King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

房総白浜の旅

2019年05月24日 23時43分54秒 | 旅行

最近の旅のテーマとして海に沈む太陽を眺めるとか海辺の温泉で過ごすという

ものと浜焼きを存分に楽しむというのもあり、この五月の風に誘われるように

一番旅に適した季節に旅行を敢行してきました。

 

今まで家族で夏には新潟の海で過ごし、そこが飽きると九十九里に移行した歴史があり、

そのどちらでも太陽は海に沈んでいた印象で、どこでも見られる光景だと感じていました。

しかし、最近の旅行でスキーと温泉の旅ばかり繰り返していると夏には海に沈む夕日を眺めたいと

いう欲求を感じるのでした。ところが、最近訪れた地は皆夕日は海ではなく陸地に落ちていき、

意外と海に沈む夕日というのは簡単には眺められないのだというのを感じます。

 

熱海、浜名湖、淡路島と今まで海沿いの宿をとりましたが、浜名湖など十分にチャンスがありそう

でしたが、なぜか夕日だけは山に落ちたのでした。

 

それでは千葉の突端だったらどうだろうと今まで通過はしているけれど泊ったことのない白浜に宿を

とりました。今までの通例にない三月四月に一度もスキーに行かなかったことで旅行欲求は強く、

それに今年は一度もカニの食べ放題をやってないことなども宿選びに影響しました。

 

という事で予約したのは房総白浜のウミサトホテルという素敵な名前の宿でした。

 

値段も格安で普通だと12000円ですが、平日直前割ということで7000ほどでした。

結論から言うとこの程度の料金の宿のレベルだとよく口コミで見かけるコスパがいいとか

コスパ最高などという誉め言葉です。それらを見たら安かろう悪かろうなので宿はもっと

高くて高級なのにした方がよいでしょう。

 

建物は海沿いの10階建てのビルで造りは古く、見るからに社員研修施設的な造りです。

古いマンションの匂いがして畳は青いもののけば立っており、和室で古く作りも元は社員寮の

ような作りで安そうな流しが備えられています。それでもトイレはウォシュレットです。

ホテルを名乗りウォシュレットでなかったらよっぽどのぼろ宿なので宿泊は見送った方がいいです。

 

ただ、スキーに行った場合最優先はスキーと温泉なので、施設が古くて粗食でも安くて温泉が源泉掛流し

なら大概の事には目がつぶられます。房総方面には天然の温泉というのはあまりいいところはなく、

どこも循環、加温、消毒の浴感など期待できないところばかりです。舛添で有名になった小湊ホテルなど

安くてもリゾート感のあるホテルは多く、今回は今の時期でもカニの食べ放題があり、浜焼きも食べ放題と

なっていたので予約したのですが、浜焼きは蝋燭のコンロだし、ホンビノスとエビは食べ放題ですが、さざえと

ホタテはすぐになくなってしまいました。

 

ヴィレッジのようにバイキングでも充分リゾート感があり、サービスもよく料金も一万円以下という宿がある

一方今回のように安いけれどそれなりというのもありなかなか安くてよい旅館は見つけにくいものです。

それでも今期の裏磐梯猫魔リゾートなどはよい部類だと思いました。

 

さて、宿の評価はそんなものですが、平日金曜日なので宿はそれはもうたくさんの人でごった返しており、

食事も風呂もそれはそれはいつも人であふれていたのでした。そこに二基のエレベーターのみで私たちは

最上階で、いつもエレベーター待ちに合うのでした。駐車場も私たちがチェックインした夕方5時にはほぼ満杯で

カウンターで記帳している最中も続々と人が到着してきたのでした。

 

これはいつものスキーと温泉の旅ではないことで、人気の宿に来た感じがしました。

さて、もともとこの房総の先っぽは来よう来ようとした経緯があり、やっと実現した

感じもあります。手前の館山では料金の安い宿から良くダイレクトメールが来ていて

海の幸とドライブがてら行きたいと思っていましたが、唯一温泉がなく沸かし湯という

ことで決定打に欠け目的地から外れていたのでした。

 

しかし、プリズンホテルのロケ地になった館山リゾートホテルとかバイプレイヤーズの

大杉連の思い出の地ということもあり、そんな各聖地としてもここを取り上げたり訪れたり

する人は多く、それに家人がまだ東京湾アクアラインも走ったことがないというのでいちど

海ほたるも見せてやろうという事になりました。最近、外環が三郷から先がつながり千葉が

ぐっと近く渋滞もなくなったという話を何人かから聞いていたのもあり、それを調べたいという

欲求もありました。

 

ただ、ナビで検索するとアクアラインで行く道しかでてこず、行きはそのナビの言うなりで行きました。

 

秩父から花園から関越に乗り、大泉から外環美女木JCTから五号線で北池袋山手トンネルから大井JCT

浮島JCT海ホタルで丁度お昼でした。しかし、駐車場は激混みでここまで来て感じるのはここのところ

いくつも新しい高速が開通しているとはいえ練馬から南に行く外環はずっとできず、練馬から降りたら

いつも渋滞で、そこから首都高速に乗っても護国寺、竹橋と行くルートはいつも渋滞です。さらに

今回の大泉からそのまま美女木を曲がらず都内に入らずに千葉に行けるようになったのでそれを試しても

良かったのですが、明日トランプが来るというので都内は警戒ということで、アクアラインも規制予定と

出ていてその詳しい内容が解らずいつどこでどう入口が締まるかも全く予想できません。ですので、ナビの

示す通り美女木に回り、激混みの五号線をのろのろと進みました。北池袋から山手通りC2 環状に乗るわけですが、

ここからずっと地下なのです。大井から地上にやっとでたと思い今までの60Kくらいの速度からやっと高速になるのですが、

アクアラインでまた地下になり、すでに駐車場満車の標識も出ていました。こう見てくるとできてからこの高速道路の欠陥と

非効率さは明らかで海ほたるの構造も設計思想も失敗な印象を受けます。海ホタルはドライブスポットとして人気でいつも

混んでおり、訪れる人は観光地として利用していて端から端まで見て回りたいはずで、それにはこの施設は非効率にできて

おり、真中にあるエスカレーターで見て回ろうとすると行ったり来たり各フロワーを何度も行きつ戻りつして効率的動線を

考慮して作られてないのは明らかです。駐車場の数もろくに備わってなくていつも事故も多く、渋滞情報はここから連絡道路まで

繋がるというのはしょっちゅうです。

 

しかし、ここから千葉に入ると一気に田舎風景になり、今までの都内の渋滞からいきなり千葉の山の中になってしまい、楽しさも

あまり感じない道なのです。さらに途中から一車線の交互通行になり、ノロノロと行かなくてはなりません。

 

それでやっと冨浦に着き、やたらと多い道の駅によることになります。

ただ行くべきところは渚の駅たてやまが最高に整っていてここに行けば自転車も借りられるので市内の観光も

出来るし、水族館のような施設もあり、桟橋も展望台もあります。宿で浜焼きとカニの食べ放題が夕食なので

海産物は食べずスィーツや飲み物くらいで海の物は我慢しました。

 

また行きたいところとしては灯台や岬などの突端です。この千葉の突端に来たからといって見えるのは対岸のような

三浦半島の陸地であり、大島や三宅島などあちこちに陸地が見え九十九里のような太平洋の眺めとは違います。

もうひとつ楽しみにしていたところとして、沖ノ島があります。ここは陸から砂浜でつながった小さな島でぐるっと

一回りでき岩場と砂浜と洞窟まであるという楽しい島めぐりができるところです。夏前ですからキャンプや海水浴の客も

なく、車で近くまで行けて駐車場も豊富でとても良いところでした。

 

気になっていた観光地はあらかた見て後は宿に行くだけとなり、フラワーラインを行きます。と、途中によく見覚えのある

館山リゾートホテルをみてあの寂れたプリズンホテルを思い出したり、バイプレイヤーズなどを思い出し大杉連を忍んだり

しましたが、さらに思いがけないものを発見しました。それは館山アロハガーデンです。先日書いたように家人の

つきあいで見ている『インハンド』のロケ地であの特徴的な温室が見えたのです。

 

ドラマでは箱根にあることになっている紐倉研究所がある巨大温室が見えたのです。もともとどこの施設か撮影協力の

字幕を確認して館山アロハガーデンという名前は確認していたのですが、まさかフラワーラインの真っただ中にあるとは

知らず、そもそも道の駅隣接の施設というのも全く調べてないもののあの建物を見たらどうしても見てみなくては

なりません。引き返して寄ってみると四時半ですでに入場時間を過ぎていて入れませんでした。これは是非あした

寄ろうと思いがけずよいプレゼントを得たような気分にさせられました。

 

 


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