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コニャックのブラックベルベット。ジャックダニエルの蒸留所で黒カビ?

2023-03-09 13:17:25 | 酒の情報(酒エトセトラ)
                          
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ネットニュースで、ちょっとショッキングな記事がありました。





ジャック・ダニエルの蒸留所から漏れ出すカビが地元を汚染し住民は何百万円もの費用をかけて清掃を余儀なくされている

タイトル通り、ジャックダニエルの蒸留所の近隣で、工場由来と思われるカビが標識が見えなくなるくらい繁殖し法廷闘争にまで発展している、という話です。


データソースは海外のようなので確認してみると、イギリスの大衆紙「デイリーメール」の記事のようですね。



内容は同じ。


現状、因果関係が立証されているわけではないようですが、単なる言いがかりでもないようです。
専門家集団の「日本植物整理学会」の質問コーナーでも取り上げられていました






先日某蒸溜所の見学に行ってまいりました。
元々の地形や樹木を極力残しているらしくとても気持ちのいい環境でした。
係の人に場内を案内されてふと気付いたのですが、普段よく目にする広葉樹・針葉樹共、樹皮が黒いのです。
不思議に思い係りの人に尋ねると酵母のせいではないかとのこと。
酵母でどうして樹皮が黒くなるのか教えて戴きたく宜しくお願い致します。


回答は、「恐らく酵母ではなく、カビ」とした上で、こう説明しています。

 しかし、このような例は知られています。フランスのブランデー、コニャック生産地で「ブラック・ベルベット」と呼ばれる黒カビがあり、これは「天使の分け前」と呼ばれるコニャックの蒸気が原因で繁殖するそうです。
 他方アメリカのケンタッキー州で名産バーボンウイスキーの生産が盛んなある地域で、やたらに黒カビが発生し、家具調度、道路標識など至る所で被害が出ており、これは蒸留酒から出るエタノールがカビの繁殖を促しているとのことです。エタノールが多い環境で、屋根の上や建築物の外壁といった日当たりの良い場所で繁殖するカビです。


このQ&Aは2021年7月の登録なので、この頃は既に問題が顕在化しているようです。

これがどこまで一般的な現象なのか、気になります。
また、質問者さんの見たのは恐らく国内の蒸留所で、一般公開しているのはごく少数なので、そこでもこのカビが出ているとするとネット社会の昨今だと見学者の誰かがネタにしそうですね。
蒸留所さんにとっては結構ヒヤヒヤものなのかもしれません。

今度蒸留所に行ったら周囲を見回してみましょう。



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