King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

耳に感じる風の記憶

2019年02月06日 10時26分41秒 | ジョギング

猪苗代スキー場から見た猪苗代湖の風景と猫魔スキー場に向かう吹雪の道路。

これらが私に久しぶりに斑尾山から見た野尻湖の風景を見に行く気にさせました。

私の頭の中では山に向かって左が斑尾でいつも届くDMの地図もそのように書かれています。

つまりタングラムが東で斑尾が西というイメージなのですが、地図では野尻湖タングラム、

斑尾という西からの順番です。最寄りのインターも妙高です。ところが、前回の印象では

豊田飯山からすぐ近くに斑尾があり、ナビなどで誘導する野沢温泉に行く国道を通らないで

行く道が一番近く、斑尾からタングラムもベース間が無料の送迎があった時期と無くなって道路さえ

不確かな時期とあり、今期はなくなったレイクビューラインやキングスラロームが復活していたり、

リフト券も斑尾共通の券がついて今までと同じ料金となるなどやっとやるきになったのかという

復活感があります。

 

そして、この間の始めた見た猪苗代湖のあまりの迫力のなさとのんびりとした感じに期待していたものが

はっきりしたような気持になりました。

 

それはアドベンチャーアイルを板を履いたまま平行移動のような山行きをしやっとたどり

着いた雪の間から見た野尻湖を見てその野尻湖に滑り込むかのようにタングラム側に滑り降りることが

出来なかったのですが、今回はそれが可能なのです。

 

レイクビューコースが復活した今、リフトで簡単にこのコースにアクセスできるのでわざわざアドベンチャー

アイルの平行移動をする必要もないのですが、今までは禁断の道のように閉ざされていたものが今期は

その先として用意されたように思い妙にそそるのです。スキー場のコースだけを滑っているとその地形と

距離感がいびつな状況で記憶され、一度林間に入ると途端に方向感覚や地理感を失うことはよくあり、

降雪時には見通しも悪くいくら林間を開放しているからと言ってもそういう山の構造と地理感を持たずに

矢鱈と滑り込むとコース内と言えども遭難したり、木に衝突して死んでしまう人がいるので単に自己責任と

突き放すのでなく、パトロールによる無料の林間ツアーを定期的にやるとかコースの魅力を積極的に

アピールする必要を感じます。

 

ファーストトラックとかキャットツアーとかおざなりで個人のガイドによる雪山ツアーなどは客が

どんな雪面を求めているのか知っているので実に美味しい斜面を案内してくれるのです。ただし、

私のように平日一人だとそういう人を雇うのはかなりの高額となってしまい滅多に参加できません。

 

スキー人口が減った今、ゲレンデ内でもパウダー斜面が残るようになり、タングラムでいえばキングを

抜けたところが一番雪質がよく吹き飛ばされたサラサラ雪が溜まるところです。それが今まではアクセス

できなかったのが今年は滑れるというのも魅力です。

 

ただパウダーの賞味期限は短く、三月に入るともうガリガリのアイスバーンになるところが多く、

今の時期は春節で混んでいてとせっかくのパウダーも年々味わう機会を少なくしているのです。

 

そんな雪山の記憶と寒さの記憶の中毎日のジョギングはつづくのですが、すっかり最近は

ペースが落ちていて走りの効用に結びつくレベルに達するのもわずかとなっています。

このレベルというのは明確に風を切る音として記憶されその速度に達すると体の各部の機能とか

期間のスイッチが入り覚醒する感じがします。まあこれがあるからこの領域に達するために

毎日走っているわけです。この感覚は毎年冬山に行き雪を踏み、粉雪にまみれたいという

気持ちに通じます。まさにこれはChrlenのあの曲のイメージです。

 

but I ran out of places and friendly faces 

because I had to be free

I've been to paaraadise but I've neber been to me

Charlene - I've Never Been To Me (1977/1982)


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