金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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北杜夫 『どくとるマンボウ航海記』

2006-05-13 23:25:50 | 06 本の感想
本の感想99:北杜夫『どくとるマンボウ航海記』(新潮文庫)
★★★★☆

初・北杜夫。
部分的に読んだ作品は多いのだけど、一冊すべて読んだのは初めて。
船で世界をまわった体験をユーモアと脚色を交えながら描いた旅行記。
堅いイメージがあったのだけど、どこまで本当なんだかわからない
コミカルなエピソードの積み重ねに、思わず笑ってしまう。
当時の外国の情勢や風俗、人々の考え方もうかがい知ることができて興味深い。
個人的には熱帯の蝶々の話にハートをわしづかみにされました。
(蝶々好きで、図鑑も持っているのです。特にビジュアル博物館のやつが好き)
のめりこんで一気読みするような話ではないけれど、
短い移動時間にちょこちょこと読み進めて楽しめました。
コメント
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