなどよく雨の日に感じる文房具の香りとか古い教室の蓋が開く机の臭いのような

そんな臭いが直ぐ思い浮かびますが、そもそもブラジルに感じる味とテーマはカカオのチョコレート感であり、

それすら知らない人は多いのです。中米のスペシャルティがもてはやされやたらと希少種とか高い豆がありがたがられる

昨今ですが、この基本を押さえてさらに上質をしらないと飛んでもない勘違いになってしまうのです。

 

このジャワとはそんな勘違いと珈琲の醍醐味をストレートに思い出させてくれる力があります。

 

それは豆に最初に湯を注ぐ時に香り立つ香りと最初のカップに口を近付けた時に鼻に抜ける香りと

この二種類の香りとイメージをしっかりと記憶して置いていただきたいのです。

そして口に広がるほのかな甘みと調和は正に珈琲の醍醐味であり魅力であるのです。

冬の楽しみがいくつも浮かぶように珈琲の楽しみもこの豆で改めて頭に浮かぶそんな豆なのです。

この冬はこんな贅沢な豆があじわえる。そして今回はグアテマラのバカマラが格安で

提供できとんでもない冬となっているのです。

 

 


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