金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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9:谷崎潤一郎 『ちくま日本文学14 谷崎潤一郎』

2009-05-18 12:34:44 | 09 本の感想
谷崎潤一郎『谷崎潤一郎 ちくま日本文学14(筑摩書房)
★★★★☆

【収録作品】
・刺青
・秘密
・母を恋うる記
・友田と松永の話
・吉野葛
・春琴抄
・文章読本 抄

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実はまだ「細雪」も読んでいない。
なんとなく手を出せずにいたのだけど、
このシリーズは表記を読みやすく変えているせいか
抵抗なく読める。
ミステリーの色合いを含んだ「秘密」「友田と松永の話」が
おもしろい。
「吉野葛」は、友人とともに吉野を訪れた際の見聞きした
吉野の風物、南朝や義経にまつわる伝説を記したもの。
神秘の吉野! いいなあ。
「文章読本」も良かった。これは仕事に使えそう。
コメント
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