King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ステルス化する中華民

2024年02月07日 23時57分00秒 | スキー

10年前の大雪を思わせる5日の雪ですが、また再現されるのなら一週間後にまたドカッと大雪は十分あり得るのですが、既に宿の予約はしており10年前24時間かけて帰ってきたことをあれこれ思い返しつつ草津に行くのでした。昨年の教訓から今回は一人で二泊予約しました。
新しく新設されたパルスゴンドラや寿司ラウンジを見てやろうと出掛けたのです。
もはやゲレンデ的に魅力はないし高速を降りて1時間も走るのは効率悪いにも関わらず、やはり愛する草津からは離れられないということで蟹がないヴィレッジに一人でも予約できたので宿を取りました。今でも1万円以下で一人okの宿ははあるのですが、ヴィレッジの心地よさを標準としてしまうと安くても泊まる気にはならず19000円と割高なのにとってしまいました。とってから春節であのうるさい団体と一緒になるのかと訝る気持ちも沸き上がり、こちらで降った雪が待ち受けていることを思いまた宿に閉じ込められるようなことも懸念しての出発でした。
朝、6時半ごろ秩父を出て丁度高速を降りる辺り通勤の車が多い時間帯ですが、概ね時間どおり3時間で草津到着。途中気になったのは伊香保に行ったときにも思ったのですが、いつも通る道の上に新しい道路があるようなのです。高速道路の延伸のようでもあり気になるのですがナビに出るはずもなく、八ッ場ダムで通行がしやすくなり身近に感じていたところさらに高速が近くなるのであれば大歓迎です。
しかし、今回のパルスゴンドラや
寿司レストラン新設は明らかにインバウンドを狙った投資であり今まであったコースの復活はこれでさらに遠くなったと感じるのでした。到着するとよく晴れた晴天で青と白のくっきりとした世界が広がり体に染み込むような気持ちの良い景色です。
数年前にはゲレンデに明らかにスキー客でない団体がたむろしていたり始めてみる雪に歓声をあげたりする風景がありましたが明らかな外国人観光客とか外国人スキーヤーという目立った人はいない中に地元の小学生の団体や迷彩服の団体が目につくくらいです。
以前はウェアの違いや体格からどこの国の団体かはっきり区別が付いたものです。例えば黒のウェアで無線を持ったグループは韓国と近づかなくてもわかりました。我々世代の人は朝から一日券を買いリフト終了まで滑るのが普通ですが、朝リフト券売場に並ぶのはシニア券を買う人ばかりです。水曜日はシニアディでランチパックが4800円でした。普通の一日券は5400円とまた値上がりしていました。昔は8時から5時までが普通でナイターも毎日あるのが普通だったのですが、2時頃リフトに乗っている人はまばらになってしまいます。シニアの人が一番朝から乗って最後までいる感じがしましたが、それは自分だけかもしれません。朝の雪質の良いときだけ滑って帰るシーズン券の人もいるわけで私のようにひとつのリフトに繰り返し乗る人はまれです。くっきりと元白根やロープウェイ山頂駅が見えあの山のどこから噴火したのかと見つめるばかりです。あの山の上までリフトが動いていたことを思うと今のスキー客では規模縮小はやむを得ないことなのかと考えても仕方のないことを繰り返し思うのでした。
おなり山ヒュッテと青葉山レストランは火曜水曜木曜は閉鎖、青葉山は飲み物だけ提供になっていました。この青葉山のリフト乗り場にはこれより先上級者専用と書かれておりよくある警告ではあるもののその意味を理解できる人間は少ないらしく斜面に立てずしりを付いたまま滑落していくボーダーや板をはずして転倒しそのまま歩いておりるスキーヤーが多くいるのです。火山ロープウェイがある頃はこの青葉山は中斜面で中級者用となっていました。1月など強風でロープウェイが止まることがよくあり2泊しても3日全て全山滑走できるのはまれでした。そんなこともあり一シーズンに何度も通って来たりリフト券とスクールが込みで安かった時代通って来ました。すっかり温泉の虜になり火山ロープウェイがなくてもまた来ることになっていますが、しっかりと元白根の全容が見えるとあの山から滑ってこれたんだと見つめてしまいます。
新設になったパルスゴンドラは思ったよりしたの方からスタートとなっていてなぜかゴンドラは三台くっついてその位置からもう外れたりくっついたりをすることなく固定のようです。それは何のためかにわかには理解できない機構でした。終点はリフトの終点と同じ位置でこれはインバウンド客をジップラインやレストラン天に運ぶためのものでわざわざ板をはずすメリットはかんじず繰り返し天狗の壁を滑るためのものではないと一度しか乗りませんでした。お昼のメニューはカツカレー1500円とまた値上げを感じますが、カレー、ラーメンは1000円でランチ券だけで食べられいるメニューがあり、ランチ券で食事できる体制は保たれているのですが、他ではランチの最低1400円となっていてランチパック券の意味がなくなっている所も多いのです。チェックインの時間を5時と伝えてありましたがリフトが4時で終わり宿に向かいます。するとチェックインはセルフ受付になっていて説明を受けながら機械でチェックインし食事券を受けとり時間はラインから自分で予約しなくてはいけないと随分客に負担のかかるシステムでビジネスホテルのようになってしまったのです。スマホ持参が前提になっていて持っていない人は泊まれなのでしょうか。宿は明らかに以前より混んでおらず快適でした。夜の食事の時には子供連れの喧騒がありげんなりとしますが外国人の会話やグループの喧騒はこの日一切聞くことはなく、それでもチェックインのロビーでは外国語を聞いているのでいるのは間違いないなですがステルス化してるなと感じたのでした。

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