金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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54:多田文明 『悪徳商法 わざと引っかかってみました』

2019-03-02 20:13:40 | 19 本の感想
多田文明『悪徳商法 わざと引っかかってみました』(彩図社)
★★★★☆

【Amazonの内容紹介】

日本はいま“怪しい商法”に満ちている。
相場よりも格安で商品が手に入ると称し、
入札手数料などをかすめとる「ペニーオークション詐欺」、
インターネットのコミュニティーサイトを通じて
ターゲットに接近し、色恋を匂わせ、高額商品を購入させる
「デート商法」、
ありもしないパチンコ攻略法や
インチキビジネス情報を販売する「情報商材商法」…。
それらのうまい話、怪しい話に
あえて乗ってみたらどうなるのか。
『ついていったら、こうなった』でお馴染みの
キャッチセールス評論家が、体を張った潜入取材を敢行。
次々と押し寄せる怪しい誘いにわざと引っかかり、
悪徳業者の手口を丸裸にする!

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おもしろかった。
2010年に
『ついていったら、だまされる』
を読んだときにはそこまでの印象がなかったのだけど、
今回の本はユーモラスで楽しい。
手口はもちろんのこと、そのおかしさを見つけるポイントも
わかって役に立つ。

「芸能人の〇〇さんが、あなたに相談したいそうです」
「未亡人があなたに1億円受け取ってほしいと言っている」
みたいなメールを見て、
「ひっかかる人いるの??」
と思ってたけど、いるから
こういうメールってなくならないんだろうな。
そして「自分はひっかからない」と思っている
わたしのような人間は、そのおごりゆえに
別の形でひっかけられるにちがいない。
気を付けよう。

コメント
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