本の感想102:川上健一『四月になれば彼女は』(実業之日本社)
★★★☆☆
人生のターニングポイントとなった「卒業式の三日後の一日」を
一冊分使って書いているので、ありえないほど事件が連続。
初恋の女の子とのやり取りとか、元クラスメイトたちのちょっとしたセリフとか、
ちょっとだけ胸をつかれるような「いいもの」をところどころで感じるのだけど、
個々のエピソードの必然性は薄い気がする。
実際の生活なんてそんなものかもしれないけれど。
なにせ『翼はいつまでも』が圧倒的だったので、
どうしても比較して見てしまうんだよね……。
読後に知ったけれど、これ、「自伝的長編」なのか。
作家になる云々の、浮いたエピソードの意味がようやくわかった。
その他読了本101:谷川俊太郎訳『マザー・グース (2)』(講談社文庫)
★★★☆☆
人生のターニングポイントとなった「卒業式の三日後の一日」を
一冊分使って書いているので、ありえないほど事件が連続。
初恋の女の子とのやり取りとか、元クラスメイトたちのちょっとしたセリフとか、
ちょっとだけ胸をつかれるような「いいもの」をところどころで感じるのだけど、
個々のエピソードの必然性は薄い気がする。
実際の生活なんてそんなものかもしれないけれど。
なにせ『翼はいつまでも』が圧倒的だったので、
どうしても比較して見てしまうんだよね……。
読後に知ったけれど、これ、「自伝的長編」なのか。
作家になる云々の、浮いたエピソードの意味がようやくわかった。
その他読了本101:谷川俊太郎訳『マザー・グース (2)』(講談社文庫)