King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ナッシュ復活。ニックス対サンズ

2005年01月28日 01時51分27秒 | バスケ
January 25, 2005
Madison Square Garden,
New York, NY
Attendance: 18,680

FINAL  1   2    3   4   T
Suns  28  37   35  33  133
Knicks 33   22  33   30  118

ナッシュがけがの間、サンズは連敗を続けました。
そして帰ったからと言って簡単に勝って来たわけでは
ありません。このゲームを見ても決して今までどおり
の強いサンズに戻ったとはいえません。最初の出だし
などは、得意のカウンターがまったく決まらず、その後
クォーターも決め所の速攻が結構決まっていません。

相手のシュート後、特にリバウンドからのカウンター
やゴールの後のカウンターが常に三線速攻になるのが
本来の格好ですが、ツーメン速攻でなおかつ最後のシューター
といきが合わないというこれではだめだという攻めがかなり
あります。特に第1Qの終わりにビンベイカーが出てくると
守りに幅が出て、それからニックスの攻撃にリズムが
出て来て、逆転されます。

これで、次のクゥオーターもその流を引き継いでいけそう
ですが、なぜか下手なディフェンスを引いてサンズの
遠距離砲の集中砲火に遭います。普通はここで、タイムアウト後
すぐにマンツーに戻して、ニックス得意のスローバスケに持ち込
みたいところです。それにはインサイドに強い選手をいれて
中も固めないといけません。ところがディフェンスは通用して
いないゾーンディフェンスを引っ張ってみたり、ファウルが
かさむとインサイドに強い選手はすぐ引っ込めて、ディフェンス
が得意でない選手や2年目の選手などあまり今まででていない選手の
起用が続きます。

前回好調だったウィリアムズなどまったく活躍しません。これは
コーチが代行でハーブ・ウィリアムス、アシスタントコーチが努めて
おり、ウィルキンスが辞任してしまったためなのだが、前より悪いと
感じました。選手の適性や得点源のマーブリーが機能していないと
いう不自然さや、ゲーム組み立てや本来守備型の選手がフィニッシャーと
なるような形とか得点が伸びない原因が随所に見られます。相手に
インサイドの攻撃を簡単に許してそれから全てのリズムを狂わして
いることや、ガードの使い方などどうも苦しいチーム事情をあらわに
しています。

それでもビンベイカーがインサイドで働けるという事が見て取れた
ので、いくらか救われました。主砲アランヒューストンがいないとは
いえ、もっと本来のディフェンス力を発揮しないとマジソンスクウェア
ガーデンがなきます。観客数も都会のスタジアムとは思えない、入りでした。
サンズは、第3Qには、100点をあげてしまうオフェンス力を見せましたが、
カウンターは意外ともろいという弱点を見せてしまったような気がしました。
ナッシュがボールを持った時点で3線のうちどちらか一方をとめるか
塞ぐと意外ともろいのです。単純な形だからこそ守りも簡単にとめられる
可能性があります。

ニックスのようにノーガードの打ち合いに簡単に付き合うチームばかりでは
ありません。そこら辺はかなり他のチームは研究しています。ただ、
インサイドを固めたつもりの今回のゾーンではだめなのです。それは
かえってサンズの得意の遠距離が炸裂してしまうのです。一番簡単なのは
ナッシュのところでとめる。そして、次に3線を2線にして最終的に一対一で
守りきるという形が浮かびます。一対一と言えば、スタウダマイヤーが
ビンベイカーに一対一を挑んだシーンが印象に残りました。彼もローポスト
から攻められるスキルが増えたのか。飛び込んでダンクという空いて
ないと攻められない選手から自分で切り開く選手に成長してくれれば、
真のエースとなる日も近いでしょう。
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