映画『スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐』(ジョージ・ルーカス監督)
★★★★☆
共和国と分離主義者の戦争が各地で続いているころ、
分離主義者のグリーバス将軍に拉致されたパルパティーン議長を
オビ=ワンとアナキンが救出に向かう。
妻・パドメから妊娠したことを告げられ、幸福を感じるアナキンだが
出産によってパドメが死ぬ夢を見る。
実はその正体がシスであったパルパティーンから、
死を回避する強大な力の存在を知らされたアナキンは、
パルパティーンの誘惑と、ジェダイの正義の間で悩み苦しみ、
結果としてダークサイドへと転落してしまう。
*****************************************
正直なところ、エピソードⅠとⅡはそれぞれ一つの作品として
見たときに中途半端で冗長に感じられて、
なぜそんなにファンが多いのかさっぱりわからなかったのだが、
Ⅲはドラマチックでおもしろかった。
ⅠとⅡの中途半端さも、Ⅲのためだったのかと思えるほど。
アナキンの危うさが前期三部作の結末につながっていく過程の
描き方はおもしろくて引き込まれたのだが、
議長と評議会の間で揺れていたところから
その場の勢いとはいえ暗黒面に落ちるところまでの
心情描写が足りなかったせいで、唐突感があった。
なのでアナキンの懊悩よりも、優れた能力の持ち主を
正しい方向へ育てられなかったというオビ=ワンの
うちひしがれる感じに感情移入してしまったな。
アナキンの「I hate you」への返答が
「I loved you」だったところがせつないじゃないのよ。
★★★★☆
共和国と分離主義者の戦争が各地で続いているころ、
分離主義者のグリーバス将軍に拉致されたパルパティーン議長を
オビ=ワンとアナキンが救出に向かう。
妻・パドメから妊娠したことを告げられ、幸福を感じるアナキンだが
出産によってパドメが死ぬ夢を見る。
実はその正体がシスであったパルパティーンから、
死を回避する強大な力の存在を知らされたアナキンは、
パルパティーンの誘惑と、ジェダイの正義の間で悩み苦しみ、
結果としてダークサイドへと転落してしまう。
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正直なところ、エピソードⅠとⅡはそれぞれ一つの作品として
見たときに中途半端で冗長に感じられて、
なぜそんなにファンが多いのかさっぱりわからなかったのだが、
Ⅲはドラマチックでおもしろかった。
ⅠとⅡの中途半端さも、Ⅲのためだったのかと思えるほど。
アナキンの危うさが前期三部作の結末につながっていく過程の
描き方はおもしろくて引き込まれたのだが、
議長と評議会の間で揺れていたところから
その場の勢いとはいえ暗黒面に落ちるところまでの
心情描写が足りなかったせいで、唐突感があった。
なのでアナキンの懊悩よりも、優れた能力の持ち主を
正しい方向へ育てられなかったというオビ=ワンの
うちひしがれる感じに感情移入してしまったな。
アナキンの「I hate you」への返答が
「I loved you」だったところがせつないじゃないのよ。