金木犀、薔薇、白木蓮

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大河ドラマ「光る君へ」♯3

2024-01-21 20:57:46 | 大河ドラマ「光る君へ」

いやー、すごいな。

シナリオにも演出にも演技にも、どっしりした安定感があって、

安心して見ていられる。

今のところ、個人的な印象では

「いだてん」や「青天を衝け」と同じカテゴリー。

ドハマリするようなキャラクターやストーリーはないのだけども、

作りがしっかりしていて、制作サイドを信頼できるし、

毎回きっちり楽しませてもらえる。

 

今回いちばんドキドキしたのは、まひろの女子社会デビュー。

女子社会に揉まれていない貧乏貴族の娘(ガリ勉系陰キャ)が、

お嬢さまソサイエティにレクチャーなしの単身で飛び込むんだからな!

案の定、空気を読まずに「偏つぎ」で一人勝ち。

古今集をすべて覚えているという家庭教師のセンセに

「すごい、合ってます!」と言っちゃう始末。

勉強嫌いのお嬢様たちに「なに、あの子、おかしくない??」と

ハバにされてもおかしくない展開だよ。

そうならないように、お嬢様のリーダーたる倫子が

空気をコントロールしてるから無事で済んでいるだけ。

この倫子、最初の、

「すごーい! まひろさんは漢字が得意なのね!」

で、

「最初は寛容だけども、許容ラインを超えると、

 攻撃を仕向けてくるクラスの女子ボス」

的な描き方をするのかと思ったけれども、

まひろが彼女について父に語った台詞を見るに、

本当に性格がいいお嬢様なのかな?

居心地はよくないけれど、まひろ自身、

倫子や、あの場所に惹かれる気持ちもある、みたいな。

 

しかし、為時パパ、自分がスパイとして役立たないのに、

意図を明かさず、しかもその素養のない娘を

スパイに仕立てようとするあたり、

本当にこういうセンスがないのよね……

 

【その他いろいろ】

 

・実資もやっぱり職場の女性達を敵に回すのはつらいのね……

 

・兼家パパはマジで謀略の鬼。

 

・赤染衛門、公任、斉信、行成登場。

 テンション上がっちゃう。

 

・実資に「台盤所の女たちを調べよう」と言い出され、

 冷や汗をかく道兼。

 パパの入れ知恵でしのいだものの、今回もかわいそうであった。

 

・黒木華が「はな」ではなく「はる」であることを

 つい最近知った……

コメント
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