King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

すすきの草原の思い出とマンデリンの香り

2020年09月09日 16時43分17秒 | 珈琲

核のゴミの選定調査に応募する自治体が複数現れるという事態についにという思いと

今起きているポイントマラソンとか持続可給費金詐欺とかと同じ匂いを感じないでも

ないのでした。

 

これは調査を受け入れるという決議を町の議会で決議してそれが了承されると国から

補助金が10数億くるというばらまきの政策です。それでもそんな見せ金でふるさとを

売り飛ばすようなことをする村や町はいないだろうと思われていましたが、ついて

手を挙げるところが出たのです。

 

実際の政策と現在の施設を考えると青森の六ケ所村とか福島の仮置き場の近くとかに

結局なるのだろうと思われましたが、最近の温暖化というのは私たちが思う以上に漁業者に

切実な問題としてのしかかり漁業で食っていけないという村や町は今後増えるのだろうという

何の対策も何の施策のないまま高齢化と過疎化に政府も行政も何のビジョンもなくいつまで

ばらまきの政策で対処療法のようなこととエネルギー政策を中身のないまま放置するのかと

いう感じです。

 

こう涼しくなってくると雪山のこととか温泉のこととかばかり考えがちですが、その前に

秋になるといつも思うこととしてすすきの草原に立つことを思います。それは私がかつて

鉄道会社に勤めていたころいつもお客さんが必ず話す言葉に箱根の仙石原のすすきの草原の

ことが話題に上っていました。それを聞き続けていたので私もそれをみに出かけましたが、

その時には何度目かの仙石原ということもあり、いろいろな名産品やらお土産もひと工夫したり

富士屋ホテルをみたり、その近くで鉱泉せんべいをゲットしたりとお気に入りのコースでも

あるのですが、伊豆半島の高原に行けばもっと広い草原と海とセットの見晴らしとかあまり

有名ではないもののちょっと想像してもすぐに見に行きたくなるような景色があるのです。

 

ネットのSNS映えとか言われていますが、そんな画面に収まりきらない景色というのがあるのも

事実で360度のパノラマとか静止画だけでは紹介しきれない絵というのはあるのです。

 

山の映像もそうで実物の目の前の景色と頭の中のイメージと写真に撮ってみるとつまらない

平坦で奥行きのないものになってしまい全然伝わらないということもしばしばです。

スキー場の景色などもそうです。白一色で実際に滑ってみる景色としたから写真にする景色では

とても表現できないものがあります。

 

それに休憩所で飲む珈琲と薪の燃える臭いとセットにすると記憶には立体的に奥行きを持った

記憶になるのですが、それを言葉で伝えようとしてもなかなか表現のしようもない時間と空間で

これは温泉の臭いと露天風呂の風景と受けている体のリラックス感なども到底い言い表せはしない

のです。

 

囲炉裏や暖炉の脇で飲む珈琲の時間もそうです。それなんかは冬の贅沢ですが、まだ高原に海と

すすきの原を見る贅沢と珈琲を飲むという野点のおいしさなんかもぜひ今週中に出かけられればと

思います。

 

逆に秩父に来る景色というと秩父鉄道と秩父往還と荒川長瀞の眺めが重なるドライブとその後に

突如現れる武甲山の景色とそれを眺めながら入る露天風呂と棚田の風景とか色々と心に沁みるものも

あるのです。秩父に住んでいるとやたらと雲海だとかコスモスとか萩の花とかミューズパークのイチョウ並木とか

上げますが、ドライブとその果てにある景色という物語性をもって考えると秩父というのは実に

面白い地形と景観があちこちにあるのです。ですからこれだけ週末になるたびバイクで通ってくる

方がいるのでしょうし、名水を汲みに来たりお墓詣りだったりと目的も様々で人それぞれの秩父の

楽しみがあるのです。そんな中、コロナで閉まってしまう店や逆に始められたラーメン屋とかまた

新たな面を見せつつある秩父もありでコロナでもこれから秩父に来る人は増えていくのでしょう。

 

そんなことを長く続く香りを持つマンデリン、クィーンスマトラを飲みつつしみじみと思うのでした。


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