金木犀、薔薇、白木蓮

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映画:『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃』

2013-08-03 08:14:20 | 映画の感想
映画『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃』(ジョージ・ルーカス監督)
★★★☆☆

多くの星系が共和国を離脱し、分離主義勢力を形成、
共和国は軍隊保有の是非をめぐり、揺れていた。
投票のためコルサントを訪れたパドメ・アミダラは
爆破テロの標的になる。
成長したアナキン・スカイウォーカーは
師のオビ=ワン・ケノービとともに10年ぶりにパドメに再会し、
彼女の護衛につくことになる。
アナキンとともにパドメを狙った刺客を追ったオビ=ワンは、
口を割る前に刺客を殺害した凶器を手掛かりを得て、
一人、惑星カミーノへ向かう。
一方、アナキンは惑星ナブーへ向かうパドメに同行し、
パドメに恋心を打ち明けるが、
ジェダイの掟は恋を禁じていた。

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自分よりも優れた資質を持ち驕るアナキンと、
それをいさめるのに苦心するオビ=ワンの関係だとか、
アナキンの危うさだとかパドメとの禁じられた恋だとか、
エピソードⅠよりおもしろい要素は多かったのだけど、
どうも間延びした印象がぬぐえない……。
後半のバトルシーンなど
「早く終わらないかなあ」と思いながら見ていた。
長いストーリーの中の一部だからなのかしら。
アナキンの母の死や、クローンのもとになった賞金稼ぎの存在など、
ここにそのエピソードを配置した理由があったはずなんだけど、
それが一本の映画の中で伏線として回収されないので
見終わっても散漫な印象だけが残るのであった。
やはり公開順に見るべきだったのか……

傲慢で子供じみているアナキンだけれども、
母親の死にいたる一連のエピソードやパドメとの恋で
悪い印象が払拭されてしまうのは、
やはり美形であることが大きいかもしれない。
そして行動的なヒロインは結果的にトラブルを呼んで
仲間の足を引っ張るのが常だけれど、
パドメは基本的に自分でピンチを切り抜けるし、
行動が理にかなっているので好感度大。


コメント
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