2021年の映画③:『レンブラントは誰の手に』(ウケ・ホーヘンダイク 監督)
★★★★☆3.5
【Amazonの内容紹介】
現代の若き画商ヤン・シックス氏は貴族の家系に生まれ、
一族の先祖を描いたレンブラント作の肖像画を
代々受け継いできた。
ある日、ロンドンのオークションハウス「クリスティーズ」で
オークションにかけられていた「若い紳士の肖像」を見た彼は、
レンブラントの真筆だと直感して安値で買い取る。
もしその絵が本物なら、レンブラント真筆の作品としては
数十年ぶりの発見となり、真贋論争に美術界は騒然とする。
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映画館にて。
事前に情報を収集せずにフィクションだと思って見に行ったら、
ドキュメントだった。
放題は『レンブラントは誰の手に』だけど、
【1】ヤン・シックスが手に入れた絵が
レンブラントのものかどうか
【2】ロスチャイルド家が手放した絵をめぐる
ルーブル美術館とアムステルダム国立美術館の争い
【3】バックルー公爵が所有して愛玩する絵
の三つが入り混じった構成で(ほとんどリンクはしていない)、
邦題にあうのは【2】と【1】の終盤のみ。
原題の『マイ レンブラント』のほうが内容には合っているけど、
興味を惹くのは邦題のほうだよな~。
最初は構成がよくわからず、疲れていたのもあって
ちょっと寝ちゃった。
【2】の体面とお金のからむ争奪戦、
そして【1】のレンブラントのものか? を
明らかにしていく過程が面白かった。
【3】の「この絵だーいすき💛」な公爵も可愛い。
人を選びそうな映画だけど、結構好き。