金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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映画:『ゴッドファーザー』

2013-08-20 09:27:22 | 映画の感想
映画『ゴッドファーザー』(フランシス・フォード・コッポラ監督)
★★★★☆

マフィアの抗争が激化するニューヨーク。
五大ファミリーの一つコルレオーネ・ファミリーは、
麻薬に関係する取引を断ったことが原因で、
年老いたドンがタッタリア・ファミリーの襲撃を受け、
重症に。
ファミリーの仕事から遠ざけられ、
自らもその仕事を快く思っていなかった三男のマイケルは、
父を殺されかけたことに怒りを抑えきれず、
取引を持ちかけてきた敵を殺害し、身を隠すことに。
そして父の代理を務めることになった長兄ソニーは、
タッタリアの息子を殺害し、抗争は激化する。

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いわずと知れたマフィア映画。
175分もあるのだが、常に不穏な空気が流れていてハラハラさせられ、
飽きることなく楽しめた。
暴力だけでなく、家族の関係やファミリーの盛衰、
登場人物の感情を描いているのがおもしろさの要因かも。
有能だが実子ではないトムの微妙な立場、
感情的で家族思いであるために命を落とすことになる兄のソニー、
そして父によってファミリーの仕事から遠ざけられていたのに
結果的にドンになってしまう次男のマイケル、
という三人のキャラクターと関係が
ストーリーにきちんと結びついているのがよい。
(しかし最初は家族構成がよくわからず、
 最後のほうにマイケルがフレドを兄だと言い出して
 「ええっ!?」と思った。次兄だったのね……)
セットで4枚借りたので、続きを見るのが楽しみ。


コメント
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