金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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1-2:谷口 菜津子『ふきよせレジデンス〈上〉・〈下〉』

2024-01-04 19:27:31 | 24 本の感想
谷口 菜津子『ふきよせレジデンス〈上〉・〈下〉』
★★★★☆
 
【Amazonの内容紹介】
 
「第26回 手塚治虫文化賞」新生賞の著者が描く、
「ひとり」たちの物語。

夢破れ、人間関係をリセットした配達員・リクは
変わっていく周りに焦燥感を覚えていた。
そんなリクの唯一の癒やしは、
ちょっと変わったコンビニに勤めている店員のきらり。
明るくて可愛いギャルのきらりには、秘密があって……!?

これは、 「夢」と向き合い「日々」を思案する、
あるアパートの住人たちの物語。
 
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友人から借りた漫画。
 
優しくあたたかい世界。
登場人物の多くが、配偶者、夢、両親、親友……と
何かしらを喪失しているのだけれども、
その克服に現実離れした都合の良さは感じられず
(解決に無理が生じないラインに問題が設定されている)、
ハッピーエンドを素直に喜べる。
人の善性や、「未来はきっとよくなる」ということを信じたくなる。
 
Amazonの書影が使えなくなっちゃったので、
表紙はタイトルのリンクからご確認ください。
コメント
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