金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

ドラマ:『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』 第4~10話

2024-04-07 19:24:05 | 2024年に見たドラマ

TVerで配信されていたので視聴。

第4話以降を見ても、第1~3話と感想は変わらない(→第1~3話の感想)。

メインキャラクターはみんな面白いし、

竹内結子のファッションも素敵だし、

斉藤由貴演じる真野さんのキャラ&メイクは最高だし、

このころの中川大志くんのビジュアルは爆発している。

なのに…………!!

ひたすらもったいないドラマだった。

見せ方によってはもっとおもしろくなったんじゃないのかな。

最後の第9・10話は爽快さが多少あってよかったんだけども、

それでもやっぱり最初から最後まで一貫して、

「そうはならんやろ」がまとわりついてしまうんだよな……

 

あと、5年前のドラマだからだというのもあるけど、

今放送されていたら叩かれるんじゃない?と心配になるような

おちょくりがあって、微妙に嫌な気分になった。

おそらく笑いどころとして設定されているのであろうやり取りが、

他者を下げることによる笑いなのよ……。

水川あさみ演じる与田ちゃんの描き方には悪意を感じるくらいだし

(キュートさが見えたの、最後だけ)、

与田ちゃん&藤枝くんのいいところも見たかった。

 

いちばんよかったところは、

氷見さんと吾妻議員が不倫関係でも元恋人でもなく、

同志であり、おそらく氷見さんの片想いであっただろうところ。

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ドラマ:『Eye Love You』♯8~10

2024-03-27 19:19:12 | 2024年に見たドラマ

『Eye Love You』♯8~10

 

描けるものだけ描けばいいんだよ……!

自分の強みを自覚してそれを伸ばそう!

できないことにまで手を広げないで……!!

 

という感想しかないラスト4話であった。

 

ラブコメやってた6話までは面白かったのに、

ミステリー要素(?)を中心にしてきた7話から

「無理すんな!」と痛々しさを感じるほどに。

結局、超能力のメカニズムも、それを得た理由も説明できないから、

「この力がもたらす運命を回避しよう! この力を何とかしよう!」

とやってた後半4話が、ただ時間の無駄になっていた。

「ミン・ハナがそう思い込んだ理由はなに?

 なんでその一例だけで、みんな事実だと受け入れてるの?」

という違和感について、説明もされないまま、

「思い込みでした! 別に変えなくてもいい!」

で終わるとは思わなかったよ。

前半のラブコメは面白かったから、最後までそれを通せばよかったのに。

身を引いた花岡の愛も、ただストーリーに都合がいいだけになっちゃって残念。

(「え、気持ちバレてたの!?アワワ」みたいなの、普通あるでしょ!!)

 

そして、私、常に、

「仕事したくない~! 行くの面倒くさい~!」

と思ってるんだけど、このドラマ見て、

「もしかして私、実はすごい仕事人間なのか!?」

と思ってしまった。

というのも、前半から、

「テオ、侑里、いちご農家(※ダメな順)、

 お前ら仕事ナメてるのか!?!?」

と思うシーンがたびたびあったのだけども、

どうも制作サイドはそういう認識がないみたいなんだよね。

SNSで私と同じ感想書いてる人は観測できるのだけども、少数派。

 

このドラマの二階堂ふみちゃんのビジュアルは超好みだし、

花岡くんのキャラ立てとテオ・侑里との関係性はよかったし、

前半のラブコメ貯金が多かったから、全体としては嫌いじゃない。

でも、最初から最後まで一貫して面白いドラマを作るって、

本当に難しいことなんだなあ。

漫画や小説とちがって、作者の一存(あるいは作者&編集者の意向)で

展開を決められるわけじゃないから

ドラマは迷走しやすいのだと聞いたことがあるけど。

 

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ドラマ:『ライジング若冲 「天才かく覚醒せり 完全版」』

2024-03-17 12:49:20 | 2024年に見たドラマ

『ライジング若冲 「天才かく覚醒せり 完全版」』

 

NHKオンデマンドにて。以前から気になっていたドラマ。

伊藤若冲・池大雅・円山応挙って、同時代の画家だったんだ……

というレベルで、美術史のことを忘れていた。

 

岩次郎がのちの応挙であることは、

オープニングで明かさないほうがよかったのでは?

一方的に若冲をライバル視してキャンキャン騒いでいた可愛い子が、

え、応挙だったの!?

という驚きがあったほうがよかった。

 

三人の天才画家の邂逅、芸術家の孤独、絵師と詩才を持つ僧侶の関係……と

好きな要素はたくさんあったのに、

なんだかのめり込めないまま終わってしまったのは、起伏が少ないから?

若冲、実家は太いし、絵でもさほど苦労せずにとんとん拍子に認められていくしな……。

苦労してないから、芸術家としての孤独も感じられず、

だからこそ、岩次郎が言うところの「大典に足下を照らしてもらっている」感も少なく、

二人の絆というか、BL的な恋情も伝わってこない。

急に二人の関係性に言及されて、「え、そうなの?」と戸惑ったくらい。

最後、岩次郎が大雅・若冲を抜いて番付でトップに躍り出たのも、なんで??

という疑問が残る(師と呼べる人を見つけたのであろうが)。

90分の完全版でこれだったということは、

尺に対して要素を詰め込みすぎだったのかしら。

完全版じゃない放送版?はもっと足りない感じがしたのだろう。

若冲の絵の魅力は伝わってきたし、フィクションとして面白いし、

好きな話だったから、もっとじっくり見たいところがいっぱいあった。

 

【その他いろいろ】

・中村七之助に「歌舞伎……私には縁のないもんや」って言わせたの、

 メタなギャグだったのか?

 

・応挙の犬、めちゃ可愛いよね。

 ドラマに出てきた豆柴も、とってもキュート。

 

・終盤の船のシーン、「伏見って言ってるけど、ここ、絶対近江八幡だ!」と思ったら、

 やっぱりそうだった。

 

・店の旦那さんと番頭さんと一緒に流しそうめん食べてる岩次郎、

 奉公人じゃないんか? 

 旦那さんが「絵師にするために預かった」みたいなこと言っていたけど、

 働いてない? 若冲の尾行ばっかりしてるし。

 

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ドラマ:『親バカ青春白書』♯1~7

2024-03-13 15:32:44 | 2024年に見たドラマ

『親バカ青春白書』♯1~7

【Amazonの内容紹介】

「娘が大好きすぎて、娘と同じ大学の同級生になっちゃいました!!」
舞台は、青春真っ只中の「大学」。
女子高育ちの娘が、大学デビューで悪い男に騙されやしないかと心配するあまり、
娘と同じ大学に入学してしまった日本一『親バカ』な父、誕生!!
サークル、合コン、文化祭のミスコン、バイトなど、大学のことある行事に、
娘が心配で首をつっこみまくりながらも、若者の青春に40歳のおじさんが混ざり、
誰よりも青春を謳歌しまくる!!

**********************

ちょっとだけ変人だけども、それなりに実績のある作家で、

なんだかんだ言って娘の同級生たちを気にかけ、

大人として諭したり励ましたりするガタローのキャラクターがよい。

娘のさくらも、父親にちょっとは反発したりもするけども、

基本的には父親思いの優しい女の子。

このメインの父娘のキャラ設定によって、

ストーリーから不快感や説教臭さを排除することに成功している。

 

同級生たちも、最初のほうは「何だこいつ……」と思わせる言動があったのだけども、

最後のほうにはみんな愛しくなっちゃう。

根来、最後まで不憫なやつよ……。

 

髪をポニーテールにしているときの永野芽郁ちゃんが

めっちゃ可愛い。

 

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ドラマ:『Eye Love You』♯7

2024-03-05 23:07:53 | 2024年に見たドラマ

『Eye Love You』♯7

 

前回が「いい最終回だった……」って感じだったので、

あからさまに視聴意欲が下がっている……。

露骨に花岡くんの出番も減ってるしね。

ものわかりよすぎる上に、真尋ちゃんのサポートまでする花岡くん、

聖人君子か?

彼の気遣いや励ましが、それとして受け止められないのが切ない。

職場の女性たちが誰一人として彼に惚れてないのが謎すぎる……。

 

さて、今回のトピックは、

 

・付き合い始めた主人公カップル

・真尋、失恋する

・ヒロインがテレパスの力を打ち明けて、真尋とギクシャク

・ヒロイン、絵本を発見

 

といったところ。

今回はやや散漫な印象だったけど、

「テレパスの力は知られてはならない」ということを

印象づけたかったのかな。

こんなあっさり乗り越えられてしまうと、

切実さも伝わらないように思うけど……

 

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ドラマ:『Eye Love You』♯6

2024-02-27 22:21:37 | 2024年に見たドラマ

『Eye Love You』♯6

 

真尋ちゃんの肉食系女子っぽいところ、見られてよかった~。

すごい足技。

 

ヒロイン、もう少し二人の間で心揺れるのかと思ってたけど、

花岡くんが物わかりよすぎて、6話にしてテオとくっついてしまった。

1話の時点ですでに両思いだった主役二人に、

ここでまたへんな勘違いさせて引っ張るのも興ざめだとは思うし、

邪魔者の振る舞いをさせて花岡くんの格を落とさなかったの、

このドラマの好きなところなんだけども、

もう少し学生時代の話やヒロインと花岡くんの絆は見たかったよ。

一言も思いを口に出すことなく、

最後まで後出しジャンケンの優しさを気づかせないままに

ヒロインの背中を押した花岡くん 愛

顔良し、スタイル良し、頭良し、性格良し、有能で地位もある。

そんな最高の男が負けるのがドラマなのであった。

理不尽!!!!

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ドラマ:『Eye Love You』♯5 & 『不適切にもほどがある!』♯4

2024-02-24 19:31:12 | 2024年に見たドラマ

『Eye Love You』♯5

 

「ヒロイン、ちゃんと仕事しろ~!!!!」と思ったり、

テオや真尋が花岡や先輩に失礼な態度を取るのに

イラッとしたりもするんだけども、

基本は楽しいラブコメ。

まさか、マジ泣きさせられるとは思わなんだよ。

去り際の花岡くんに泣かされて、情緒がめちゃくちゃ。

恋愛は先着順でも努力次第でもないとわかっていても、

ヒロインと手を携えて起業して、会社を支えてきた彼が、

ぽっと出の学生に敗北するの、つらすぎる……。

中川大志くんに可哀想な役が似合いすぎるうえ、

これまでの職場の描写だと、「この会社、花岡なしで回らないでしょ」としか

思えなかったから、余計に気の毒なのよ~。

でも、不憫な彼が「嫌な奴」として描かれず、

公正なままなのはよかった。

そして、すでにヒロインの心がテオに向いてしまっている状況で

悪あがきさせなかったのも。

 

『不適切にもほどがある!』♯4

 

携帯ショップの若井さんまで仲間に入れられてるの笑った。

キヨシがだんだんかっこよく見えてきた不思議。

モテ期が来たのも納得の垢抜けぶりだったし、

急なモテ期に舞い上がっちゃうのも、わかるよ……。

そして白ブリーフ一丁&ギンギラギンにならないムッチ先輩の

微妙なダサさ、好きになっちゃった。

純子ちゃんの淋しさにも心打たれ、

すっかりキャラに愛着が持てるように。

ラスト、渚のおじいちゃんが市郎という展開?

 

おニャン子クラブの歌、今聞くと本当に気持ち悪すぎる。

おっさんが若い女の子たちに歌わせるために書いた歌詞だと思うと、

もっとぞっとするわ~。

当時はあれを許容する空気というか、

何の疑問も持たせないようなムードがあったんだよね……

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ドラマ:『Eye Love You』♯4 & 『不適切にもほどがある!』♯3

2024-02-15 20:53:21 | 2024年に見たドラマ

『Eye Love You』♯4

 

ラブコメであっても、仕事はちゃんとやってくれ!!!

会社でトラブルが発生したのに、デートのために

知らんぷりしているテオにマジで腹が立ってしまった……

 

花岡くん、恋愛モノで「もう恋愛しない」は

「これから恋愛します」の前振りやで……

1話の時点ですでに両想い同然なこの話の中で、

花岡くんが

「ヒロインの心をゆるがしもしない、無駄な当て馬」

にされるのがつらい。

テオとの絡みは可愛かったけども。

 

農園のシーンでキジバトの鳴き声入っていたの、リアルだったわ~。

田舎ではよく聞こえるんだよ、あの声。

 

『不適切にもほどがある!』♯3

 

作劇の巧みさを感じる第3話。

見ているほうが慣れてきちゃって、インパクトもなくなり、

1話ほどの面白さが感じられなくなってきたな……

というところで、「タイムパラドックスでビビビ」という設定の投入。

新たに興味を惹く展開になってきた。

ゲストキャラがロバート秋山・山本耕史・八嶋智人と豪華。

第2話の「ビジネスクラス」が伏線だったとは。

 

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ドラマ:『Eye Love You』♯3 & 『不適切にもほどがある』♯2

2024-02-09 18:48:40 | 2024年に見たドラマ

『Eye Love You』♯3

 

見るのがつらくなってきた……

花岡くん

おなかがすくと怒りっぽくなるヒロインに小腹を満たすものをやり、

わざと後出しでじゃんけんに負けてやり、

常に先回りしてヒロインを気遣ってきたのに、

1話の時点で負けが確定している。

というか、恋愛レースに参加するのが遅すぎる!!

もう3話だよ!? えーん

仁科さんもだが、遅すぎる参戦は当て馬にすらなれず、

ただの賑やかしだよ……

 

1・2話は面白かったのだけれども、今回の3話、

登場人物の振るまいやその関係性の描き方に(制作サイドからの)思いやりがなくて、

(ヒロインもテオも、社会人としてアカンやろ……が多かった)、

4話の予告もちょっとやだな~って感じ。

 

『不適切にもほどがある』♯2・3

 

柿澤勇人の

「耳に心地よいことは言うけど、妻に全然寄り添ってくれないクソ夫」

ぶりがすごい。

2話は笑いは少なめ……と感じたのは、女性にばかり負担が集中するのが

見ていてつらかったからかも。

宜保愛子には笑った。

 

阿部サダヲ、『いだてん』のまーちゃんといい、今回の主人公といい、

ガサツでデリカシーがないけれども、愛嬌のある役が似合いすぎる。

キャラ設定として、愛や情熱をちらりと見せているというのもあるけど、

俳優さんとして持っている愛嬌がすごいんだな。

 

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ドラマ:『Eye Love You』♯1・2 & 『不適切にもほどがある』♯1

2024-02-02 14:39:51 | 2024年に見たドラマ

『Eye Love You』♯1・2

 

中川大志くんが出ているというだけで見始めたのだけども、

テオ役の韓国の俳優さん、とってもキュート。

同じことを日本人の男性がやったら「やばい、近づかんとこ」になる言動なのだが、

たどたどしい日本語とあどけない表情で、やばさが帳消しになっている。

これは設定の妙。

しかし、2話の会社での振る舞いは、

韓国人留学生であるというのを差し引いてもダメだよ……。

 

中川大志くん演じる花岡は、もうすでに当て馬確定しているのだが、

たまに顔が美しすぎる場面があって、まじまじ見ちゃう。

大学時代からの知り合いで、ともに会社を作ったビジネスパートナー、

30歳になるまで男女関係にもならず……って、ときめき設定すぎる。

1話では、ヒロインにもなんとなく彼に思いがありそうな場面もあったし、

1話からテオが押せ押せなので、ストーリーに起伏を作るためにも

ヒロインの心は揺れるほうに展開するんじゃないかしらん。

恋愛ものだし、ミステリー要素だけでは起伏を作るのが難しいだろうし。

 

『不適切にもほどがある』♯1

TVerで『Eye Love You』を見ていた際におすすめに出てきて見たのだが、

思いがけず面白かった。

クドカン脚本なのか~。

道理でテンポもよく、細部にまで目が行き届いている。

昭和のシーン、見ているこっちがハラハラするほど

いろんな点で倫理的にまずい。

そうだよな~タイムスリップしたときに深刻な摩擦を起こすの、

技術レベルのギャップよりもこの倫理観の違いだよな~。

いきなり始まったミュージカルシーンはわけがわからないのだが、

「アブリシメサバ!」の合いの手でめちゃ笑ってしまった。

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